株式会社ドリームインキュベータ 代表取締役社長 堀 紘一 氏 『 アントレプレナーに対する敬意 』
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株式会社ドリームインキュベータ 代表取締役社長 堀 紘一 氏
Today's PRESIDENT
2004年04月23日 vol.139

株式会社ドリームインキュベータ
代表取締役社長  堀 紘一 氏

アントレプレナーに対する敬意


株式会社ドリームインキュベータ


【事業紹介】

・ベンチャー企業インキュベーション
・大企業コンサルティング
・外資系企業支援
・技術シーズの事業化
・フィナンシャルアドバイザリー
・経営幹部育成塾 
・セミナー講師派遣

【著書紹介】

超人脈力』(講談社)

   

リーダーシップの本質』(ダイヤモンド社


   

知恵は金なり』(PHP研究所)

   
   

 




アントレプレナーに対する敬意

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お会いしたい方必見!!

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 祝!読者数5万人! ★


本日、プレジデントビジョンの読者数が5万人を超えました。 一年弱でこんなにもたくさんの読者の方に読んで頂けるメールマガジンに成長したことをとってもうれしく思います(笑)。 5月に創刊1周年を迎えますが、これからもがんばって執筆活動をしていきたいと思います。 読者の皆さんと共に成長していけるメディアでありたいです!




『 プレジデントライブ in 大阪 』 開催決定!(参加申込を締め切りました)

日時:4月26日(月曜日)20時〜22時(19時半開場)
場所:新梅田シティ「梅田スカイビル」
    39階スカイバンケット「天風」
参加資格:プレビ読者、参加予定人数25名(ちょっと多すぎちゃったかな)
参加費:7000円(ごめんなさい、増えちゃいました。 )
会の趣旨:発行者・増永が大阪に出張しますので、せっかくですから読者の皆さんと一緒に飲みましょう&読者さん同士の人脈が広がって欲しいです、という飲み会です。 今回は前回の反省を活かして立食パーティー形式です(笑)。 一緒に夜景を堪能しましょう。


●プレビがファン(継続読者)が増えるメルマガ 消えるメルマガ
(高橋浩子著:明日香出版社:1500円+税)で紹介されました。
●プレビに関する記事が日刊工業新聞朝刊に掲載されました(2003年11月19日)
●広告に関してはこちらから
●本編の発行は祝日を除く月・水・金。 PR号(全面広告)の発行は火・木となります。
●2004年4月23日読者数が5万人を超えました。



【増永】 
起業やビジネスに対する日本人の意識についてお伺いできますでしょうか?

【堀】 
私は日本の大多数のサラリーマンは会社のプロだけれども、仕事に関してはアマチュアだと思っています。 同じ会社に30年も勤めているからかも知れませんけれども、営業も経験すれば、人事も経験する、海外勤務も経験するという人がいるわけです。

それで一体あなたは何が専門なんですかということになると、「いやー、○○会社のことなら何でもわかるんですけどね」みたいな人がたくさんいます。 こういう人は転職しようと思ってもなかなか出来ませんよね。

なぜかといいますと、あなたのスキルは何かという質問に対して答えにくいところがあるからなんです。 それが今だいぶ変わってきて、大企業に勤めていても単なるサラリーマンでは駄目だと。

やっぱりそれぞれの専門分野のプロフェッショナルを目指し、誰にも負けない自分ならではの得意技を高めていかないと生き残れないと多くの人が気づくようになってきました。 そういう時代になっているわけです。

また、経営者の中には何でも自分でやろうと思う人もいます。 意気込みはいいんだけれども、はっきりいって何でも自分でやろうという人は、僕に言わせれば経営者ではありません。 それはアマチュアなんですね。 経営のプロフェッショナルとは、いろんな専門的な技に優れた人をオーケストラの指揮者のようにうまくまとめる人なんですね。

オーケストラを指揮して何か素晴らしい音楽を奏でるというように、リーダーシップを発揮して立派な企業をつくるという目的に向ってみんなを動かす。 ある時にはオーガナイザーであり、ある時にはコーディネーターであり、ある時にはプロデューサーであり、ある時にはディレクターであるというような人のことを私は経営者だと思います。

何でもかんでも自分でやろうなんていう人は、心意気は買いますが、そんな人に大きな会社がつくれるわけがありません。 自分ひとりの力ですべてが解決するほど世の中そんなに甘いものじゃないですから。

私はこれからうちのような会社というか組織というか理念集団が必ずいくつも出て来ると思っています。 あと2、3年もすると、弊社のコンペティターになるような会社も出てくるでしょうが、僕は大歓迎なんですよね。

やっぱりそういう仕掛けがこの国にもっと出来ないと、この国に生まれてくるベンチャーの数が限定されてしまいますし、ベンチャーの質も限定されてしまうでしょう。 それは一重にそのベンチャーだけの問題ではなくて、国家的な大問題なんじゃないかと思うのです。

アメリカで100人に「あなたはアントレプレナー(起業家)を尊敬しますか?」と聞きますと90人ぐらいが「尊敬します」っていうんですよ。 ところが日本で同じ質問をすると100人のうち10人ぐらいしか尊敬しないんです。


 
なにもアントレプレナーだけを尊敬する必要はないけれども、もうちょっとそういう人を尊敬してサポートしようという気持ちを国民レベルで持たないとしっぺ返しを受けるのは、結局日本国民になると思っていますね。

これは2つ3つ意味があって、日本人はやっぱりなんだかんだ言って、「お上崇拝」的なところがあるので大臣や代議士や省の局長だといえば偉い人だけれども、会社を経営している人に対しては「どうせ金儲けなんでしょ」というような文化があるんです。

2番目にはですね、「お金儲け」イコール「汚い」とか「欲張り」だと思ってしまうような庶民感情があるんですね。 確かに、汚い事をして金儲ける奴もいれば、お金にうるさくてケチケチしたいやらしい奴もいますよ。

しかしよくよく考えて見て下さい。 スポーツを振興するにしても芸術を振興するにしても、お金がなければスポーツ一つとっても強くならない、芸術一つとっても高いレベルにならないでしょう。

そういう意味では、お金をそんなに馬鹿にするんじゃなくて、要はお金にどういう態度で接するかということが問題になります。 接し方が下品な人もいれば上品な人もいるわけですけど、お金自体は否定すべき存在ではないんですよ。

お金を否定しておきながら、資本主義、自由主義でやるなんてそんな馬鹿な話はないわけなんですが、そのようなお金を蔑視するところがありますよね。 これが2番目。

3番目は、日本ではお上崇拝の文化も手伝い、勉強のよくできる人とかエリートさんが挙って役人を目指してきた歴史があって、民間企業を創業するなんていうのは、あんまり学歴が高くない人達がやるものだと見られてきたことですね。

そうすると結果として、成功した人の中にはあんまり品性がよろしくなくて、ちょっと素直には尊敬できないなという人も含まれることになります。 あの人のお陰で雇用も増えて、税金もたくさん納めてくれているのに、ありがとうと素直に言えないような。 言葉は悪いですけれども成り上がりみたいな経営者が過去にいたために、余計アントレプレナーを素直に評価できない、となるわけです。

今申し上げたような3つの理由で、日本では100人のうち10人しかアントレプレナーを尊敬しないという風土が培われてきてしまったわけです。 そうやってみんながアントレプレナーを軽蔑したら、まともな人がなりたくなくなるじゃないですか。

なりたい人がいなかったら新しい企業が出てこなくて、いずれ先細って駄目になっていくかもしれない大企業に取って代わる企業がなくなるということですね。

大企業の代わりとなるような元気のいい若い企業が出てこなかったら、日本経済全体はどんどん小さくなってゆきます。 今、韓国は面白いですよ。 10年ぐらい前はアントレプレナーを尊敬しますかという問いに対して日本と同じくあんまり尊敬する人はいませんでした。

ところが、今ではアメリカ以上に尊敬する人が多いといわれています。 韓国の世論というか価値観というか、アントレプレナーに対する意識はもう黒から白へ、180度入れ替わるぐらい変わったんですよ。

その結果、韓国では若くて優秀でやる気のある人達が今どんどんベンチャーを始めています。 韓国からはこれからいい企業がたくさん出てきますよ。

だから僕は、日本でもね、なにもアントレプレナーだけを尊敬する必要はないけれども、もうちょっとそういう人を尊敬してサポートしようという気持ちを国民レベルで持たないとしっぺ返しを受けるのは、結局日本国民になると思っていますね。


【続く:4/6】


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welcome mind


経営者に限ったことではないだろうが、上にたつ者は人気者であるに越した事はないだろう。 そのような見地に立ったとき、私がお手本にしている理想の男性像は、福山雅治さんである。

外見も魅力的であることは当然として、さらに人間的魅力もあるところが、女性のみならず男性からも支持される所以であろう。

かっこいいけれど、かざらない

というのが、私が他の人からよく耳にする彼への評価である。 おそらく、かっこいい人がキメていると、同性からは受け入れられにくいのではないだろうか。

私は彼のことを勝手に「福山にいやん」と愛称をつけて憧れているのだが、そんな彼の魅力を私流に言わせてもらえば"welcome mind"を持っていることである。

彼は、話術も巧みで面白いし、経験豊かで話題も豊富なのだが、芸能人にもかかわらず「近寄りがたい」という雰囲気がない。 むしろ「誰でも来いよ」「何でも話ししようよ」というスタンスである。

"welcome mind"とはすなわち、「何でも来いよ」という精神なのだが、この精神を持つことや実践する事はなかなか難しい。

たとえば、相手の女の子が「この犬、かわい〜い」といったときに、「全然かわいくないよ」と言ったり、いかにも口だけだと分かるようなことを言ったのでは、相手と溝が出来てしまう。 この場合、犬嫌いだからといって正直に反応するのはかまわないけれども、心からかわいいと共感できなかった分、やはり価値観に隔たりがあるということである。

だから、どんな話題を振られたとしても「いいねー、俺もそう思うよ」と反応できる人というのは、それだけいろんな経験をしているし、受け入れられる幅が広いという事でもある。 従って、さまざまな人と価値観が共有でき、仲良くなり、人気者になるのである。

単純に考えれば、趣味なり話題なり生活スタイルなりに共通項があって共感しあえるならば、仲良くなれるし居心地もいい。 逆にまったく相容れないならば、親近感は沸かないだろう。

世の中には、いろんな人がいる。 経営者は企業規模が大きくなるに従って、さまざまな価値観を持った従業員達と接する事になるだろう。 だから、多様な従業員達の価値観を理解することができるとか、相手の立場に立って考えることができるような経営者には人望が集まるのである。

また、どうしても受け入れがたいこともあるだろう。 しかし、だからといって些細な事で"welcome mind"が持てなくなるようでは、人間的器はそれまでの人だったということかもしれない。 天下を取った徳川家康の"welcome mind"をご紹介しよう。

家康が二条城に住んでいた頃、家康を誹謗中傷する落書する者が多かった。 部下が犯人を捜査しようとしたところ、家康は「そのままにしておけ、どんなことが書かれているのか見にいこう」といい、実際に見にいった。 そして落書を見た家康はこう言ったという。

今後も落書を禁じてはならない。 この内容は私にとって、みっともないものではあるが、私の心得になることもあるから、そのままにしておけ。 何度でも見よう。

もし自分にとって、あるいは自分の心情にとって都合が悪いものがあったとしても、その良さを見、それを生かしていこうと考える事ができれば、今までの自分にない考え方や能力が身につく。

だから、好ましからざるものであっても、否定したり排除したりするようなことはせず、寛容な心で受け止められるだけの人としての幅や器が必要なのである。

人の心の中には独善的な考え方や主観的な考え方がないとはいえない。 そのような考え方に囚われすぎていると、相手の考えや主義主張を正しく受け止められなかったり、否定してしまったりするだろう。

たとえ自分のほうが正しく、相手のいうことが間違っていたとしても、相手を否定してしまえば、必ず両者の間に壁や溝を作る結果となる。 ただし、間違っている事を受け入れた結果、最悪の事態を招くということが分かる場合には、やはり勇気を持って否定したり、正したりする必要はあるだろう。

だが、相手が余程おかしな人でない限り、或いは自分に大きな影響を与える人でない限り、じっくりと落ち着いて考えてみれば、わざわざ否定したり、対立したりする必要がないことに気づく。

たとえば次のような話もある。

徳川家康が部下たちと話をしていたところ、一人の部下が書類を差し出した。 家康が「これはなんだ?」とたずねると、その部下はこう答えた。

これは私が常日頃から考えていることを書き記したものです。 恐れ多いことですが、もしかしたら殿のご参考になるかもしれないと思いまして、お持ちしたのです。

家康は「それは素晴らしい心配りだ」とほめ、隣にいた腹心の本田正信に、それを一つずつ読ませた。 家康は一ヶ条を聞くごとに「もっともだ、もっともだ」と言ってうなずき、読み終わると「これに限らず、今後も気がついたことがあれば、遠慮なく聞かせてくれ」と言ったので、その部下は非常に喜んだ。

その部下が退席した後、本田正信が家康に対して、「今、読んだ文章には、一つも役立つことはありません。 」と言ったところ、家康はこう答えた。

いやいや、これは彼が精一杯になって書いた文章だから、それはそれでいいのだ。 私の参考になるものではなかったが、思ったことを書きつけ、私に見せようという志は、大変素晴らしいものである。 そのことが役に立てば、用いればよいし、役に立たなければ用いないまでだ。

まず、相手を大いに認めてあげることが大切だ。 そうすれば相手はそれだけで喜ぶ。 逆に言えば、わざわざ相手を不快にさせる必要などないのである。

"welcome mind"を持つことが重要な理由は、人気者になるということだけでなく、自分では自分自身の欠点が分かりにくいということにもある。

部下たちは同僚がいるから、同僚同志、切磋琢磨しあえるため、欠点に気づきやすい。 しかし、私のようなリーダーは、同僚との切磋琢磨がないため、自分の過ちを知ることができない。

だから少しの過ちは過ちと思わず、過ちと思わないから、改める機会を失い、時が過ぎてしまう。 これはリーダーの損である。 故にリーダーにものを言ってくれる部下を大事にしなければならないのだ。

常に"welcome mind"で生きている人には、笑顔な人が多いし、穏やかである人が多いし、話しかけやすい。 従って、そのような人には自然と人が集まるし、人が集まる人にはそれだけチャンスも訪れる。

あなたには、このような"welcome mind"はあるだろうか?自分から壁を作ったり、近寄りがたい雰囲気をかもし出したりしていないだろうか?

経営者として、「誰でも来いよ、何でも来いよ」と受け止められるだけの人間性や対応能力を身につけたいと思う。


【PV TODAY 増永


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【編集後記】

みなさん、おはようございます。 増永です。 お陰様で読者数5万人に一年弱で到達しました。 実は私の当初の計画では「創刊一年で3万人」だったんです(笑)。 だから、ここまで成長できたことに驚いていると共に、ある種の責任感のようなものを強く感じる次第です。 頑張りたいと思います。

それから、私事ですが、今号が20代最後のプレビです。 4月29日が私の誕生日なんですが、30歳になります。

「20代は先行投資」と二十歳になる前から決めていまして、本当に仕事に邁進してきたといいますか、全てを投入してきました。 そうしてこなかったら今がなかったと思います。

次なる30代の私のテーマは「調和」です。

ビジネスモデルばかり考えているような人間ではなく、また趣味が読書としかいえない人間ではなく、さまざまなことに興味を持って、まさにwelcome mindでいろんな人たちと楽しくやれるような人間性を持つことを目指したいと思っています。

なので、プライベートも充実させていきたいですね。 たとえば旅行行くとか、スポーツをするとか。

仕事ばっかりする生活では人間的に偏りがありすぎだなと感じた20代でした(笑)。 でも、精一杯頑張ってすっごくよかったです!


★4月26日から出張でGWもあるということもあり、5月7日号まで休刊とさせていただきます。

【休刊予定日】
・4月26日
・4月28日
・4月30日
・5月3日
・5月5日

【再開予定日】
・5月7日



【2004年のスローガン】

ヤリキリ

【目標】

2004年12月末までに読者数8万人を超える。
2004年12月末までによりクオリティーの高いデザインに変更する 。

【ミッション】

プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。

【お願い】

これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!

【配信日】

本編の発行は祝日を除く月・水・金。 PR号(全面広告)の発行は火・木となります。







プレジデントビジョ
ンに登場した社長へのご質問があれば下記から投稿してください。 発行者が読者の皆様にかわって登場社長に質問いたします。 なお、非常にお忙しい方々だと思いますのでご質問に対しての回答は保障しかねます。 ご了承ください。 なお、質問に対する応えは、メルマガ上か「ご意見・ご感想」による紹介という形でさせていただきます。 (社長への質問とご意見・ご感想を下記から投稿できます)

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発行者 株式会社ライブレボリューション
代表取締役社長 増永 寛之
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