株式会社ネットエイジ 代表取締役社長 西川 潔 氏 『 夢があるというか、やりたいことをやる夢追い人的な要素がありますよね 』
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2003年5月14日 vol.2

株式会社ネットエイジ
代表取締役社長  西川 潔 氏

夢があるというか、やりたいことをやる夢追い人的な要素がありますよね




株式会社ネットエイジ

【事業紹介】

2002年12月
富士山マガジンサービス 開始

2002年10月
MTOP(エムトップ) 開始

2002年6月
クラブモバイル 販売開始

2001年4月
NetMile 開始

2000年11月
Vmailを(株)アルトビジョンとしてスピンオフ

2000年3月
fine wine clubを(株)ファインワインとしてスピンオフ

2000年2月
FreeMLをフリーエムエルドットコム(株)としてスピンオフ

1999年2月
NetDealers 開始

1998年12月
Yahoo!JAPANと提携し、「Yahoo!自動車」 開設

1998年10月
SpaceFinder 開始




夢があるというか、やりたいことをやる夢追い人的な要素がありますよね




みなさんには「これだ!」というやりたいことや夢がありますか?もしあるとすれば、「どうやったらそれを叶えることができるか」を考えて実行しましょう。「やりたいけれどできない」と言う人が多いですが、大きな夢はすぐには叶いません。必要なのは夢を実現させるために、今からコツコツと準備を始めることではないでしょうか。




【増永】 御社単体でみた場合のプロフィットモデルを教えていただけますか?


【西川】 ネットエイジというのは自主企画型のインキュベーションを標榜しております。通常、インキュベーターというのは他社のお手伝いをしてコンサルティングフィー的なものをもらったり、他社に出資して株式のエグジットで儲けるというものですけど、弊社の収益モデルは主に3つあります。

一つは他のインキュベーターと同じように他社の株式を所有し、その株式が何らかの形で現金になるというエグジット収入です。二つ目は、自主企画して作った事業をスピンオフして、そのスピンオフしたインキュベーティー(ポートフォリオカンパニー)からさまざまな形でインキュベーション料をもらいます。そのうちの一つとして、システム自体をうちが所有していて、そのシステム利用料という形でロイヤルティー料を徴収しています。三つ目はバージョンアップや追加開発といった受託開発的なものです。

この3つで成り立っているわけですが、中でも特に金額的に大きいのはエグジット収入です。残りの二つはインキュベーティーから定常的に入ってくるという形です。

● 出資に関してはどのようなお考えをお持ちですか?

我々は他社出資という形よりは、自分達が企画したサービスをスピンオフさせるときに株式を持ちます。その株式がいつかエグジットして収入になります。

他社出資もなくはないですが、創業期であることが前提で、見込みのある経営者がやっているとか、内容がよければ、投資します。こちらは直接エグジットがあれば、ラッキーという感じで、それほどエグジットに期待しているわけではありません。いろんな会社との付き合いの中でのシナジーというものを期待してやっています。

● インキュベーションフィーとは耳慣れない言葉ですが?

インキュベーションフィーというのはシステム利用料というものであったり、ビジネスプロデューサーによるコンサルティング収入であったりします。


● 受託開発にも特徴はありますか?

受託開発では、スピンオフして新しく作った会社から「もっとこういう風に改造してほしい」とか「こういう新しいシステムを追加的に作ってほしい」ということに対応しています。ネットワーク運用にも対応しており、いろいろな形でインキュベーティーにとっての共通技術部的な存在になっています。

通常、会社の中に技術部として何人か雇っておかなければならないと思うのですが、我々のインキュベーティーは当社の技術者約20名を、彼らの共通の技術部として必要なときだけ使えるというメリットがありますね。

● さまざまなビジネスプランが御社に持ち込まれた時期があったみたいですね。

すごくありましたね。今でもたまにありますけど、1999年から2000年の夏くらい、いわゆるネットバブル華やかな頃は毎週いろんな起業家志望者からビジネスプランを持ち込まれました。中には郵便で送ってこられた方もいらして、僕たちも受け取ったからには当然見ていましたけれどいわゆる玉石混交でした。

とはいえ、そんな中にも「これは本当にいい」というものもあり、3つほど手がけてインキュベートした経験があります。そのうち一つは途中で空中分解してしまいましたが、残りの二つはスタートしています。一番最近ですと、つい12月(2002年)にオープンした富士山マガジンサービスです。アメリカに住んでいる日本人の相内さんという昔からの友達が持ち込んできて、我々のほうでインキュベートしてデヴューさせました。

● 現在の御社の独自性は?

独自性という意味では他のインキュベーターとは異なり、基本的に自主企画からビジネスを生み出し、自分の中で育ててからスピンオフしていくというところです。

新しいものをどんどん生み出しているんですよ。インターネットのベンチャーといえば、どちらかというとどこかの大企業の仕事をとってきてそれで食っているという受託開発的な業態が非常に多いんです。その点、我々は不安定ではありますが、夢を追いかけ、自分のやりたいことをやっているというところがあります。

経営的には大きなお金が必ず見えるわけじゃないです。つまりそれをせっかく作ったとしても成功するとは限らないわけですから。そういう意味では受託開発に比べると、不確定要素が大きいやり方なんですけど、その分夢があるというか、やりたいことをやる夢追い人的な要素がありますよね。

● やはりそういう部分で社内の風土は他社と違いますか?

社内では、楽しいというか、やりがいがあるというか、そういうような雰囲気をかなり大事にしてきているし、実際にそういう雰囲気があると思います。やっぱり性質上、「世に問う」みたいなものばかりですから、「作ったものがどうでるか」というのが、非常に興味と期待とを掻き立てますよね。

そういう意味で仕事の楽しさがありますが、若干、その反面で、大企業からの発注をきちっと納期どおりこなすみたいな厳しさにかけるところがあります。どうしても自主企画なので、納期とか「一週間くらい遅れても別にいいや(笑)」みたい な甘さにつながってしまう部分も自戒の念もこめて申し上げます(笑)。

● インキュベーター事業の今後の展開も含めて将来の事業構想を教えてください。

今、インターネットビジネスも踊り場に来ていまして、いや逆かな、あまりにもネットバブルの盛り上がりとその崩壊によって、非常にイメージ的にも業績的にもメタメタになってしまったのですが、逆に復興期に来ているという認識があります。

いわゆる淘汰が起こって駄目な会社はだいぶ閉鎖されたりつぶれました。そういう意味ではすっきりしたし、一攫千金狙いのような起業家の卵がいなくなりましたので、本当に情熱的に真剣にやる人たちだけが残って今やっている状況なんですね。

ファンダメンタルズとしてもインターネットの利用 というのはさらに急速に進んでいるという事実がありますので、業界全体の土台となる条件は数年前より遥かに改善している。料金もいろんな意味で「ある程度だったら払っていい」という、昔であれば「何でも無料で使うのが当たり前」という感じだったのが月に数百円なんていうものを払うというような業態も出てきています。

そんな中でインキュベーター的には、「3年前では成り立たなかったけれど今なら成り立つ」というビジネスアイディアもたくさんありますので、そういうのをどんどん果敢にトライ・チャレンジしていきたいなということですよね。

うちも創業して6年、日本におけるインターネットの黎明期からやっておりまして、経験も豊富に持っています。間違いなく言えることとして、ある程度こなれたサービスを行う際の、一定以上のクオリティーと運用能力、マーケティングも含めたプロデューススキルも身についていますので今こそ、積極的に強気の攻めの布石を打つべきときなんじゃないかと思っています。


【続く:2/4】





未来から現在に向かって、時をさかのぼって考える習慣


自分や自分たちの会社の未来の姿が見えるだろうか?

未来の姿を描けずして、すばらしい経営はできない。到達するべき目標がなければ、どんな計画も立てようがない。期待される目標があり、その目標が評価され、そこに至るまでの綿密な計画がなければそれを確実に実現することは出来ない。我々がやるべきことは壮大な目標の確認とそこに至るための計画と実行だ。


米国スターバックスのCEOであるハワード・シェルツは『スターバックス成功物語』の中でこう述べている。

「伝説によるとマーリン(訳注:アーサー王の物語に登場する魔法使い)は未来に生まれ、時を過去へさかのぼって生きるのだという。マーリンは同時代の人々に疎外感を抱くことが多かったに違いない。未来に対して常識を超えた見方をするからだ。私は賢者でも何でもないが、マーリンの気持ちは痛いほどよくわかる。スターバックスをどんな企業にするかという私の未来へのビジョンや意欲は、社の内外を問わず誤解されがちだった」


魔法使いマーリンは、アーサー王伝説の中でアーサーの出生にかかわり、予言や変身の能力をもちいて彼を王へと導いた魔術師である。このマーリンの夢がかかれた『魔術師マーリンの夢』で彼は、ニムエという乙女によって岩の下に幽閉されてしまう。恋に溺れたマーリンは予言の能力をもちながらもその罠に自ら身を投じてしまう。

1991年、ニューメキシコ・サンタフェで経営コンサルティングを営むチャールズ・E・スミスはビジョンを持つ経営者を魔法使いマーリンに例えて次のように述べている。

「優秀な経営者は現在とは全く異なる未来からの使者マーリンのように行動する習慣を身に付け、企業の役割について画期的なビジョンを吹き込む」


例えば、ある大企業の部長に幼い頃から「フランス料理のシェフ」になりたいという夢があったとしよう。しかし、親に勧められるがままに大学に進学し、気付けば大企業の部長になっていた。成り行き任せな人生を送っていたとしても能力があれば、それなりに出世するかもしれない。

しかし、大学進学や大企業に就職した時点で、その人生の延長線上で繰りひりげられる毎日が「フランス料理のシェフになる」という夢とは懸け離れていること、あるいは叶えるまでに遠回りをしているということに気付いていれば、「この選択肢は選ばない」ということもできたかもしれない。安全そうに見える選択肢を選ばない勇気をもっていれば、夢に向かって力強く進むことができたかもしれない。

そのことに気付かなかったり、あるいは自分の夢に対して強い思い入れがない場合には、挑戦することもなく、ただ漫然と時を過ごしてゆく。そして夢は一生叶わないものになるのである。

自分の夢や目標が明確であれば、そこから時をさかのぼるようにして、「今」自分が成すべきことに取り組もう。まったく別のことをやるよりも、夢に関連するアルバイトをするなり、弟子入りするなり、スクールに通うなり、もっとよい近道があるはずだ。

会社経営やビジネスにかかわらず、常に未来から現在に向かって、時をさかのぼって考える習慣を身に付けよう。(増永)



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編集後記

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