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2012年11月2日 vol.1179  
Today's President

株式会社浜野製作所
代表取締役 浜野 慶一 氏

口数の少ない父が、目をきらきら輝かせて私に話してくれた

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プレジデントインタビュー

口数の少ない父が、目をきらきら輝かせて私に話してくれた


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【増永】 浜野社長がどのような経緯で社長になられたのか、教えてください。

浜野製作所は、私の父親が創業した会社なので、必然的に私が2代目として受け継いだ形になります。

この会社のある墨田区は、東京23区内では大田区についで2番目に工場が密集している地域なんですね。約3,000軒もの町工場が集まっているんです。そして墨田区の町工場には特徴があって、3,000軒のうち約8割が従業員5人以下の小規模零細の事務所。さらに住まいと工場が一体となっているところが多いのです。

私の父が創業した頃も従業員は3人で、父と母を入れて5人の小さな町工場。もちろん自宅兼工場という環境で育ちました。

小学生の頃には親から、「今日は何人か友だちを呼んできなさい」と言われて、友だちを連れて家に帰ると、友だちも巻き込んで仕事の手伝いをさせられたこともありました(笑)。小さいときから自然と家の仕事に携わっていたんですね。

こうした子ども時代を経て、それなりに物心つくようになったとき、ふと思ったことがあったんです。

父親は5次、6次の下請けをずっとやっていました。当然ですが、お客さまの要望や納期は絶対に守り、そのためには休むこともなく朝から晩まで働く父と母・・・そんな二人の姿を見てきて、両親の楽しみや人生の喜びとは一体何なんだろう―と考えるようになったのです。

自宅も会社も同じですから、朝起きて食事を終えれば、もう仕事なわけですよ。夜になって晩御飯を食べて一杯飲んだ後、もしお客さまから急ぎの依頼がくれば、すぐにまた仕事。この繰り返しの日々に、どんな楽しみを見出せているのか・・・私から見たら、両親の仕事にはあまり魅力を感じなくなっていきました。

ちょうど私が大学を卒業する頃、バブル経済の真っ只中で、景気は最高に良い時代だったんです。私もそれなりの企業に就職しようと就職活動を行ない、上場企業から内々定をいただきました。その企業の説明会に参加するため、スーツを着て出かけようとしたある日。

母親にはある程度、自分の進路については話していましたが、一方で職人上がりの父親はそのあたりには無頓着でした。そんな父が、いつもラフな格好しかしない息子が、ここ最近はずっとスーツを着て出かけていることに気付き、「最近はいい格好をして出かけているが、どこに行っているんだ」と聞いてきたのです。

「大学を卒業するし、就職先を考える時期なんだよ。今日も企業に行かなければいけないんだ」と言って、私は家を出ました。

その日の夕方。帰宅すると父親から、「一杯、行かないか」と、飲みに誘われたのです。父親とのさしのみ・・・人生初でした(笑)。

父はもともと福井県の生まれで、品川の町工場で修行をしてからこの会社を創業したんです。技術をつけて創業した経営者で、どちらかというと口数も少なく、技術的なところにはうるさい― 職人気質の父です。そんな父とは家の中にいても、いろいろな話をすることがあるわけもなく・・・いや、正直にいえば話をする機会さえなかったですね。

そういう親子関係でしたが、突然の父からの誘い。朝の一件もあり、おおかた何を話したいのかは予想はついていました。だから私もある程度心構えはできていたのですが、実際にはまったく違う展開だったのです。

● どんな話をされたのですか。

中小企業であることやモノづくりについて、それは奥が深くて楽しい―そんな話をしてくれました。普段は口数の少ない父が、目をきらきら輝かせて私に話してくれたのです。私にとってはものすごく印象的な時間でした。

このときのことが大きなきっかけになり、内々定をいただいていた会社さんには失礼ながらお断り申し上げ、父に自分もこの工場で働きたいということを相談したんです。そうしたら、「うちのような小さい工場では、すぐに使い物にならなければ困る。だから、まずは他の工場に行って一から修行をしてこい」と言われました。

そこで、100人規模の製造会社に10年の予定で修行に行くことになったんです。ただ9年目くらいに父が病気で亡くなり、私は浜野製作所に戻り社長業がスタートしました。

【続く:1/5】


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株式会社浜野製作所


【事業内容】

浜野製作所は「おもてなしの心」をモットーにお客様に高品質の製品を提供する、金属製品の製造会社です。人の体内で使用される医療機器部品や、携帯の基地局で使われるアンテナ部品、海底ケーブルの固定金具など、生活の様々なシーンで活躍する製品を手がけます。

設計開発事業を積極的に推進し、墨田区との電気自動車開発プロジェクト「HOKUSAI」や、深海8,000mを目指す探査艇開発プロジェクト「江戸っ子一号」など、常に会社の新たな可能性を切り開いています。

従業員教育にも力を注ぎ、新たなプロジェクトは若い人材を中心に進め、インターンシップ生の受け入れや、地域の子供たちへのものづくり教育によって社内活性化を図るなど、継続して発展し、スタッフの人生が輝ける場の創造を目指しています。



精密板金・プレス事業部

1..医療機器、半導体製造装置、理化学機器、インプラント部品、ポンプ関連機器、情報通信機器、デザイナーズ商品等のレーザーカット・精密板金加工・アッセンブリ。

2.プレス金型設計および製作。プレス加工。


設計開発事業

1.検査装置や灰皿等の筐体製品の板金設計・製作。

2.その他、イラストやヒアリング、現物を元にした金属製品の製作。




【プレジデントプロフィール】

浜野 慶一
(ハマノ ケイイチ)

1962年東京都墨田区生まれ。
1984年東海大学政治経済学部経営学科卒業。
1984年都内板橋区の精密板金加工メーカーに就職。
1993年創業者・浜野嘉彦氏の死去に伴い、(株)浜野製作所 代表取締役に就任。

産学官交流の一翼を担い、早稲田大学の友成真一教授が指導する「地域を経営する」ゼミの学生を毎年招き、社員との交流を図る。また「フロンティアすみだ塾」で塾頭を務める一橋大学商学部(現明星大学)・関満博教授の協力を得て、産学官連携センターを設置。ゼミ生が立ち上げた「なんでもすぐやる課」を後押しする。

また、ものづくり企業グループによる産学官活動にも積極的に参加し、深海探査ロボット艇開発プロジェクト「江戸っ子1号プロジェクト推進委員会」で副委員長を、「すみだ次世代モビリティ開発コンソーシアム(電気自動車製造)」では副会長を務める。

2011年8月 東日本大震災、復興・復旧に尽力したとして経済産業大臣表彰を受賞。

また、同年に「朝日新聞デジタル」の経営者コラム「仕事のビタミン」コーナーで、半年にわたって執筆。




 






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