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経営者向けメールマガジン「プレジデントビジョン」
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2012年9月28日 vol.1174  
Today's President

株式会社ISOWA
代表取締役社長 磯輪 英之 氏

二番手のままでいるよりは、違う切り口で攻めていくほうが、面白い

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プレジデントインタビュー

二番手のままでいるよりは、違う切り口で攻めていくほうが、面白い


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【増永】 磯輪社長が現在に至るまで、どのような人生を歩まれてきたのか教えてください。

このISOWAという会社は私の祖父が創業した会社であり、子ども時代は父親が社長でした。そこで、住まいも工場の敷地内にあり、子どもの頃から工場で働く人たちと一緒だったんです。

社長の息子ということもあり、小さな頃から「大きくなったら社長になるんだよ」と、みんなから言われていました(笑)。それを聞かされて育った私は、そういうものか―と思っていて、疑問どころか反発もしませんでしたね。

むしろ、大人になるにつれ「社長になるには、どういう道を歩むべきか・・・自分にとって何がベストなのか」を自ずと考えるようになっていきました。

そうして出した答えは、大学在学中に1年間休学して、当時ISOWAが技術提携をしていたアメリカの企業に勤務して経験を積むということだったんです。

予定どおり1年後には日本へ帰国して復学、就職活動時期を迎えました。すぐにISOWAに入社するのではなく、他社で営業経験を身につけたいという思いから商社への就職を決めました。そして5年間勤めて、30歳でISOWAに転職しました。

● ISOWAへの入社後は、すぐに社長就任というわけではないですよね。

はい、まずは一社員として入社しました。たとえば工場の実習や営業、管理、製造・・・さまざまな部署を経て2001年、45歳のときに4代目社長として就任したのです。

● それでは、御社の事業紹介をお願いいたします。

ダンボールに関わる機械製品を製造している、機械メーカーになります。ダンボールというのは、波型に成型された紙の上下それぞれに紙を貼り合わせた3層構造になっています。

こうした仕様の紙を、所定の寸法にカットしたり、ものによっては折り曲げたり切り込みを入れたり、印刷も必要になります。これらを可能とする一連の機械を製造しているのが、私たちです。

そして私たちのお客さまとなるダンボール会社さまは、トイレットペーパーを巨大化させたようなロール状の紙を製紙会社から購入して、それを私たちの機械でダンボール製品にしています。

● 競合他社さんもあるかと思いますが、業界内のポジションや御社の競争優位性などをぜひ教えてください。

国内では三菱重工さんがずっとこの業界を牽引されています。昭和40年代まではその他2社の専業メーカーが続き、その下にISOWAがいるという構図だったのです。

そんな中、父親が代表だった頃にいち早く海外メーカーと技術提携をしたり、機械の電子制御化―いわゆるメカトロ化を推し進めて、徐々に業界内でのポジションを上げていき、専業ではトップメーカーとなりました。今は、三菱重工さんの子会社が最大の競合社となっています。

では三菱重工さんと比較して、どういった点が当社の優位性になっているのか・・・その答えは、細かな技術での話となり、お互いそれぞれに得意分野があるというイメージです。いずれにしても、従来は同じ土俵に立って勝負を挑んできましたが、あるとき「何か違う切り口から、他社にはないものを実現できないだろうか」と考えるようになりました。

今では『スピードと対話』を行動指針として、チームISOWAで三菱重工さんを凌ぐようなアイデアを生み出そうと、まじめに気楽な話をするオフサイト・ミーティングを全社で展開しています。

良い意味でも悪い意味でも明確な差となるのは、大企業と中小企業であるという点でしょう。

たとえば大企業がさまざまな情報を発信しようとしても、大企業だからこその規制が働いてしまうこともあると思うんです。一方私たちの場合はほぼすべて社員の判断に委ねられていて、自由ですから、いろいろなものをオープンにすることで、社員間はもちろん、社外に向かっても、中身の見える化を図るようにしています。これは、中小企業ならではの強みですよね。

競合社が大手企業だからこそ、相手がやりづらい・できないところを、ISOWAは積極的にやっていこうというスタンスです。結局、大手企業と同じ土俵で競争しようとしても、超えることは難しいですからね。二番手のままでいるよりは、違う切り口で攻めていくほうが、面白いじゃないですか。

私たちの商品であるダンボール設備は、お客さまにとっては長期に渡って使っていただく製品です。だからこそ、「この機械は、こういう人たちによって作られているのか」と、理念を共有したISOWAビトを一人でも多く増やして、個人、個人の顔の見える会社づくりを目指しています。そうすることで、ISOWAという会社への信頼感も増してくると思います。


【続く:1/5】


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編集後記
新オフィスへの移転日が11月12日(新オフィスでの業務開始日)に決まりました。内装もほぼ決まり、あとは作ってもらうだけです。

次の内装のコンセプトも宇宙船ですが、雰囲気はガラリと変わる予定です。一ヶ月半なんてきっとあっという間。
楽しみです♪


 

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【事業内容】

「ISOWAが止まれば、世界が止まる」

ISOWAは、世界の物流を支えるダンボールを生産する機械を作っています。

ダンボール製造プラントの開発、製造、販売、メンテナンス全てを手がける、世界にも数社しかないダンボール機械専門の総合メーカーです。

またISOWAは15年ほど前から風土改革に取り組んでおり 「自分と自分の愛する家族のために働ける、世界で一番社風のいい会社」を目指しています。

「ダンボールを通じて世界中に夢を」

働くことと、幸せになることが両立する会社を作る。

この二つが、私たちの根底にある想いです。





【プレジデントプロフィール】

磯輪 英之
(イソワ ヒデユキ)

1955年愛知県名古屋市生まれ
ISOWA(当時磯輪鉄工所)の2代目社長・磯輪英一の長男として生まれる。

1977年、一橋大学商学部4年次に大学を休学し、当時ISOWAと技術提携を行っていた、米国コッパース社で一年間勤務。

1980年、株式会社トーメン(現豊田通商)入社。汎用機械部で機械販売の経験を積む。

1983年に結婚。
同社にて5年間勤務したのち、名古屋へ戻り、1985年、株式会社ISOWAに入社する。

入社以来「典型的な同族中小企業」であったISOWAの業務・風土の改善活動を行い、1998年頃からは本格的に風土改革に取り組み始める。

2001年には代表取締役社長に就任。

以来「世界一社風のいい会社」を目指し、社員とともに奮闘中。




 






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