● 創業当初、御社ではコンサルティング的な事業内容からスタートされ現在に至っていますが、その事業の変遷にまつわるお話があれば教えてください。
そうですね、2002年の検索連動型広告との出会いが私たちにとって1つのターニングポイントになりますね。
それまではキーワード広告が、全体の売上げの約8割を占めていました。検索連動型広告というサービスはある種キーワード広告に対して黒船的な存在でした。
当時のキーワード広告のバナーは、1回の表示で12円でした。ところがグーグルアドワーズ広告では、1クリックが7円になったのです。つまり1PV12円と1クリック7円では、戦いようがないわけです。
しかもまるで検索結果のように表示されるので、ユーザのクリック率も高く、バナーであるキーワード広告では太刀打ちできない。そんな状況のなかで、これまでやってきたキーワード広告を死守して継続していくか、それとも検索連動型に変えて徹底的に販売していくか―このときが私たちにとって大きな岐路だったと思っています。
● 高山社長が検索連動型広告にジャッジを下す、大きな要因はどのようなことだったのでしょうか。
クライアント側のメリットですね。クライアントの立場に立って考えていくと、やはりコストの件も含め検索連動型の方が良いだろうという結論になったのです。
極論、従来の収入の8割を占める事業が収入ゼロになっても構わないから、キーワード広告から乗り換えることにしました。2002年頃の話になりますが、一気にスタートダッシュをかけたわけです。
業界としては同年7月グーグルアドワーズ広告が登場、12月にはオーバーチュアが登場しました。こうして大きな変革が起こり始めた年に、思い切って私たちも転換したのです。
● 一気に動いた結果、どのようなことを得られましたか。
思い切ってスタートダッシュを切れたことによって、それなりに業界内でのシェアを得られました。そして2003年10月には、オーバーチュアの推奨認定代理店に認定していただけたのです。これがやはり会社にとって、非常に大きかったですね。
この一連の流れを通して、社員に言っていることがあります。自分たちのメインとしている事業に黒船的な存在のものが登場したときには、クライアント側に立って自分たちがどうすべきかを考えるべきだということです。
「アイレップ」―私の代理人という立場でクライアント側のメリットを考え、環境に会社を適応させていかなければならないと思うんです。
その大きな岐路に立ったとき、一気に舵を切れたことが現在の成長に繋がっていると思います。
【続く:4/9】