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頭の中にしかないアイデアの価値はゼロだ
みなさま、夏休みはいかがでしたか?私は実家の奈良に帰って、ゆっくり読書三昧でした。
7冊も一気に読破できました。
こんなにまとまって読書をする時間が持てるなんて感動的でさえありました(笑)。
奈良から戻ってきた私は徹底して、掃除、掃除、掃除!!!でした。
気持ちよかったです。

●2005年6月30日、読者数が13万人を超えました。
●2005年4月30日(土曜日)22時よりラジオJ-wave(81.3FM)の「daiwa
Make IT 21」にゲストとして生出演しました。
●2005年3月6日、TBSテレビ『サンデージャポン』(10時〜)にて発行者が紹介されました。
●2005年1月26日、「増永読了本コーナー」を新設しました。
●2004年7月6日、『PRESIDENT INTERVIEW』の記事をドリームゲートへコンテンツ提供を開始しました。
プレビの読者を含め29万人以上へ配信されます。
●広告に関してはこちらから
●本編の発行は祝日を除く月・水・金。
PR号(全面広告)の発行は火・木となります。
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『増永読了本コーナー』
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【増永】 新規事業を展開していくにあたり、江幡社長がこれは大切だ。
そう思われることは、何でしょうか。
【江幡】 いちばん重要なのは、「志」「想いを貫くところ」ということですね。
想いの深さがないと、やり抜くことができません。
事前に自分自身で想いの深さを確認します。
そして自分が実際にやるとなったときに、貫けるものなのか。
ここからスタートすればいいのではないでしょうか。
助言になるかどうかは分かりませんが、私自身はこれまでの経験で、こうした想いの大切さを実感しました。
● なかなか思い通りにいかない状況のなか、社内・他のメンバーのモチベーションを上げることが非常に大切だったかと思います。
そのための、江幡社長独自の取り組みはございましたか。
そうですね、私独自かどうかは別ですが、2つあります。
ひとつは精神的なもの。
もうひとつは、実現力だと思います。
何かがあったときに戻るところがあるということが必要なんです。
「これからの社会はこうなっていくから、こういった事業の本質というのは絶対に求められるんだ」そういった志・信念を強く持ち、終始一貫いつもぶれずに。
精神的拠りどころをみんなが持つこと。
何かあったときに議論して、何のためにそれをやっているのか、ということを必ず繰り返しさせて戻るんです。
そして必ず戻ったところには、同じ信念を持った私がいるということが重要だと思います。
しかしそうは言っても、精神的な部分だけでは立ち行かない時代です。
たとえ素晴らしいアイデアを持っていたとしても、それを実現するだけの力が必要になってくるというわけです。
そこで2つ目として実現力をあげました。
なにか課題にぶつかったときに、私自身がその課題を解決してみんなに見せていかないといけないんです。
方向性だけ言って、あとは現場に任せる。
こんな生易しいやり方では、もう乗り越えられない時代だと思っています。
特にインターネットの世界は、鎬を削って何万という会社が非常に速いスピードで動いています。
旧来の、方向性・ビジョンを示して現場に任せるというやり方だけでは、新規事業の立ち上げという分野に関しては、無理だと思います。
だから、私はそのときに収益面、メディア面、財務面、経営面・・・会社にとってのあらゆる課題をほとんどすべて自分で解決してみせるんです。
収益が合わなければ、営業をしてお客さまからお金をいただいてきますし、メディアで人が集まらなければコンテンツを作ります。
こうしたことを見せるといいますか、やってのけることができないと無理だと思います。
もちろん、全てを一人でやり続けるということはないですが・・・。
かといって役職の権威とかは、今の時代あまりないと思いますけどね。
精神的にぶれないところと、具体的にやってみせて実現できるという力を持っていることが、モチベーションを上げる・維持するためには必要ではないでしょうか。
● 先ほど、役職の権威はあまりないというお話がありましたが。
そうですね、社長、部長、課長・・・メンバーから見て上司がいますよね。
昔は権威というものがあったと思いますが、今ではポジションだけになってきているんじゃないですかね。
ですから、精神的なもの・実現力という2つを兼ねそろえていないと、もう完全に見切られてしまう。
そんな時代ではないでしょうか。
● これまでに6つの新規事業を立ち上げて成功を収めていらっしゃるということで、江幡社長の掴んできた新規事業立ち上げのコツのようなものを少し教えてください。
コツですか・・・私も教えてほしいぐらいですね(笑)。
まあ、モチベーションの話と重複しますが、2つのベースがあると思いますね。
先ほど申し上げたように、常に戻れる場所であるような深い志、つまりは「世の中はこうなるから、これから絶対いけるはずだ」そういった自信というか信念になるところをどう見つけるかという点。
そしてもうひとつは、実現する力。
私以外でも、同業他社もしくはその他の業界を見てみると、おそらく2通りの社長がいらっしゃるかと思います。
若くても自分を追い込んで、起業してしまうパターンで、先ほどの2点をやらざるを得なかった人。
そして常に頭に置きながら2つの点で経験をきちんとされてきた方。
この2つのパターンだと思うんです。
どっちが正解かということは分かりませんが、絞ればこのどちらかだと思います。
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現時点で経験がなかったら、それをやれる方向に早めに持っていくことですね。
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● コツとして2点を挙げられましたが、江幡社長がお考えになるポイントというのはございますか。
精神的な面においては、「こうすればいいよ」っていうのが難しいと思いますが、私なりの経験から言いますと、常に考えているということだと思います。
何をやるにもそういう視点をもって毎日過ごす。
仕事をしているとき、お客さまと話をしているとき、こうして取材を受けているとき、すべて、世の中の流れの中でこういうふうになっていくんじゃないか。
そうしたちょっと先のことを常に頭のどこかに置きながら、仕事に当たっていたりすると、閃くというか、このポイントは重要だなということが次から次へと浮かんでくるんですよね。
私自身も20代の頃は、そういった視点を持って仕事をやってきました。
毎日新規事業のアイデアが浮かんできたものです。
もちろん、現在もそうですけどね。
● アイデアが浮かんでからは、江幡社長はどう行動されるのですか。
まずアイデアが浮かんできましたら、忘れずに紙に落とします。
頭の中にあるのでは、価値はゼロです。
紙に書くことで、価値が10%ぐらいになるんです。
これはとにかく、癖付けなければなりませんね。
書こうと思っても、なかなか書けるものではありませんからね。
あのアイデアは自分が持っていたのに・・・というような人をよく見受けられますが、それではアイデアとしての価値はゼロです。
● では、実現する力というのを身につけるために、何かアドバイスはございますか。
これに関しては、もうやるしかないですね。
現時点で経験がなかったら、それをやれる方向に早めに持っていくことですね。
もしくは自分を追い込んで、やらなければならなくしてしまうかのどちらかでしょうね。
● 江幡社長ご自身の強みを教えていただけますでしょうか。
あんまり自分で言うのも、説得性がないような気がしますが(笑)。
強みってあんまりないような気がするのですが、強いて言えば、逃げないことですね。
● これまでに、逃げたくなったことはございますか。
もしくは、この状態はけっこう危険だな・・・とか。
実はあんまりないです。
常に前向きに捉えているといいますか、頑固といいますか。
● 追い込まれるということはあるのですか。
普通の方の感覚で言えば、かなり追い込まれている状態というのは、経験していると思いますよ。
ただ、自分ではそう思っていないという感じです。
周りのみんなは死にそうな顔をしているのに、周りから見た私は「何でそんな顔してるんだ?」って感じでしょう。
性格的な部分で社長に向いている方って、きっとすごい細かい面と、ずぼらな面の両方を持っている人だと思うんです。
私はそう思います。
【続く:3/4】
掃除徹底
増永です。
こんにちわ。
夏休みを終えた私が最初にやったことは、会社内の掃除でした。
それも一日中かけて徹底的にです。
昨年の10月に移転してから多忙であったこともあり、オフィス内の配線がきっちりなされていないところがありました。
そこを通るたびにLAN線で足を引っ掛けるという有様でした。
この問題については半年以上も前から認識していたものの、誰も改善する人がいませんでしたので、私自らOAフロアとなっている床板をあげ、配線もし直しました。
そんな私を見て、周りのメンバーも率先して手伝ってくれたおかげで、半日で見違えるような状態になりました。
「せっかく」ということで、トイレや棚も含めて掃除をしました。
その後、全員で取り組んだこともあり、たった一日でオフィスの隅々まできれいになりました。
現在、弊社が入居しているビルは昨年の10月に建った新築ビルです。
従いまして、今回の掃除はなくとも、それなりにきれいだったと思います。
実際、清掃サービスも利用していますし、役員も含め社員が毎日掃除を交代でやってくれています。
実は、前に利用させていただいたオフィスは民家の中にあり、築年数もそれなりでしたので、今のような環境とは違っていました。
「神田川」とまでは言いませんが、「ITベンチャー」のイメージよりは「内職工房」のほうがしっくりきたかもしれません。
そのような建物で、使用させていただいてから3年ほど経つと、私たちの使い方が悪かったことと掃除をほとんどしなかったせいで、汚れがひどく目立つようになっていました。
トイレはカビ放題です。
丁度この頃、私はGMOインターネットの熊谷社長のブログ(クマガイコム)を読んでいました。
するとイエローハットの鍵山相談役と熊谷社長が掃除をしているではないですか!
(お掃除の模様が見れますよ!)
私は、経営者となって3年以上を経過して初めて、掃除の大切さを痛感したのでした。
そして、私の手は雑巾を握り締めたのでした。
トイレ掃除はそれまでの自分の心の汚れた部分をピカピカに磨き上げる作業に思えました。
(当時書いたコラムはこちら)
鍵山相談役の著書『凡事徹底』(鍵山秀三郎著:致知出版社:1050円:そういえばこの書籍は、トイレ掃除のコラムを書いた際に、プレビ読者の方から「是非読んでみてください」とオススメされた本でした。
ご推薦してくださりありがとうございました)にはおもしろい事例が紹介されていました。
要約して紹介します。
温泉ホテルに泊まっていた際、お風呂場で自分が使った腰かけの上にちゃんと洗い桶を伏せておき、湯船の中に入って見ていると、新しく入ってきた人はみんなそろえておいたところにいきます。
散らばっているところにはいきません。
それでいて、元に戻すかというと、散らばらせたまま出ていきます。
人は、整理整頓されているきれいなところにいくものです。
おそらく男性用の公衆便所で3つの便器がある場合、ひどく汚れている便器よりも多少はきれいなところを多くの人が使うでしょう。
実際、私が配線し直した通路を通る人は少なく、線で足を引っ掛けることを嫌ってみんな避けて通っていました。
もしも、そこを通れば最短時間で目的の場所に到達できる場合であっても。
配線し直した後は、みんな気軽にそこを通るようになりました。
これは経済上も十分に応用できるケースです。
街と街の間を最短距離で結ぶ道があったとしますよね。
その道が薄暗くてゴミゴミしていると、人はそこを避けるでしょう。
実際にそのような場所は犯罪率も高いと思います。
そんな場所を徹底的に掃除して、明るくしたならば、人は安心してそこを通ります。
最短距離で結ばれているわけですから、効率もよく経済的にもよいわけです。
『夢をかなえる「そうじ力」』(舛田光洋著:総合法令:1260円)には犯罪の多さで悩んでいたNYの地下鉄の例が紹介されていました。
1980年代のNYでは「旅行者はNYの地下鉄には絶対に乗るな」といわれていたそうです。
重犯罪が多発していました。
この問題の抑制のためにラトガース大学のケリング教授は「地下鉄の落書きを徹底的に消すこと」という提案をしました。
ちなみに地下鉄の車両は6000もあったそうで、すべてを消すには5年もかかったのです。
しかし、その後の結果としてはなんとNYの地下鉄の重犯罪事件は75%も激減したそうです。
私は、ゴミ問題についてシビアに考えています。
ローマ帝国が滅亡した理由の一つに「ゴミ問題」が挙げられます。
帝国の財政が破綻し、市民のモラルが低下したために放置されたゴミを処理できず、人間が住める都市ではなくなってしまったのです。
120万人住んでいた都市ローマは、帝国滅亡後、3万人都市となり、中世には1万人都市にまでなりさがりました。
「たかがゴミ」と侮るなかれ。
ゴミを放置するようではあなたの会社も滅亡します。
また、ゴミの法則として、「ゴミはゴミを呼び集める」があります。
駅前に停められていた自転車を見ると、カゴにゴミが溢れている自転車と、そうでない自転車の差は歴然です。
つまり、カゴに一つでもゴミが入っていると、人間は「ここに捨てても良いのだ」と、どんどんその自転車のカゴにゴミを捨てていくのです。
たった一つのゴミが呼び水となって、ゴミが溢れてしまう。
この状況を無くすためには、一人ひとりがゴミをきちんとゴミ箱に捨てる必要があるわけです。
一人の意識だけの改革ではなく、社会のすべての人の意識改革が必要となるのかもしれません。
少なくとも弊社ではこのような状況を放置するつもりはありません。
同著はディズニーランドの清掃の例も挙げています。
一番印象的だった部分をご紹介します。
夢の国にはゴミなんて落ちているはずはありません。
ゴミからはマイナスエネルギーが出ていますから、そこに天使は舞い降りることはできません。
私はこの部分を全社員の前で発表しました。
そして次のように述べました。
「理想の企業(弊社が目指す目標です)」が汚いはずはないですよね。
だからこれからは「掃除徹底」です。
さらにマネージャークラスに対して呼びかけました。
これからは毎朝、「部下」の机の上を雑巾がけしましょう。
こういって早速その日のうちにマネージャークラス全員(10名)に私のポケットマネーで購入してきた雑巾に「高木 ありがとうと言いながら」というように一人ひとりの名前をマジックで記してプレゼントしました。

みんなにとっては「マイ雑巾」となるこのプレゼントを嬉しそうに受け取ってくれた笑顔が印象的でなりませんでした。
やはり、部下が上司の机を拭くのではなくて、上司が部下の机を拭くほうがいいと思います。
なかなか毎日の感謝を口に出すことができないものでしょうから、せめて小さなことでも感謝の気持ちを態度で表す。
彼らがいなければ自分の仕事も達成できないわけですしね。
逆に部下は帰り際に机の上を片付けておかないと上司の雑巾がけに支障をきたすわけですから、ちゃんと整理整頓して帰るのです。
4月に入社した女性が、雑巾を配っている私に声をかけてくれました。
「私は社長の机の上を拭きたいです」
ありがとうございます。
実はすでに拭いてくれている人がいるのですが、誰でも、何人でも、何度でも、私の机を拭くのはOKですよ(笑)。
掃除を徹底できる会社は伸びると思います。
実は、掃除をすると奇跡も起こります。
ご紹介しましょう。
私はこの5月に増資をしました。
その際に、私が尊敬してやまないある社長さまが5000万円出資してくださいました。
これは私が創業当時から抱いていた夢でした。
その方の出資条件は「その会社のトイレを見ること」でした。
そして、お忙しい中、わざわざご来社いただいたのです。
驚いたことに、会議室でお話していても、個人による高額な出資にもかかわらず事業計画書も見なければ、私にもほとんど何も事業については質問されないのです。
そして最後に「私は、出資する会社のトイレを必ず見るのですが増永さんの会社のトイレは見る必要もありません」といってお帰りになられました。
こうして5年越しの夢は叶いました。
「掃除ができるかどうか」というのは人柄に現れます。
あなたの周りの人を見てみればわかるのではないでしょうか。
気遣いができない人、何かに追われているような人、ゆとりのない人、自己を律することができない人などはきっと机の上も散らかっているでしょうし、おそらく家も汚いでしょう。
気づきを得た人は、「誰かが見ているから」という考えではなく、当たり前のこととして今から整理整頓しましょう。
みなさん、この週末は掃除徹底!!
きっと情熱を込めて掃除をすれば、その最中から幸せな気持ちになれるはずですよ。
そして、あなたに運が向いてきます。
今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。
【PV WEEKEND 増永】

【編集後記】
実家から帰ってきて、まず最初に徹底的に掃除しました。
ブログのほうでいろいろ書きたいのですが、掃除以外については、実際に書くのは週末になるでしょう〜。
それにしても充実した時間が持ててよかったです(笑)。
家族のありがたみも感じますね。
しっかり親孝行します。
お母さん、誕生日おめでとう。
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