このように、なぜ人材が必要となるのか、どんな教育体制を敷いているのか・・・そうしたことを伝えていく場所として、積極的に自社のホームページを活用する必要があります。
つまりはこちら側で情報を用意してホームページを充実させ、あとはそこに誘導してあげればいいわけです。ブログだって非常に強いツールになりますよね。無料でオープンして情報を発信できますから。
しかしそれすら手をつけておらず、旧態依然とした情報量だけで十分に人が集まってくると勘違いされている企業さんがまだまだ多いのです。
● 成功ポイントの2つめはどのようなことですか。
見せ方の工夫です。結局情報量に尽きるわけですが、さらに見せ方を工夫して不安を与えないということです。採用に関わらず、少しでも不安を感じてしまうと「やっぱり止めよう」と思うじゃないですか。
働いてから「どんな会社なんだろう」と分かるよりも、不安な部分は先回りして払拭したいと思うのが普通です。そのためにも、先ほど申しましたとおり情報量が大事になってきますし、求職者の方がどのような点に不安を抱くのかということをあらかじめ知っておくことが大切になります。
● そういった不安を払拭するためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。
そうですね、たとえば社員にアンケートをとってみるのもひとつだと思います。この会社に入る前に、どういった点に不安を持っていたかとか、そうしたことを実際に今働いている人たちに聞いてみるのです。もともと社員も求職者だったわけですし、そのときのことを参考にしてみてはいかがでしょうか。
自分が会社の求人広告を見たときに、感じること。この会社のここが知りたい、ここが分からないから不安だ・・・そういうことを一つひとつ書き出していき、それの答えとなる情報を準備していけばいいのです。
不安はそのままにせず、不安をなくして安心させてあげることが大切です。
● 3つめはどのようなことになりますか。
媒体をうまく使いこなすことです。中小企業においてはまだまだ媒体の使い方が上手くなくて、媒体担当者のいいお客さまになってしまいがちのようです。
思うような効果が得られないときでも、媒体担当者は「こういう時代だから、仕方ないです」「どこも同じ状況だから、もう一度広告を出してみましょう」などとなんでも時代のせいにして、失敗があってもそれがさも当然であるかのようにしてしまっています。
そうして何回も掲載するから、媒体の担当者に言わせれば“いいお客さま”になってしまうのです。
そうではなく、媒体担当者というのは当然のことながら、成功事例を含め多くの情報を持っています。だからもっと相談をして、上手くその媒体を使いこなせばいいのです。
たとえば「同業種で成功した事例を教えてください」とか「どんなタイミングで打ち出せばいいのか」などと、分からないことはもっと突っ込んで聞いたり、不満があればそこを明確に伝えて改善してもらうとか。
そういうことをきっちりと押さえていけば、相手も親身になって一緒に成功へと考えてくれると思います。
効果がないからといって、ただ単に同じ原稿を繰り返し繰り返し掲載して数で勝負しても意味がないのです。工夫が大切なわけです。
より多くの情報量を提供し、同時に不安を払拭してあげること。そして何度も工夫を重ねること―これら3つが私たちの考える中途採用成功ポイントとなります。
【続く:3/8】