● 新たなアルバイト先での仕事はどのようなことをされていたのですか。
いちばん最初のプロジェクトは「生活予報」という冊子です。来年はどのような一年になるのかといったことを予測する内容ですが、その第1回目でした。「来年はどんな年になると思いますか」と、街でいろいろな職業の方100名にインタビューをして回るんです。
こうしたことをやっていくうちに「情報収集」の面白さを知るようになりました。でもまさかこのときの経験がもとで、それが自分の生涯の仕事になろうとは思ってもいませんでした。
当時は、こんなことがお金になるんだ・・・という印象のほうが強かったんです。
ちょうど経理の勉強を始めたばかりでしたが、小さな会社だったので経理担当者は特に決まってはいませんでした。そこで「経理業務を任せてください」とお願いして総務・経理を並行して仕事をしていました。ここでの経験は、とても勉強になりましたね。
● どのぐらいそちらの会社で働かれていたのですか。
12年ほどお世話になりました。私自身は、ある程度お金を稼げればすぐに自分の会社を立ち上げる予定でした。しかし想像以上に仕事が面白く、さらには社長にも気にかけていただき、起業は当分先となっていました。
その社長から「社長になるって言っているけれど、なにをやるの?」と言われ、「まだ決めていないんです」と答えるじゃないですか。すると「このマーケティング・リサーチの仕事は、資本もそれほど必要ないし、グローバルに見たときに女性でも社長として活躍できる仕事だよ」と言っていただいたのです。
その言葉どおり、確かにその通りかなと思いながらも、気がついたら12年もお世話になっていたわけです。
でもきちんと「とにかく自分でやっていきたいので、いつか辞めさせてくださいね」とお願いはしていましたよ(笑)。
そんなお願いもしていたので、入社後2,3年経った時点で「そんなに会社経営をやりたいのであれば、この会社の役員になりなさい」ということを言われたんです。
役員を薦められたときというのは、まだ若干25歳です。それでも将来の自分の会社のためにも、お言葉に甘えて取締役に就任させていただきました。
【続く:1/7】