【増永】 香坂社長がこれまでにどのような人生を歩まれてきたか、教えてください。
出身は九州なのですが、大学は北海道と東京の2箇所を転々としました。卒業後はマクドナルドに就職して、22年間勤めたんです。そして現在に至ります。
● マクドナルドで学んだことを教えてください。
社会人としてのノウハウですね。大学を卒業してすぐにマクドナルドに就職をしたので、ゼロからすべてマクドナルドで学んでいきました。マニュアルもしっかりしていたので、社会人の基礎が築けたと思っています。
それ以外にはチェーン店の難しさというものを、みっちり学びましたね。相当の店舗数があるはずですが、それをナショナル・チェーンとして統一化させていくことは、非常に難しいはずです。
だからこそ、徹底したマニュアルなどさまざまなものが用意されています。でもそれを浸透させてトレーニングしているのは、当然“人間”なんですよね。マニュアルには書いてあるけれども、そのとおりにやっていくのはなかなか難しい―常にそうしたもどかしさのようなものも感じていました。
● マクドナルドでは、どのようなポジションを経験されたのですか。
店長経験もあります。店長ということは1店舗の売上目標から経費、利益、目標達成するための行動、トレーニング、マネジメント等々全般的なことすべてを任されます。それは、私にとって非常に貴重な経験になっています。
● アメリカのマクドナルドにも赴任されていたとのことですが、アメリカに行かれた目的はどのようなことだったのでしょうか。
1999年から米国駐在員としてアメリカに行ったのですが、その目的は2つありました。ひとつは、日本マクドナルドが出資をして経営している店舗への、オーナーオペレーターとしての赴任。そしてアメリカ本国の新しいオペレーションや商品の状況といった情報収集などです。
実はもともとアメリカに行く前は、まったく英語を話せなかったんです。TOEICも言うのが恥ずかしいくらいの点数です(笑)。だから最初は、周りの人間がなにを言っているのか、まったく分かりませんでした。