トラステッドソリューションズ株式会社 代表取締役社長 杉原 英文 氏 『 相手に対して信頼感を与えることを優先する 』
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トラステッドソリューションズ株式会社 代表取締役社長 杉原 英文 氏
Today's PRESIDENT
2004年09月27日 vol.195

トラステッドソリューションズ株式会社
代表取締役社長  杉原 英文 氏

相手に対して信頼感を与えることを優先する
 


トラステッドソリューションズ株式会社


【事業紹介】


2004年6月24日
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相手に対して信頼感を与えることを優先する
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  vol.194 vol.195 vol.196


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弊社の新規事業『エントリーライン』が日経新聞に取り上げられました


2004年9月22日の日本経済新聞朝刊13面にて弊社の新規事業『エントリーライン』が取り上げられました。 「主な求人系サイトの利用者数とページヴュー」(2004年8月分、ネットレイティングス調べ)で、開始1ヶ月でトップ10に入りました。
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●2004年7月6日、『PRESIDENT INTERVIEW』の記事をドリームゲートへコンテンツ提供を開始しました。 プレビの読者を含め20万人以上へ配信されます。
●発行者増永が2004年7月5日オンエアの文化放送「松本和巳のカイシャをつくろう」に出演しました。

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●本編の発行は祝日を除く月・水・金。 PR号(全面広告)の発行は火・木となります。
●2004年7月20日読者数が7万人を超えました。





【増永】 
御社の事業を詳しくお聞きしたいと思います。

【杉原】 事業内容としましては、非常に大きな暗号のカテゴリーの中の一つなのですが、秘密分散法というのを使い、それをコアとしたアプリケーション或いはサービスを市場に対して提供していくという事が現在のトラステッドソリューションズの事業でございます。

その秘密分散のコアのモジュールや周辺ソフトを自分達で作っておりますし、必要であれば外部から調達するという事もやります。 どちらかというと応用を睨んだ上で、コアとなる基本的なソフトウェアモジュールをまず開発するというようなポジションです。

それを利用して更にアプリケーションを組み入れる事でいろんなところに使えます。 例えば、今非常に流行りの情報漏洩の問題があります。 情報漏洩を防止するには例えば自分が(PCを)使っていない時、他の人が(ファイルを)読んでも分からないようにしようとか、或いは自分が使っていない時、他の人が使えないようにしようとか、或いは他の人が使ったという記録を残そうというのが必要になります。

その為の機能を入れて、秘密が漏洩しないような基本機能を持ったソフトウェアですとか、或いはアプリケーションソフトを市場に対して提供していくというのが一つの需要にたいするやり方です。

さらに、サービスビジネスの形態の話になるんですが、ソフトウェアを利用して、ISPサービス、今はオンデマンドと言っていますけれども、使った分だけお金くださいというようなサービス形態が主流になろうとしています。 そういう事を睨んだサービスをこれから始めようという事で計画しています。

このサービスはまだ発表していないんですが、秋頃に皆さんに発表できる予定でやっています。

そういう事業を協業ベースでやりながら、弊社はその中で何をやるかという所ですけれども、まず事業のネタを探して事業プランを作ると。 その事業プランに沿って事業をまとめていくという、非常にマーケティングに近い役割をしようと思います。

それからもう一つは、コアのモジュールの開発というのは弊社のノウハウになりますから、ここは出来るだけ外部に対してはブラックボックスにしたいという事で、内部で開発しています。

ですから弊社の主な事業内容としましては、コアのモジュールの開発とそれからマーケティングです。 これが会社としての大きなコアコンピタンスになります。 この二つをどれだけ他の会社に比べて前に進めるかという所が肝で、これらをこれから伸ばしていくという形で会社を進めていく方針です。

 
やはり起業してからでは考え方は変わりましたね。 創業して分かったのが、信頼関係或いは人と人との関係というのは非常に強い意味があるということです。



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● 御社の事業分野における強みと他社との違いみたいなものをお伺いしたいんですけれども。

弊社の強みは人脈があることですね。 自分達の目指すマーケットというのがあって、そこに対して市場を作りながら進出していくわけですから、どういう能力を持った人を集めたらよいかと、そういう人を集められるだけの能力があるかという部分がとても重要になってきます。 弊社の経営陣はそういうノウハウと人脈を持っているんですね。

事業を計画するのと実際に流していく能力はよく違うと言われますけど、僕の場合は両方をインテルでやってきていますので、そういう能力に関してある程度自信を持っているんですね。

あとは、それを踏まえた上での人材の確保ですよね。 例えば、デジタル署名の技術でPKI(Public Key Infrastructure)というのがありますが、デジタル署名の技術に非常によく精通した人材ですとか、それからそういうものを販売・開発をしてきている人間が在籍しております。

また、我々の顧問で宮崎先生という方がいらっしゃいます。 宮崎先生は日本のリスクマネジメントの頭脳なんですね。 国に対しても或いは社会に対しても影響力のある方です。

それから秘密分散モジュールに関しましても、東京大学にある暗号やその応用で世界的に著名な研究室で、今井先生の今井研究室があるんですが、その研究室の方に技術顧問として協力して頂いております。

そういう意味での会社として必要な機能とそれを満足させるだけの人材が集まっているという所が非常に大きなポイントになると思います。 それから経営陣の経験ですね。 人材との繋がりですとかそういう所が会社として特徴がある部分という風に思います。

● それでは、杉原社長が経営に関して心がけているポイントをお伺いしたのですが。

インテルで事業を立ち上げるのと、インテルを出て事業を立ち上げるというのとでは決定的に違うところがあります。 インテルで事業を立ち上げるというのは、インテルというバックアップがありますから失敗しても良いとは言いませんけれども、ある程度安心してお金を使えるというのがいつもあるわけです。

というのは、自分が全部の責任を負って事業を立ち上げるというのはほとんどありませんので、ポジションとしてはある程度オフロードされている非常に楽なポジションでできるというのがありました。

やはりインテルを出て、起業してゼロから企画して、お金と人を集めて事業を流していくという事になると、責任が全部自分にかかるわけですよね。 やはり起業してからでは考え方は変わりましたね。 創業して分かったのが、信頼関係或いは人と人との関係というのは非常に強い意味があるということです。

例えばインテルにいた時と違う所の一つは、インテルにいればインテルという看板を背負ってビジネスできるんですね。 でも一回出てしまうとそういう看板がないわけですよね。 そうなると、この人は信用が置けるか人だとか、或いは長い付き合いの中でビジネスを一緒にやっていけそうな信用できる人がいるかだとか、或いは何かお願いが出来る人がいるかだとか、そういう事が非常に重要なファクターになるという風に考えています。

ですから弊社として気を付けている事は、トラステッドソリューションズという名前もありますけれども、相手に対して信頼感を得ることを優先しています。 そういう信頼してもらえるように努力するというのも一つあります。

あと社員がいて組織ができるといった中では、いかに組織の力をマキシマイズするかというところが、一つ非常に重要なポイントじゃないかなと思っています。

むやみに人を入れるというのは経営としては当然やってはいけない事だという事もありますから、いかに適切よりちょっと低いぐらいの人数で上手く進められるかと。 その為にどうしたらいいかと事をよく考えています。 それが上手くまわらないと、事業としての費用を抑えながら収入収益を上げていくという事がなかなか上手く出来ませんので、今そこで悩みながらいろいろとやっております。


【続く:2/3】



【編集後記】

前号の「トラックバック」のお話で快くトラックバックしてくださった読者の皆様ありがとうございました。 10月3日から8日までバリ島にいきますので、それまでに「書き溜めしなきゃ」ということでこの週末は原稿ばかり書いていました(笑)。

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