株式会社ライフバランスマネジメント 代表取締役社長 渡部 卓
 氏 『 ワークライフバランス 』
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株式会社ライフバランス
マネジメント 代表取締役社長 渡部 卓 氏
Today's 
PRESIDENT
2004年03月22日 vol.125

株式会社ライフバランスマネジメント
代表取締役社長  渡部 卓 氏

ワークライフバ ランス


株式会社ライフバラン スマネジメント


【事業紹介】


MTOP



MTOPは、社員がプライバシーを守りながらスト レス状況を毎月チェックし原因を探るだけでなく、ストレス耐性を高める 学習メニューなど、メンタルヘルス総合対策コンテンツが使い放題。 月額コーヒーの一杯程度の低価格の固定料金のサービス。 カウンセリングオプションも可能で一流企業38社に全面採用されていま す。


CAS



「CAS」は、従業員が実施したストレスチェック の結果を、企業の担当者がWEB上で縦断的・横断的に解析する事により、 組織のストレス状況を総合的に低コストで診断するクラスタ分析ツール。
 

 




ワークライフバランス



【増永】 渡部 社長の起業の経緯をお伺いできますでしょうか?

【渡部】 
私は現在、プレビの一回目に登場し た西川が代表を勤める株式会社ネットエイジグループの役員を兼務してい るのですが、ネットエイジ自体がインターネットをベースとしたビジネス をいろいろ作っていまして、ちょうど3年ほど前に、ビジネスのネタを探 している中で、ネットを使ったライフサイエンスに着目したのです。

ただ、ネットエイジがライフサイエンスの分野に進 出するチャンスはなかなかなくて、いわゆるバイオ関係みたいなものはド メインの範囲外ですし難しいのかなと。

ただ、ライフサイエンスの中でもメンタルヘルスと いう分野ではITを活用できるのではないかと思いました。 3年前でも当時から企業内でうつ病が増えているだとか、アメリカでも 「ワークライフバランス」という言葉が非常にキーワードになっていると いわれていました。

2000年のITバブルの頂点からガーッとIT関連企業の 株価や業績が落ちてきて、IT企業なんかではメンタル(精神、心)を病ん でしまった人たちが続出したりしました。 優秀なマネージャーやディレクターの中にもバーンアウト(燃え尽き症候 群)してしまう例が見られました。

そんな話を日本でも聞きつつ、以前は僕も毎月のよ うにシリコンバレーに行っていたため、そのような状況をいろいろ見てき たわけですね。 やはりアメリカでも頭脳や技能より最後にモノをいうのはメンタルタフネ スやEQにすぐれた人材なんですよ。

まずアメリカから「ワークライフバランス」という 言葉が出てきました。 仕事とプライベートのバランスを取りましょうということなのですが、例 えばプライベートであれば、自分の信条や家庭や友達や趣味だとか、いろ いろなものを含めて、仕事とバランスかさせていく事が非常に大事だとい うことなんです。

面白いのが資本主義の本山の様なビジネススクール でこの議論が盛んになってきているのです。 まあ、アメリカはやはり健全な面でも方向性をみせるのが早いです。

僕もこれには非常に共感できるところがあったんで すね。 マウスイヤーというかドッグイヤーの中でやってきたので、ここで一つ何 か出来ないだろうかと考えたことがポイントになったと思います。 本件について西川といろいろ相談しました。

僕自身はコーネル大学に人事施策と企業生産性の調 査などで派遣留学もしたこともあり元々興味はあったのですが、過去のキ ャリアは長くマーケティングでしたのでこの分野での経営にはあまり自信 がもてなかったんです。

ところが、西川というのは増永さんもご存知のとお り、「まず、やってみよう」という人間なので、僕は彼に肩を叩かれると いうか背中を押されるような感じではじめたというのが起業の経緯でしょ うか。

起業するにあたって非常にラッキーだったのは、ネ ットエイジの中にプロデューサーという事業企画を進める人たちがいるの ですが、そのうちの一人であるベテランの石上が明るく「一緒にやりまし ょう」と言ってくれたのです。

結局僕一人では事業は出来ませんからね。 その石上と戦略立案ではピカイチの赤井という人間も快く引き受けてくれ て、二人に役員になってもらって取り組んでいます。 二人ともネットエイジの中にあってよくぞあんなに考えもせずに引き受け てくれたなぁと感謝しています(笑)。

ネットエイジ社内からも手を挙げる人が出てきてく れて、西川も非常に応援してくれて、とにかくやってみようというところ からスタートしたのですよね。 資金についてもネットエイジの応援もあり、他の方も株主になってくれた おかげでスタートする事が出来ました。

そういった意味ではスタートまでは順調だったんで す。 スタートの次は「じゃあメンタルヘルスってどうやって事業化するのか、 外部の専門家の協力が必要なんじゃないか」ということになり、ここが一 番苦労したところです。

やっぱりネットエイジという会社はネットベンチャ ーですから、ネットやマーケティングはプロ級でも医学や臨床心理的にも 深い世界があるメンタルヘルスについては外部の人の力を借りずには事業 化できないんです。 ですからまずは、メンタルヘルスに関わる分野で有名な人たちをリストア ップして、そこからアプローチを始めました。

これも非常にラッキーだったのですが、まず日本の トップにアプローチをしようということで心理学やウツや自殺やメンタル ヘルスといった分野で300冊以上の本を書かれておられる早稲田大学教授 の加藤諦三先生の所に行ったらですね、協力に関してとても快く引き受け てくれたんです。

加藤先生はその世界の第一人者でありながらも、や っぱりインターネットの世界についてはあまりお強くないんですよね。

ただ、インターネットがここまで広がってきて、心 理やメンタルヘルスやウツといった問題もインターネットを活用する事に よってもっと予防や啓蒙面で改善していけるし多くの悩む人も救われる、 と漠然に感じていらっしゃったとの事でした。 なにもかも見透かしてらっしゃると感じてその時はゾーッとしました。

それで「じゃあ応援しましょう」という事で、しか も「お金はいりません」とおっしゃるんですね。 やっぱり大物は凄いなと思いましたね(笑)。 もちろん、成功したらしっかり報いたいなと思っています。 口約束で言っておりますが。

これに僕とスタッフは大変感激して、もう鬼に金棒 みたいな感じでした。 それから加藤先生がいろんな第一線の方を次々とご紹介してくださいまし た。 高名な精神科の医師達や臨床心理の専門家であるとか大学の先生だとか。 そんな中でトップクラスの専門家を交えたチームが出来てきたという感じ ですね。

 
成約数も右上がりですので、売上げも毎月純増して います。 また現在は問題はないが、転ばぬ先の杖で当社のサービスを導入いただく ケースも多くなっています。

でもやっぱり形になるには半年くらいかかりました ね。 その間、いろいろサーベイしたり、いわゆるフィージビリティースタディ ーもしました。 業界にどんなプレイヤーがいて、企業でのメンタルヘルスの現状がどうな っているのか、個人の悩みは何なのか、企業の人事や健保や労働組合はど のような問題を抱えているのかですね、どのような問題意識を皆さんがも たれているのか詳しく4名が専任で半年かかって調査しました。

それから半年ぐらいかけて事業計画を練って、その 間にもメンタルタフネス研修では日本の第一人者で、本も何冊か出された り、NHKの教育テレビにも出られていた高杉尚孝さんとかですね、彼から も無償で引き受けていただきました。

こうして綿密な事業計画が出来上がるころ、石上と 後藤というネットエイジの技術部の執行役員をしている人間が臨床心理の 専門家も交えて7人でチームを組んで半年でシステムを作ったんですね。 個人のニーズだとか会社のニーズを全部吸い上げて、それをプログラミン グに落とし込んでいく。

ネットエイジの社内のプログラマー達が日夜、半年 間がんばってくれたおかげで去年の正月くらいに出来上がったわけです。 日本初のメンタルヘルス関連での最高の予防啓蒙のプログラムがこうして 誕生したわけです。

まず、無料でこのシステムを試用していただくとい う形で営業を始めて、次にマーケティングを始めてという形で取り組んで いたところに、日本生命のキャピタル部門子会社のチーフキャピタリスト である池上さんに出会いました。

これも偶然なのですが、僕は法政大学の経営学部で 教えていたことがあって、その時に教えていた学生の何人かが人なつっこ くて卒業後もよくメールとかくれたんですが、そのうちの一人が非常に優 秀で面白い人がいるということである人物を紹介したいと言ってきたので す。 そして、その学生に紹介してもらったのが池上さんだったのです。

池上さんは僕のライフバランスマネジメントという 会社の事を2回くらいお話しただけで、直感的に「これは非常に面白い」 ということで彼の上司の社長も動かして出資を決めてくださったのです。 売上が上がっていない段階で出資をしてくださったという事で、VCさん というのはありがたい存在だなと感じました。

売上も上がっていない段階でビジネスプランを見 て、我々の熱意を感じとってお金を出してくれたわけです。 この池上さんはマーケティングで何冊も本をだしている理論と実践面の両 刀使いで知られた人なのでそのまま非常勤役員になっていただいて、いろ いろ経営上のアドバイスをもらい、またお客様の紹介をいただいたりして います。

そのような色々な方々のご縁とご恩の固まりのよう な形でスタートしました。 営業的には月に二回ぐらいずつセミナーをやっています。 これはインターネットなんかで告知しているんですが、毎回コンスタント に50社以上、月に大体100社以上の企業の人事部ですとか健保、それと労 働組合の方とお会いしています。 ですから、既に450社ぐらいがセミナーに来てくださっています。

そのセミナーでは、大学の先生だとか精神科の医者 の方に来ていただいて、企業のメンタルヘルスの現状について話していた だいたり、このメンタルヘルスの問題を予防・啓蒙する弊社のMTOP(エ ムトップ)やCASというプログラムについてお話しています。

大体2時間半から3時間ぐらいのセミナーなんですけ ど、約450社に足を運んでいただいて、その中から当社のプログラムに興 味を持っていただいた38社の企業に全社員に導入していただいて、運用し ているという形です。 部分運用や試用を含めると140社にご利用をいただいています。

なので、実際に売上が上がり始めてまだ半年ぐらい です。 これからどうなるかというところなんですけれども、メンタルヘルスだと かウツの問題を抱える多くの企業は本当に多く、毎日4〜5社くらいのペー スで引き合いをいただいております。

成約数も右上がりですので、売上げも毎月純増して います。 また現在は問題はないが、転ばぬ先の杖で当社のサービスを導入いただく ケースも多くなっています。

私も週に今は10社ぐらいまわっていまして、現場の 実際の姿を見たり、お話を伺って、さらにどのような対策をとっていく か、実行プランをどうするかというコンサルティング的な仕事をやってい るところです。

私もこの2年で軽く200社くらいは訪問して人事や 産業医と直接メンタルヘルスのお話しをしてますので、企業のメンタルヘ ルスの現実問題と対策案についてはかなりの分量でインプットされていま す。


【続く:1/3】



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