村本建設株式会社 代表取締役社長 村本 吉弘 氏 『 5千数百
億円という多額の負債を抱えて倒産しました 』
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村本建設株式会社 代表
取締役社長 村本 吉弘 氏
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PRESIDENT
2005年06月13日 vol.288

村本建設株式会社
代表取締役社長  村本 吉弘 氏

5千数百億円とい う多額の負債を抱えて倒産しました
 


村本建設株式会社


【事業紹介】


総合建設業

建設工事の企画、設計、施工管理

宅地造成、住宅建設など不動産業務全般

コンサルティング業務全般


建物管理業務


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5千数百億円という多額の負債を抱えて倒 産しました


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【増永】 村本社長の現在に至るまでの経緯について教えてくだ さい。

【村本】 弊社は平成5年の11月に会社更生法を申請 して、5千数百億円という多額の負債を抱えて倒産しました。

当時は同族会社で、私の父親の兄弟が5人でやって いたんです。 3千億円ぐらい売上げがあがっていました。 社員数は2,400名ぐらいいて、中堅のゼネコンでした。

突然平成5年の11月1日に倒産をしたのですが、そ の頃私は取締役の営業部長として東京におりました。 その時はこんなことになるなんて、もちろん知りませんでしたので、今後 どうしようかということで迷いましたね。

けれど、迷ったのは本当に数時間でした。 迷うよりも、なんとかしなきゃ駄目だという気持ちが強かったんです。

自分が今何をすべきなのか。 まずは、会社更生法というものがまったく分からなかったので勉強しよう としたんです。 ところが、今でこそ更生法のことは誰もが知っていますが、10年前は一般 的ではなくて、本屋にもあまり本がありませんでした。

ようやく見つけた本を5冊ぐらい購入しまして、一 晩でほとんど読み切り、なんとなく概要を掴んだんです。

あくる日出勤すると、何も知らない、更生法がまっ たく分からない社員たちがたくさんいるわけです。 まずそうした状況を何とかまとめていかなければ駄目だと。 そして、ビルの1フロアに対策室を設けました。 とにかくできる人間・想いの強い人間を集めたんですね。

こうして集まって一歩を踏み出せたおかげで、私も その後こうして残ることができました。

会社には、管財人が入ってきて作業を始めたので、 権限は全て管財人が持ち、それからもう10年になります。 私は社長になるまで主に営業をやってきました。 東京支店長をやったりもしました。

昨年の6月1日に更生会社の部分と本業の部分とに会 社分割をしました。 法的には私がその時点から社長に就きました。 現在の村本建設はこの日から始まったわけです。 だから、まだわずか8ヶ月ぐらいしか経っていないんですよ。

● 具体的にはどういった 経緯で社長として就任されたのですか。

先ほども申し上げましたとおり、会社更生法申請後 の10年間は管財人が全ての権限を持っていたわけです。 ですから最終的な社長決定権も、管財人にありました。

彼らが何人かをピックアップしまして、そのなかか ら社長を選出する形。 もしくは社員たちに尋ねて決めたというような形で決定したんです。

もともと私は、倒産した同族会社の、当時社長をや っていた人間の息子です。 通常の更生会社の場合はそんな人間が社長になるわけにはいかないんです よ。 普通、追いやられてしまいますからね。 当時は、「なぜまた村本が社長なのか」と社内外ともにいろいろな意見が 出たと思います。

ただ管財人も社員も「村本でいこう」と、推してく れたんです。 私としても、そこまで言っていただいたからには、命がけでやっていこう という強い気持ちで引き受けました。

● 段階を踏んで社長にな られたというよりは、突然現在の状況に置かれたということでしょうか。

そうですね、取締役、常務、そして社長になったと いうわけではないんです。 それまでは、役員でもなく普通の従業員の1人でしたから。

6月に一気に数段ポーンと飛び越えて現在に至って おります。

● 思いがけない抜擢とい う形ですね。

はい、だけどこれまでの10年間、残った社員と一緒 に管理職クラスのようなところでやってきました。 ですから、会社を引っ張っていくという感覚は持っていたかと思います。

地域的な特徴をもつこと で、地元業者のようであり、全国業者のようでもあるという2点をあわせ 持つ会社として確立しています。

● では、御社の事業を 教えてください。

いわゆるゼネコンですから、総合建設業です。 一般的に、あまり良い印象を持っていただけない業界なのは残念ですが、 土木も建築もいろんなことをやっています。

営業所は北海道から沖縄まであって、売上高600億 円クラスの会社ですけれども、全国的な企業としてやっております。 請負高金額から比べますとやや拠店舗が多いかもしれませんね。

● 扱われているものはど ういったものになりますか。

建築では、皆さんがご存知のマンションや福祉施 設、病院などを扱っています。 土木であれば橋やトンネル、下水道など、あらゆるものを取り扱っていま す。

● ゼネコンのなかでどの ような特徴をおもちですか。

ひとつの大きな特徴としましては、600億クラスで やっている会社で本拠地が奈良であるということです。 非常に強みでもあり特徴でもあると考えております。

● 奈良に本社を置くこと でのメリットを教えてください。

奈良でかなりの事業量をやっているので、全国展開 を図るにあたっては奈良を中心に考えることができます。 奈良でのやりとりがあって、それをバックボーンに全国に展開していけま す。

たとえばある企業が奈良に進出したいとなったと き、私どもがだいたい斡旋できます。 こうして、地域的な特徴をもつことで、地元業者のようであり、全国業者 のようでもあるという2点をあわせ持つ会社として確立しています。

● 特に得意分野はござい ますか。

どちらかと言いますと、建築分野の方が得意な会社 です。 建築70%、土木30%というような感じです。 民間と官庁の仕事の割合も70%が民間で30%が官庁の割合となっていま す。

ただ、もともと官庁の仕事を中心に扱ってきた会社 ですので、役所の仕事を経験してきた社員が多いんです。 そういう意味では、民間でも丁寧な仕事をしていこうという精神に基づい てやっています。

そのほかにも手がけているものとしては、医療施設 がわりと多いです。 病院関係や福祉関係とかそういったものは他社よりは多いと思います。 あとは、学校教育施設を多く扱っていますね。

土木で言えば、下水道のことであればほとんどのこ とは取り扱っていますので、私たちの特徴のひとつとして挙げられます。

【続く:1/5】



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