【増永】 サポートトラストでは御社の人材を提供されるとのことですが、どのように配属を決められているのでしょうか。
店舗の形態によって異なります。まず店舗の形態には2種類あって、1つは既存店です。ムジャキフーズの店であり、従業員もいてすでに営業中である。残る1つは、新しく立ち上げていく新店舗です。
新しく立ち上げる場合には、どのような人材を投入していくか―フードコンサルティング部という部署のスタッフと大将とで一緒に取り組んでいきます。そこには、PR活動や販売促進も含まれます。
既存店では、大将に立候補することも可能です。働いている従業員、お店、立地・・・それらを総合判断して「私はこのお店に立候補します」と、手を挙げるのです。営業中の店舗ですから、すでに働いている人を見ることができます。その上で「この人たちの頭になるんだ」とばかりに、立候補するわけです。
それに対して、賛成か反対かの票を取ります。
● 既存店ですと、すでに大将がいるかと思いますが・・・それでも立候補は可能なのでしょうか。
はい、立候補可能です。ですから、結構下克上の世界なんですよ(笑)。
仮に、ある大将が高い売上を出しているお店があるとします。そのお店を見て「ここであれば、自分も大将としてやってみたい。あの大将よりも自分のほうがふさわしいはずだ」というのも有りなのです。そして大将選挙が行なわれるわけです。
こういうシステムであれば、人も物も、今ある環境もすべて自分の目で見て判断できるじゃないですか。だから自分できちんと確認して「ここだ」と思えば、手を挙げてくださいということです。
また別のパターンがあって、もともとラーメンのお店であっても、「立地は最高だから、このラーメン店を改装して寿司屋としてやっていきたい」というのもOKなんです。でもこれまでラーメン屋としてやってきた従業員は、これから寿司屋でやっていくというのは・・・なかなか難しいですよね。ですからこうしたパターンであるときは、新店舗扱いとなります。
こちらも最初から一緒になって計画を練っていきます。それは人材募集、給与設定等々すべてです。
● 既存店舗間での人材異動というのはどのように行なわれているのですか。
それはもう一般的なサラリーマンと同じで、転勤のイメージですね。
まず既存店には、大将とは別に店舗のなかだけで“板長・板長付け”というポジションがあるんです。これは店長と副店長の関係のようなものなのですが、そのほかに従業員を“クルー”と呼んでいます。これらで1店舗に配置されるフルセットになります。
そしてほぼメインで業務ができる人(M)、サブ的にできる人(S)、それ以外の人たちをクルー(C)として、私たちはMSCと呼んでいます。このMSCのバランスを保ちながら、人員配置をしていきます。
CCCだけではお店は成り立たないし、MMMだけだと人件費ばかりがかかり、利益が出ません。そういうことが起こらないようにバランスをとるべく、その調整は本部が行なっています。