【増永】 クリスピー・クリーム・ドーナツとの出会いもアメリカだとうかがっています。
そうなんです、私が初めて訪れたお店はシカゴ店で、2000年ごろになります。当時から、クリスピー・クリーム・ドーナツは日本でも話題にはのぼっていて、私自身も興味があったんですね。そこで実際にシカゴまで足を運んでみたのです。しかし残念ながらそのときはまだ、食べる機会はありませんでした。
その半年後、偶然にも私が住む町のほど近いところにオープンしたのです。オープン当時は長蛇の列で、また食べることができませんでした。その1ヵ月後もやっぱり長蛇の列で・・・3ヵ月後、ようやく買うことができたのです。
初めてオリジナル・グレーズド・ドーナツを口にした瞬間・・・あのときの感動は、今でも覚えているぐらいです。これが私とクリスピー・クリーム・ドーナツとの、最初の出会いになります。
● それではその感動の出会いから、どうしてクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンの社長になられたのかその経緯を教えてください。
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンというこの会社には、ロッテとリヴァンプが出資しています。そのリヴァンプの代表である澤田と、私がまだマクドナルドにいた頃に会う機会があったのです。
2001年シカゴで会ったのですが、仕事の話はもちろん経営学などさまざまな話をしました。そのときの話は、非常に印象に残っています。当時、いずれ一緒に仕事ができたら素晴らしいな・・・と思っていたのです。
それから数年後の2006年、ロッテとリヴァンプによって、なんとあのクリスピー・クリーム・ドーナツが日本に上陸するというニュースを受けました。それを聞いて、ついに澤田が動き出すんだなと思っていたんですよ。
そして4月の中ごろ、ある人から私あてに「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンを一緒に経営していく人を探している」という話をいただいたのです。この話をいただいたとき「あまりにも、偶然にしてはできすぎだな」と思い、まずは実際に澤田たちに会うことにしました。
こうして澤田との再会を果たし、一緒にやっていこうという話に展開していったのです。
“このチャンスを逃してはいけない、逃したら後々、後悔する”と感じていたので、私は心を決めました。
後付けにはなりますが、マクドナルドでアメリカに赴任して文化を学んだのも、今となってはグローバル・チェーンであるクリスピー・クリーム・ドーナツのスタッフとの出会いのためであった・・・そんな風に、これまでの経験がすべて今につながってストーリーができているのかなと思っているんです。今では、全部がプラスになっていると強く感じています。