● では高山社長の尊敬している人物を教えてください。
株式会社ミスミの代表取締役社長であった田口さん。ミスミという会社は、金型の商社として購買代理というコンセプトを打ち出されました。結局、私たちの立場と近いんですよ。販売代理ではなくて、あくまでクライアントの購買代理―こうしたこれまでとは逆転の発想に立たれて経営をされていました。
また「営業」専任のポジションをなくして、カタログでの営業方法をとられたんです。こうしたやり方は、ある種コペルニクス的な転換、合理的なんですね。ユーザにイニシアティブが移っている時代、本質を突かれての事業展開だと思っています。
それ以外に人事施策でも非常に革新的なものをうみだし、世の中に発信されていて、イノベーティブな経営を積極的に進められていました。
田口さんの斬新な経営手法に様々な経営者が影響を受けていたのは間違いないですし、本当に素晴らしい経営者だと私は思っています。
● それでは最後に、御社の今後のビジョンを教えてください。
SEMを中心としながら新しいマーケティングを切り開く存在になっていきたいです。
現在、マーケティングの世界は歴史的に大きな節目に立っているように思っています。供給者からユーザへメッセージ発信が一方的だった時代から、メディアへの接触環境の大きな変化に伴ない、ユーザにイニシアティブが移動してきている時代です。当然マーケティングのあり方も変わっていかなければなりません。
マーケティング支援という側から、マーケティング2.0とも言われているこの時代のメガエージェンシーになっていくことが私たちのビジョンです。
またもうひとつの軸であるマーケティングノウハウを活用したマッチングの領域では、介護に限らず色々な産業の支援をしていきたいと考えています。そしてさまざまな産業から必要とされる会社を目指します。
● ありがとうございます。では、読者の方々へメッセージをお願い致します。
「男子、志なくはなまくら刀のごとし」といいますが、いわゆる起業家ではなく、志を業とする「志業家」を目指して皆さん、ぜひ頑張っていただきたいと思います。宜しくお願いします。
【完:9/9】
次号:株式会社アイディーエス 代表取締役社長 熊谷 卓也 氏