● 現在は1店舗でどのぐらいの売上げがあるのですか。
たとえば蔵前店の12月28日一日の売上高は535万円でした。最初の頃は、1日に3万円ぐらい売るのが精一杯だったんですよ。だから当時から考えると、10万円まで行き着くのは相当長い道のりだというイメージがありました。それこそ100万円、500万円なんて想像もできず、物理的にも限界ではないかと思っていたぐらいでした。
それでもいろいろと工夫を凝らし、そしてみんなが一生懸命頑張ると、結果がついてくるものですね。
こうした経験を通して、日々感じることが多々ありました。物事をできるか、できないか―そう捉えるよりも、いかにそれを可能にするために、実行していくか。この一点だけを考えてきたのです。そうするしか選択肢がなかったわけですけれども。
● 現在では277店舗ということですが、なにかターニングポイントとなるようなことはございましたか。
そうですね、特にこれといったことはありませんが、強いていえば「凡事徹底」を心がけていたということでしょうか。誰でもできることではあるけれども、誰もできないぐらいに徹底するということ。
それとやはり1+1=2になるように、人と同じことをやっていれば、人と同じ結果しか出せません。だから自分なりの方法論として、まずは目の前にある壁を越えることを考えるべきだと私は思います。よく考えることが大事なんですね。何事も考えずに動くというのは、非常に効率が悪いですから。
「考える」という行為は普通のことではありますが、360度全体的に考えるだけではなく、さらに720度、もう一度考える。しかも考えただけではまだ終わりではなくて、少し熟成させるんです。時間が経ってくると、考え方がまた変わってきますから。
さらには可能な限り、いろいろな人に聞いてみるのです。そうすると自分とは違う角度から考えた意見を聞くことができます。
自分だけではなく他人にも聞いたところで、もうこれ以上は考えられない。というところに行き着くんですね。あるいはこれだけ考えたし、もし駄目だったらそれはもう仕方がない―そう思えるところまで考えて実行するんです。
ここまですれば、なにも考えずに実行するよりもはるかに違った結果が得られるはずです。
【続く:4/8】