● 不動産業界から田代コーポレーションを経て現在につながる、なにかきっかけとなったことはありましたか。
そうですね、田代コーポレーションを一生懸命伸ばしていこうと思っていたのですが・・・すでにその頃は、不動産で一旗あげるというのが難しい時代でした。思うように成長が見込めなかったんです。
だから大きなことに手を出すこともなく、ゆえに大失敗をすることもなかった。その代わりに当然のことながら、大きな変化もなく地を這うような状況が続きました。
そんなとき手堅く事業を展開していこうと思い始めたのが、飲食の事業でした。そのきっかけは、たまたまラーメン店をチェーン展開していた会社さんから懇意にしていただいており、つながりを持っていたということでした。
そのおかげでいろいろとノウハウを教えていただき、ラーメン業界に進出することができました。これが、ムジャキフーズの発端となります。
● それでは御社の事業内容についてご紹介をお願いいたします。
“トラスト方式”というムジャキフーズ独自のビジネス手法で、飲食事業を中心に展開しています。私たちのような飲食業を展開している会社で、このような恵比寿(ガーデンプレイス)の立派なビルにオフィスを構えることができているのは、珍しいと思うんです。
なぜ社長の私がネクタイを締めて、このぐらいの会社規模でこうした環境にいられるのか・・・その理由からまずは説明させていただきます。
それは、私たちが飲食店を経営しているという気持ちではなくて、人に投資をしている“投資会社なんだ”ということを強く意識して仕事に取り組んでいるからです。
従来の飲食業のやり方というのは、箱―いわゆる店舗のために人づくりをしています。店舗を作るために人材を教育して、投入していく。とにかく箱が中心となったビジネスだったのです。
けれど私たちは、人のために箱作りをしていこう―とにかく“人”にスポットを当てたわけです。一人ひとりの持つ技術を活かせる、そんな環境づくりのバックアップをしていくことをビジネスとしています。
【続く:1/8】