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お客様一人一人が喜ぶような仕事を一生し続けたい
株式会社ネクストの井上社長にインタヴューしてまいりました。
1999年末に井上社長にお会いした際「なるほど、不動産屋さんから掲載料をもらうビジネスモデル、しかも定額制はいい!」と思ったことがありました。
あの頃から同社はさらに成長し、日本最大級の不動産ポータルに成長しています。
ネットビジネスで起業したいと思っている方には必見のインタヴューです。
立ち上げ、そして大きくなるためのノウハウが詰まっています。

●2005年1月26日、「増永読了本コーナー」を新設しました。
●2005年1月20日、『フジサンケイビジネスアイ〜次代を創る〜起業家列伝』に発行者増永と『エントリーライン』が紹介されました。
こちらをご覧ください。
●2004年7月6日、『PRESIDENT INTERVIEW』の記事をドリームゲートへコンテンツ提供を開始しました。
プレビの読者を含め20万人以上へ配信されます。
●発行者増永が2004年7月5日オンエアの文化放送「松本和巳のカイシャをつくろう」に出演しました。
●広告に関してはこちらから
●本編の発行は祝日を除く月・水・金。
PR号(全面広告)の発行は火・木となります。
●2004年12月28日読者数が10万人を超えました。
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【増永】 井上社長の起業の経緯についてお伺いできますでしょうか。
【井上】 1991年に大学を卒業して就職したのですが、就職活動を始めた当初から不動産業界を志望していましたので、ディベロッパー業界でも若くて勢いのある会社であったリクルートコスモスさんに入社させて頂きました。
人にとって住まいとはとても重要な部分であると思っていましたので、この部分でお手伝いをしたいという純粋な想いを持っていたのです。
入社してすぐの頃、私は新築分譲マンションのモデルルームで接客をしていました。
すると、若くて美男美女の素敵なご夫妻がいらっしゃいました。
当時、接客していたモデルルームというのが、いわゆる仮設のプレハブ造りではなく、竣工済みの実物でした。
そちらで接客をしていたところ、たまたまそのご夫婦が私のところにやってきて、「ああ、もうこれだ、私達の理想の住まいはこれです」とおっしゃられ、購入意思を決定されたのです。
そのご夫婦は、それまでマンションをいろいろと回られていたようですが、偶然にも私が接客していた物件をとても気に入ってくださったのでした。
ところが、当時はバブルがちょうど崩壊し始めた91年でしたので、不動産業界の先行きが不透明になっていった時代だったのです。
バブルが弾けたとはいえ、まだその物件は高かったのですよ。
確か、7,500万円ぐらいだったと思います。
お二人で働いていらっしゃるのでそれなりに収入があったようですが、残念なことにローンの審査が通らず、とても落胆されました。
ようやく巡り会った理想の住まいだったというのに、ローンの審査に通らなかったため、あきらめざるを得ませんでした。
ご夫妻があまりにも落胆されているのを目の当たりにして、私はまだ会社に入ったばかりの新人でもちろん会社へのロイヤリティーもあったのですが、それ以上に、目の前で落胆されているお客様を想う気持ちの方が強くなり、もちろん、自社の新築物件もご紹介しましたし、それから中古マンションであっても条件に合うものであれば探してきました。
さらには普通ここまで誰もやらないのですが、他社の新築マンションまでも探してきて、情報提供をし続けました。
情報誌、チラシ、不動産店回りを懸命に続け、私はお客様のために40物件ほどご紹介し続けました。
こんな事を上司に言ったら当然怒られることなのですが、そのご夫妻に限らず住まいを探しているお客様の目的は、会社指定でリクルートコスモスのマンションを買う、ということではなくて、それぞれ自分達の中で思い描いた理想の住まいを見つけることなんじゃないでしょうか?
その目的・夢を実現する為に不動産を見てまわっていて、その条件にあっているかあっていないかが問題であって、であれば別に自社の新築マンションだけでなく中古でも良いのではないか、他社のものでも良いのではないか、そのお客様にとって一番ぴったりの物件をご提供するのが本当の意味での住まい探しのお手伝いではないかと思いました。
最終的には、他社の新築分譲マンションをご購入されました。
当然、上司からは「お前は何をやっているんだ」と怒られました。
そりゃそうですよね。
1円にもならないわけですから。
(笑)ただその時の経験が、今の事業のキッカケになっております。
そのご夫婦はお礼にと、モデルルームまでわざわざ菓子折りを持ってご挨拶に来てくれたのです。
「ここのマンションを買えなかったのは大変残念でしたけれども、井上さんのお陰でそれにかわるような素敵な物件を購入できました」と、「あなたのお陰です、ありがとう」とお礼を言いにきてくれたんですね。
そのときのご夫妻の素敵な笑顔が僕には無上の喜びでした。
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僕の場合は、「お客様一人一人が心から喜ぶような仕事を一生し続けたい」と思ったことが起業の原体験となった訳です。
その原体験があって、お客様達を喜ばせたい、住まいを探している人に、「人と住まいのベストマッチング」を提供したいという想いを持つようになったのです。
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僕の場合は、「お客様一人一人が心から喜ぶような仕事を一生し続けたい」と思ったことが起業の原体験となった訳です。
その原体験があって、お客様達を喜ばせたい、住まいを探している人に、「人と住まいのベストマッチング」を提供したいという想いを持つようになったのです。
しかも100人や200人だけを幸せにするのではなく、出来ることなら1000万人でも1億人でも幸せにしたいと思ったのです。
お客様の住まいを探すために当時あったのが、不動産会社同士が情報交換をする業界内ネットワークや、情報誌、チラシといったものが幾つかあったのですけれども、その情報量は市場にあるはずの情報を網羅しきれていなかったように思います。
そのような環境の中で、お客様にとって一生の買い物をするというのは、大変残念なことだなと思ったのですよ。
中古マンションにせよ他社の新築分譲マンションにせよ、業界に身を置いている私自身でさえ、探すのに大変苦労しました。
私がこの事業を始める前というのは、物件情報が載っているチラシを先輩や同僚に頼んで集めてもらったりですとか、一件一件不動産屋さんに足を運んで、「こんな条件のものを探しています」とまわったりだとか、本業の人間でさえこれだけ苦労しているのだから、お客様はもっと大変だろうということは容易に想像がつきました。
従いまして、この辺の状況を改善しよう、つまりもう少し物件の情報なり、購入に至るプロセスの間で意思決定に必要となる情報なりをエンドユーザーにオープンな業界にしようと思い、今の事業を始めることを決意したのでした。
実は大変残念なことに、私自身は入社後3ヶ月でリクルートに出向転籍になり、不動産とはまったく違う仕事をやりました。
私はそこで新卒採用、中途採用のお手伝い、いわゆる法人向けの採用のお手伝いをすることになり、不動産とは全くかけ離れた部署におりました。
ですから3ヶ月間しか不動産業界を経験することが出来なかったのでした。
その後4年ほどリクルートでお世話になり、1995年に会社を辞めて独立しました。
その動機としましては、不動産業界の情報流通をもっとオープンにするんだということで、その目標を達成できるビジネスモデルをずっと練りに練っておりました。
そして、行き着いたのが「定額制の料金で、不動産会社が使えるネットワーク型のビジネスモデル」というものでした。
私が独立しようとしていた当時は、まだインターネットを知らなかったものですから、思い描いたそのビジネスモデルを実現しようとすると専用回線を広く張り巡らせることが出来るようなキャリア系の会社でなければできないと半ばあきらめかけていました。
ところが、そのような時期、94年の終わりか95年の始めぐらいだったと思うのですけれども、インターネットと出会い「この道具を使えば出来るかもしれない!」と電気が走ったように感じて、95年の夏に会社を退職いたしまして、お金もノウハウもまったく無いままに、ワンルームマンションの一室から始めたというのが創業の経緯ですね。
【続く:1/4】
次号:株式会社ネクスト 代表取締役社長 井上 高志 氏

【編集後記】
次回の増資1億8000万円の目処がつきました。
12月の1億2000万円を加えた合計3億円で勝負します。
6月までに人員も60名体制(現在40名)を目指して採用活動を活発化させています。
ヒト・モノ・カネ・情報、そして知恵をフル活用してがんばります。
もう新しいオフィスがいっぱいになってしまっているので、近隣に分室を借りなければならなくなりました(笑)。
【目標】
2005年6月末までに読者数13万人を超える。
【ミッション】
プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。
【お願い】
これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!
【配信日】
本編の発行は祝日を除く月・水・金。
PR号(全面広告)の発行は火・木となります。
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