【増永】 2つめの理念を教えてください。
「人財・株主・競合・従業員4者間での共栄を目指す」です。私たちが業界の伸びのきっかけとなり、同時に「競合にも伸びてほしい」と私たちは思っています。そして競合社も含め業界全体の成長を目指します。もちろん最終的には、私たちがトップに立てるような位置づけでありたいですね。
● そのように思ったきっかけのようなことはございますか。
はい、この業界に参入してつくづく「人材マーケットというのは非常に閉鎖的だな」と感じたんです。人材会社がどこも似たり寄ったりのサービスを提供しているなか、肝心のクライアントは人を採用したいけれども思うように採用できていないのが現状です。
そのように結果がついてきていなくても、お金だけは払い続けている、というケースが非常に多いのです。当然、クライアントの満足度も非常に低く、私はこのような状況に疑問を持ちました。
人材マーケット全体は6兆円市場と言われていますが、そのなかで大手さんが占めている市場は人材に限っては3,000億円程度なんですよ。その数字だけを見ていくと、企業ブランドと売り上げ規模はイコールではないんだなと私は感じたのです。
それであれば、私たちがしっかりとお客様の声に応えて世の中に求められるモノを生み出して、自分たちの存在を確立していけばいいのではないかと。
「ネオキャリアって、面白いことをやっているね」とか「ネオキャリアのサービスは本当に顧客にとっていいサービスだよね」と世の中に思われるようにしたい。
いずれ、そんなネオキャリアを見た新たな会社がこの業界に参入することで、やがて業界全体が変わっていく―そうした流れを作るため、「業界全体を変えていくための変革者でなければならない」という想いが強くなったんです。
余談になりますが、人材業界というのはほかの業界に比べると、業界出身の社長が多いんですよ。一方、人材ビジネスの経験が全くない中でビジネスを立ち上げた私たちのような会社はとても珍しいのです。
そういう意味でも、私たちにしか考えられない発想や独自の手法があると思っています。周りからも賛同していただけるようなサービスを生み出して、それをもとに業界全体図が変わっていく・・・まず自分たちが発信者になっていきたいですね。