
人生は全て必然
人生の短い時間の中で、如何に自分の思い通りの人生を送るかが大切です。
流されて生きている人にとっては人生は偶然の産物、しっかりとビジョンを持って生きている人にとっては人生は必然なのかもしれません。

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●2003年9月7日読者数が3万人を超えました。

■これまでの平石社長へのインタヴューはこちら
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【増永】 平石さんのビジョンをお聞かせいただけますか?
【平石】 個人としてのビジョンと、会社としてのビジョンがありますけど、個人のビジョンとしては将来、新しい教育カリキュラムを開発したいと思っています。
自分でリスクを取って何かに挑戦しようという人達を応援したり、それを称えるような価値観がもっと社会的に醸成されていかないと日本は変わらないと思っていて、将来的に日本の価値観を変えていくようなことをやりたいですし、今もその為にやっています。
日本をどういう風にしたらいいかって言うと、可能性に賭けるというか、みんながそれぞれの自己実現のためにチャレンジできる社会にするっていうことだと考えています。
だけど今の日本社会というのは、自分はどういうリスクなら取れるかということではなく、いかにリスクをヘッジするかっていう方向に価値観が向いていますよね。
つまり、勝ちにいくのではなく、負けないようにするというか。
例えば自己破産という制度がありますが、一度失敗したら立ち上がれないわけですよ。
僕はアメリカ崇拝主義者ではありませんけど、アメリカの場合だと一度失敗した人には貴重な経験があって、どうやったらそれを社会に還元できるか、また失敗させたままにしておくのは社会の損失だというような価値観があります。
だから、もう一回トラックに戻すわけですよ。
社会的にそのような価値観があるから、みんなが起業に挑戦したり、優秀な人材が生まれたりするんだと思います。
日本社会を良くしようと思うとやっぱりそういう人達をいかにサポートするかっていう仕組みを作んなきゃいけない。
そういうメカニズムを変えるためには、政治を変えなきゃいけない、政治を変えるということはそういうリーダーを輩出する必要があって、そのリーダーを輩出するには結局、教育の問題に行きつくわけです。
教育で何をするかと言うと、もちろん具体的な技術を教えることも大事ですけど、「価値観」「倫理観」「思想」とか、そういったことが一番重要です。
僕がそういうことをやろうと思って出来ることはないかなって考えると、アントレプレナーシップを育成するような教育的なカリキュラムを作ること、それも座学ではなくて実際にビジネスを興すような人達をどう支援するかみたいなメカニズム。
ですからベンチャーキャピタルとビジネススクールとあとは人間教育みたいなこととが三位一体になったカリキュラムを将来的にやりたいなと思っているんです。
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人生やっぱり時間とお金と、あとは心から信頼できたり尊敬できたり好きだと思える仲間とか友達とか人間関係が大切ですよね。
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会社のビジョンとしては、マーケティング・リサーチをただ単に安く速くというだけではなくて、難しい事を誰にでも簡単に出来るようにしていきたいと思うんですよね。
専門的なことを、ある程度の知識があれば誰でも使いこなせるようにするのがインタースコープとしてのビジョンです。
僕等がやっているマーケティング・リサーチというのは、過去20年30年、何もイノベーションが起きてこなかったような業界なんですよね。
手法もほとんど変わらないで来た。
そこへたまたまITというインパクトがあって急速にメカニズムが変わりつつある分野なんですよ。
だから世の中に新しい価値を生み出していくっていうことが出来るわけですよね。
そこに対して凄い魅力を感じていて、10年後にリサーチという業界を振り返った時にインタースコープという会社があって、こういうビジネスモデルを提唱したり、あるいは、こういう手法を開発したりして、リサーチ業界のメカニズムを変えた会社なんだと言われたい。
今までごく一部の人達しかやってなかった市場調査っていう難しくて地味で「なんかつまんない」みたいな印象がある世界に、もっと日の目を見せるようなことを僕はしたいと思っているんですよ。
あとは、いかにインタースコープという会社で働いた人が満足できるかということですね。
人生は有限ですし時間は大切なんです。
僕等の会社のホームページを見て頂くと、「給料は一部上場企業平均の2倍、休みは1.5倍を目指す会社です」と書いてあります。
今はまだ、それが出来ているかというと出来てないんですけれども、この会社で働いて良かったと思ってもらえることが本当に大切だと思うんです。
人生は凄い短いですから、自分が自己実現に使える時間、それが仕事だったらもちろん仕事でいいんですけど、自分が納得して使える時間というのをいかに、それも若いうちに獲得できるかっていうことを重視しています。
自分でやりたいことをやるためにはある程度のお金って必要になりますよね。
例えば旅行に行きたいと思ってもお金が必要ですし、僕もいろんな国に将来住んでみたいなと思っていますけどお金は必要じゃないですか。
人生やっぱり時間とお金と、あとは心から信頼できたり尊敬できたり好きだと思える仲間とか友達とか人間関係が大切ですよね。
一人で生きていたってつまらないじゃないですか。
だから時間とお金と出会いとかを僕等の会社は大事にしていて企業理念として掲げていて、それを実現していきたいなと思いますね。
● 読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
僕は人生は全て必然だと思っているんですね。
良いことはもちろん辛いことも絶対その先に何か意味があって起きています。
だから、短期的なことだけで考えるんじゃなくて、その先にどういう未来があるのか、神様は自分に何を学べと言っているのかを考えて、その局面を乗り越えれば、きっと将来に繋がって、自分がやりたいことが出来るとそう思います。
一緒に頑張りましょう。
【完:5/5】
次号:株式会社イー・クラシス 代表取締役社長 宮下 崇俊 氏

人を動かすもの 〜誠意〜
「人を動かすもの」をテーマとして「希望」「利益」「恐怖」「義理」を書いた。
第五弾の今回は「誠意」について書こう。
至誠にして動かされざる者は未だこれあらざるなり 「孟子」
紀元前479年、孔子が死んだ。
孔子は中国史上における最初の思想家であり、また最高の思想家でもあった。
孔子の死後、中国は戦国時代に突入し、この世に混乱が訪れる。
当時、中国は政治的にも思想的にも、激動の時代であった。
孔子は「仁」を理想とする儒教を創設したが、時代は「仁」より「力」、「王者」より「覇者」を要請した。
しかし、その死から百年後、孔子の理想復権のために立ち上がった男がいた。
彼の名を孟子(もうし)という。
冒頭の言葉は、彼の著作「孟子」の離婁章句上から抜粋したものなのである。
孟子は孔子の思想を一歩進め、「仁」に代わる最高善として「誠」を掲げた。
そして「誠意をつくせば必ず人を動かすことができる」と断言したのである。
しかし、なぜ孟子は「誠意によって、人を動かせる」と考えたのであろうか?そのロジックを説明していこう。
「孟子」公孫丑章句上からの抜粋である。
例えば、よちよち歩きの幼児が井戸に落ちそうなのを見かければ、誰しも思わずハッとして、駆けつけて助けようとする。
この子を助けたら、親からお礼がもらえるかもしれないとか、人々から褒めてもらおうとかのためではない。
また見殺しにしたら、非難されると恐れているためでもない。
人間は本質として、他人をあわれむ心を持っていると言っているのである。
また彼はこうも言っている。
「孟子」告子章句上からの抜粋である。
人間の本質は、確かに「善」である。
なぜならば、人間は誰でも同情心、正義心、尊敬心、分別心を持っているからだ。
人間は、もともとこれらの心を持っているのに、それに自覚していないだけなのである。
そう、彼によると、人間の本質は善なのだ。
人間は誰しも善意を持っている。
故にこちらが心底誠意を尽くせば、相手の善意に必ず通じるはずなのである。
孟子はこのロジックをもって、「誠意は必ず人を動かす」と考えた。
近年の日本では親が子を殺し、子が親を殺し、少年が少年を殺すといった異常な事件が多発している。
そんな中で、孟子を読み、その考えに触れて、ホッとするのは、私だけではないはずだ。
孟子がいうように、人間には善意があるだろう。
いや、あると信じたい。
こんな世知辛い世の中だからこそ、「誠意が人を動かす」と、私は信じたい。
至誠にして動かされざる者は未だこれあらざるなり
この言葉を愛し、そして、実践した日本人がいる。
幕末の思想家であり、明治維新の精神的指導者でもあった吉田松陰その人である。
彼は誠のために生き、そして誠のために死んだ。
松陰は幕府によって処刑される前日に、政治的遺書を書き上げる。
現在「留魂録(りゅうこんろく)」と呼ばれているものがそれであるが、その冒頭には以下のような記述があるのだ。
(留魂録より抜粋意訳)
昨今、朝廷と幕府の間には誠意が通じないところがあり、非常に残念である。
私は自分のささやかな誠意を幕府に理解してもらいたかったのであるが、幕府に通ずることはなく今日にいたった。
しかし、これも私の徳が薄いためだから今さら誰を咎め、誰を恨むことがあろうか。
松蔭は誠意を尽くしたが、理解されず、処刑されることになった。
しかし、それは自分の不徳の責任であり、誰のせいでもないと言っているのである。
奇しくも、明治維新の最大功労者である西郷隆盛が、松蔭と同様のことを言っている。
以下、明治3年に西郷が語ったという「南洲翁遺訓」からの抜粋。
人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、おのれを尽くして、人を咎めず、自分の誠意の足りないことを考えよ
吉田松陰と西郷隆盛が同じ境地に達していたとは、興味深いものがある。
二人とも実直で、理想が高く、他人にやさしく、自分に厳しい男であった。
さて、今回は「誠意で人は動くか」をテーマに述べてきたが、こうおっしゃる人がいるかもしれない。
結局、松蔭の誠意は幕府に通じなかったではないかと。
確かに松蔭の誠意が、幕府を動かすことはなかった。
しかし、彼の死後、彼の教え子たちが本格的に立ち上がるのである。
久坂玄瑞、高杉晋作、井上馨、山県有朋、伊藤博文、木戸孝允・・・etc.
彼らは松蔭の遺書「留魂録」を回し読みし、奮い立ち、戦いの中に身を投じた。
このことから、松蔭の誠意が彼らを動かしたとはいえないか。
そして、松蔭の教え子の約半数が、維新の戦いの中で、命を落としたという。
そう、松蔭の誠意は、彼らをして死の恐怖までも克服させたのだ。
誠意が人を動かし、さらには歴史までも動かした、良い事例である。
【PV TODAY 増永】

【編集後記】
土曜日、日曜日は役員研修を兼ねて湯河原へいってきました。
露天風呂に入ってゆっくりできてよかったです。
今年は暖かいため紅葉がまだだったのには驚きました。
なかなか普段は気を緩めないみんなも、今回は夜遅くまでテレビを見ながら飲んでいました。
起業してから三年経ちますが、役員でのんびりしたのははじめてでした。

【目標】
2003年11月末までにデザイン・システムのリニューアル。
【ミッション】
プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。
【お願い】
これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!


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