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経営者向けメールマガジン「プレジデントビジョン」
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2013年1月25日 vol.1188  
Today's President

株式会社アイエスエフネット
代表取締役社長 渡邉 幸義 氏

どんなことが起きても、つぶれない会社作り

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プレジデントインタビュー

どんなことが起きても、つぶれない会社作り


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【増永】 最後に御社のビジョンをお願いします。

会社の大義は、Eco&Employment(E&E)です。

リーマンショックのときには、この大義は中途半端だったなと感じずにはいられませんでした。というのも、IT領域をやって、もしこの市場が狭くなればリストラをしなければならないかもしれないという思考に陥ったからです。リストラは絶対にしないと宣言しているので、自分自身の考え方に矛盾が生じてきていると感じました。なぜそう思うのか、しばらく考えたんです。

結論は、既存事業を中心に考えているからだめなんだ、ということでした。なぜITにこだわってきたのか、急にバカらしくなったんです。そこからはITに固執しない思考を持つようになりました。たとえば今度は貸しタオル屋や福島でパン屋も展開する予定です。カフェもやっているし、ITにこだわらずにいろいろな異業種をやっていこうと決めました。

要は、雇用を守るための事業とは何だろうと考え、それまでは既存の事業の中でどれだけ雇用を生み出していくかということを考え続けてきました。

だけどその思考だけでは、いつか限界がくるんです。IT市場がなくなった瞬間に、雇用を作り出せなくなる。そうすると、これまで自分が宣言してきたこと、決めてきたことがまったく変わってしまう可能性が出てくると。

雇用を生み出すためにどんな事業を展開すべきか・・・発想を逆転させれば、別にITである必要はないことに気付きました。そうすると、事業の多角化になりますよね。

一般的にはできるだけ資源を集中させる、いわゆるコアコンピタンスという言葉がありますが、その真逆をいくことになります。だから私にとってこの展開は、挑戦でもあるのです。

この会社の経営自体も、MBAと真逆です。いわゆる戦力外とされている人たちを積極採用していますから。集中と選択の逆・・・幅広く全てやる、それは雇用のために。雇用の安定を図るためには、衣食住をすべてやって、そして社員が安定していけばいいわけです。

4月2日の朝礼で、私が社員に話したことがあります。それは、1年リスク、3年リスク、6年リスクです。

1年リスクというのは、2013年にはいろいろな問題が起こることを想定して、そのいくつかの問題について説明しました。この問題が起こることで、こうしたことが想定できる。だけど1年後のリスクは、こうした理由によってすべてヘッジできているから、安心してほしい。

3年リスクについては、これは今からヘッジしておかなければならない。だからこういうことをやっていきますよ、と説明。

そして6年リスクは、これから3年をかけてみんなで準備をしていこうという話。

全社員とリスクを共有することで、同時に準備をすることにもつながります。何かあったとき、たとえば震災が起きたからといってリストラを実施するのはおかしい。震災が起こることも含めて考慮して雇用を守ることが本来、企業がすべきことであり、震災が起きたからリストラだなんて、私には単なる言い訳にしか聞こえません。

震災に限らず、経済危機がくることも想定して、今から準備することは重要なことです。これをみんなにメッセージとして送っています。

そのためにはどんな事業を展開するのか・・・先ほど申したような「カフェをやります、貸しタオル屋やります、パン屋をやります」なんて社内で突然言い出したら、普通の社員は「え??」と理解できないと思うんですよ。

さらには、障がい者雇用は5年の間に1,000人にしていきますとか、国内展開を141拠点にして、海外34カ国進出を展開していく。これらを実際に予定しているのですが、これを聞かされた社員は、「社長はとうとう頭が狂ったのではないか」と思うかもしれません。

だけどそれぞれにきちんとそうすべき理由があって、それを社員に丁寧に説明しているので、みんなの理解力は早いです。

この「そうすべき理由」のいちばんのポイントは、「雇用の維持」。今は働けていることにさほど何も感じずにいられるかもしれません。だけど危機になったとき、この方針は社員にとって大きな支えとなります。

実は当社の離職率が2012年の時点で前年に比べ減り、一方で入社の人数が5倍くらい増えているんです。この結果はやはり、会社自体に社員からの信用がついてきている証拠だと思うんですよね。

私は、危機のときこそ会社の信用力が影響すると思うのです。たとえば会社が危機になれば、人は離れていくじゃないですか。いいときに頑張ってない人は、悪くなったときに頑張れるかというと、頑張れません。いつも腕立て伏せをしている人はいつでも腕立て伏せをできるけど、普段トレーニングをしていない人がいざやれと言われても、簡単にできるものではありませんよね。これと同じです。

だからこそ、1年後、3年後、そして6年後のリスクを全社員で共有し、今からできること、準備すべきことを伝えていきます。これを実践していけば、必ずこの会社はさらにいい会社に成長できると思うんです。

● そこまで考えるようになったきっかけはありますか。

就労困難者がいることがきっかけですね。そういう社員がいることで、こちらも普段気付けないような配慮をするようになります。自分自身の中にこうした心が芽生えてくると、会社全体も変わっていく―そう思うんです。

だから今この会社をつぶすわけにはいきません。この会社でしか勤められない人がたくさんいますから。そうすると、今すごく会社は絶好調だけれど、そこに安心していてはだめだということにも気付きます。

普通は絶好調になると、まず経営者は動かなくなりますから(笑)。

そうではなくて、今後に備えて準備・蓄積をしていくことが、多くの雇用を守ることでもあり、私がやるべきことなのです。

どんなことが起きても、つぶれない会社作り・・・私にとって大きな課題でもあります。


【完:5/5】

次号:株式会社エポック・ジャパン 代表取締役社長 高見 信光 氏


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編集後記

昨年の7月にプレジデントビジョンでご紹介した、Terra Motors株式会社の徳重徹さんの著書『世界へ挑め!』が発売されたので早速読みました!

Terra Motorsは2010年4月に設立した電動バイクのベンチャー企業で、2年間で国内トップシェアを獲得し、昨年はベトナム・フィリピンに現地法人を立ち上げるという、大企業ではありえないスピードで成長を遂げています。

まず冒頭に掲げられているのが、「アップルを超える企業になる」という言葉。
思えばこの10数年、こういったスケールの目標をなかなか聞きませんが、本書では地に足のついた形で、日本から世界で勝てる企業を産み出す方法を提示しています。

具体例と経験を基に書かれいるのですらすら読めました!
世界進出を検討中の企業の経営者の方など、ご参考になると思います。

世界へ挑め!いま 、日本人が海外で戦うために必要な 40 の発想
フォレスト出版/ 四六判/ビジネス・経営/1470 円/2013 年 1 月 21 日 発売

 

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代表取締役社長 増永寛之

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株式会社アイエスエフネット


【事業内容】

1. 情報通信システムの設計、施工、保守及びコンサルタント業務

2. コンピュータに関するソフトウェア、ハードウェアの開発、輸入、販売

3. コンピュータシステムの運用、管理、保守の受託

4. コンピュータに関するソフトウェア、ハードウェアのテスト設計・実行及び
コンサルティング

5. コンピュータに関するソフトウェア、ハードウェアにおける検証情報の提供

6. ハードウェア、ソフトウェアの検証用施設、設備、機器の賃貸及び管理

7. コンピュータの操作、プログラム制作等に関する教育事業

8. コンピュータのハードウェア及び周辺機器のリサイクル品の販売

9. 経営及び投資に関するコンサルタント業務

10. 労働者派遣事業法に基づく労働者派遣事業 (般13-304931)

11. 有料職業紹介業務(許可番号:13-ユ-010728)

12. 古物商

13. 損害保険代理業

14. 生命保険の募集に関する業務

15. 前各号に関する一切の業務





【プレジデントプロフィール】

渡邉 幸義
(ワタナベ ユキヨシ)

1963年静岡県沼津市生まれ。

1986年3月武蔵工業大学(現・東京都市大学)機械工学科卒業後、日本ディジタルイクイップメント株式会社(現・日本ヒューレット・パッカード株式会社)入社。

2000年1月にITネットワークに特化した株式会社アイエスエフネットを設立し代表取締役就任。

雇用の創造を大義に掲げ、履歴書を見ずに意欲のある人間を採用することを実践している。

ニート/フリーター・育児や介護従事者・引きこもり・シニアなど就労弱者といわれる層の雇用にも積極的に取り組み、創業12年でグループ会社の社員数は2000名を超える。

また、2008年1月に特例子会社(株)アイエスエフネットハーモニーを設立。社会の常識を覆し、身体・知的・精神障がいのある社員の個々の強みを活かした手法で事業を展開、2年目で異例の黒字転換を果たした。

2020年までに障がい者1000人を雇用し25万円の給料を払うと宣言をしている。



【著書紹介】
『未来ノート』で道は開ける!
(2008年7月、マガジンハウス)

「社員みんなが優しくなった〜障がい者が入社してくれて変わったこと〜」
(2010年10月、かんき出版)

「社長のメモ」
(2011年5月、かんき出版)

「会社は家族、社長は親」
(2011年9月、PHP研究所)

「雇用創造革命」
(2012年3月、ダイヤモンド社)



 






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