
学ぶとは、いかに自らが知らざるかを知ること
学びの楽しみの一つは「こんなこと知らなかったなぁ」という発見があることかもしれません。
知っていることばかりであれば、勉強してもつまらないですよね。
世界にはまだまだ自分の知らない世界が広がっています。
学ぶことにロマンさえ感じるのは私だけでしょうか。
これからも学び続けたいと思います。

●プレビが『ファン(継続読者)が増えるメルマガ
消えるメルマガ』(高橋浩子著:明日香出版社:1500円+税)で紹介されました。
●プレビに関する記事が日刊工業新聞朝刊に掲載されました(2003年11月19日)
●広告に関してはこちらから
●2003年9月7日読者数が3万人を超えました。

■これまでの熊谷社長へのインタヴューはこちら
vol.97

【増永】 起業にとって重要なものはなんでしょうか。
【熊谷】 僕は起業家にとってすごく重要な事はアクションだと思っています。
上場してから次なる目標を立てる為の刺激を受けたいと思って、まずフォーブスに載っている日本の起業家の方達全員に会ってみようと思いました。
そして1年半ぐらいの間にさまざまな「怪物経営者」と言われている人達にお目にかかるチャンスを得たんですよ。
これは、偶然そういう機会に恵まれた事もありますし、機会がなかった場合にはわざわざ自分で勉強会に参加した事もありますね。
例えば糸山英太郎先生とか、あとはそれこそ同業界では孫社長ですね。
それぞれ電話がかかって来たりご紹介を受けたりという事でお目にかかる機会を得ることができました。
その中の何名かの社長さん達がやっぱり私と同じやり方をしていました。
孫さんもちょっとやり方が違いましたけれども同じような考え方でやられていました。
まだお目にかかった事はないのですが、和民の渡邊さんも「夢に日付を入れる」という表現をされていて、多少違うところがありますがやはり同じ事をやっていらっしゃるようです。
もちろん。
「人生年表」という表現は使っていませんし「人生ピラミッド」とは言っていません。
それらは僕のオリジナルですから。
でも、やり方や考え方としては一緒ですよね。
やはりこれは、僕の起業の経緯の中で最も中心的なアクションでしたけど、是非事業をされている方、或いは起業家を目指されている方には、そういうターゲット(目標や夢)を決めて、細分化して、それを紙に書いて持ち歩き、繰り返し繰り返しそれを見て潜在意識に叩き込むという事をやられた方が良いと思いますね。
これはPCではなくて紙の方がいいと思います。
書く事によって凄く具体化しますし、PCが立ち上がるまでに結構時間がかかりますよね。
ですからまだ今の段階では紙のほうがいいと思います。
紙や手帳に書くという習慣は、他の有名な経営者の方々もみんなやっていることだと思います。
|
|
僕の好きな言葉は「学ぶとは、いかに自らが知らざるかを知ること」です。
|
● 経営で学んだ事、気をつけている事はございますか?
僕の好きな言葉を一つ読者の皆様にプレゼントさせて頂きますと「学ぶとは、いかに自らが知らざるかを知ること」です。
この言葉は20代の時に参加した勉強会で教わりました。
「学ぶとは、いかに自らが知らざるかを知ること」つまり学ぶとはいかに自分が知らないという事に気づく事で、そういう意味では僕は経営をしていて、本当にいつまで経っても何にも知らないなと思っています。
世の中は自分より能力の高い人ばっかりですから、そういう方々の能力とご一緒できる心構えでいたり、彼らのおっしゃっている事がわかる程度の勉強をしようと思いました。
これらは、人生ピラミッドにおける教養面のジャンルで特に留意してきた点です。
例えば会計士とか弁護士の先生と日々やり取りをするじゃないですか。
その先生方のおっしゃっている事や用語が判らなかったり、あと法律の基本的な構造が判らなかったりするとお話にならないですよね。
ですからそこまではわかるように勉強します。
でも弁護士になる訳じゃないので、それ以上深い知識は必要ないですよね。
僕はこれまでそういう考え方でずっと絶えず学んできました。
それと同時に、世の中知らない事だらけだからこそ、ご一緒して頂ける方に対して敬意を持って接する、そういう事が経営者には重要だと思うんです。
ですから弊社には顧問の方が物凄く多いんですよ。
やはりいろんなことを顧問の先生方に教わっていますし、大勢のお客様を大切にし、「いかに自らが知らざるかを知ること」を心掛けてきました。
【続く:2/4】

武士道 〜「義」「勇」「仁」〜
新渡戸稲造(にとべいなぞう)氏が1899年に英文で記した"BUSHIDO,THE SOUL
OF JAPAN"は古典的名著であり、世界各地の言語に翻訳され、世界中で読まれている。
その邦訳版である『武士道』(新渡戸稲造著:矢内原忠雄訳:岩波文庫:400円+税)から、特に武士道の中心的な「徳」である「義」「勇」「仁」に関する記述を引用しつつ、お話していきたい。
新渡戸氏は同著の中で「義」について以下のように述べている。
義は武士の掟中最も厳格なる教訓である。
武士にとりて卑劣なる行動、曲がりたる振舞いほど忌むべきものはない。
「義」は儒教における「五常(仁、義、礼、智、信)」の一つである。
ちなみに武士道の根源は儒教である。
「義」とはまさしく「正義」を指す。
林子平曰く、「義は勇の相手にて裁断の心なり。
道理に任せて決心して猶予せざる心をいうなり。
死すべき場合に死し、討つべき場合に討つことなり」と。
「義」の精神は決断力であり、人としての道徳・倫理に照らして正しい行いをする際に逡巡してはならず、絶対命令であるべきなのである。
どのように能力があろうとも、どんなにずば抜けた実績があろうとも、「義」のない人間は卑怯者であり、世に立つことはできない。
正しき行いを心掛けていなければ、必ずどこかで足をすくわれる。
「勇」は勇気である。
孔子の『論語』には「義を見てなさざるは勇なきなり」と説かれているが、新渡戸氏の解釈を引用すれば「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」である。
武士のように危険を犯す職業において、「勇」は必要不可欠である。
ただし、武士道においては、ただ勇敢に敵に向かっていくだけでは勇気があるとはいえない。
従って、死に値しないことのために死ぬのは「犬死」と呼ばれる。
起業家や経営者には「勇」が必要である。
リスクを犯して事業を推進していく限り、「勇」がなければ大成しない。
これは政治の世界にもいえることであろうし、身近なところでは教育現場にも家庭においても求められているはずだ。
「勇」ある大人が減っている事をみるにつけ、寂しい想いをする。
「勇」といえば、「大勇(たいゆう)」と「匹夫(ひっぷ)の勇」が挙げられよう。
「大勇」とは大事にあたって出す本当の勇気の事であり、「匹夫の勇」とは思慮が浅く、血気に任せて行動したがるだけの勇気を指す。
勇気にはスポーツ的の要素さえある。
常人には深刻な事柄も、勇者には遊戯に過ぎない。
新渡戸氏はこのように述べ、武士は戦においても、相戦う者同士戯言のやりとりをしたり、歌合戦を始めたことも稀ではなかったという例を挙げて、合戦は野蛮な争いだけではなく、同時に知的の競技であったと記している。
これは経営についても同じことが言えよう。
「勇」ある経営者にとって、経営とは知的競技である。
「義」というルールに従い、正しい経営を行っていれば命までとられることはない。
窮地に陥って、思考を止め、諦めてしまうことは怠け者のする行為であり、「勇」のないもののする行為である。
「武士の情け」と呼ばれるものは「仁」から生じる。
「仁」とは己に厳しく、人にやさしくする心であり、愛、寛容、同情などがこれにあたる。
「仁」は「王者の徳」として、孔子や孟子も人を治める者の最高の必要条件は「仁」であると主張している。
孟子曰く、
「不仁にして国を得る者はこれ有り、不仁にして天下を得る者はいまだこれ有らざるなり」と。
残念ながら織田信長には「仁」がかけていた。
敵に限らず味方にさえも非情であった彼の天下統一という夢が叶うことはなかった。
経営者にも「仁」が必要であろう。
社員は利益を稼ぐための道具ではない。
経営者にも夢があるように、社員にも夢がある。
経営者はビジョンを示し、共通の夢を叶え目標を一丸となって達成できるよう社員達を導かなければならない。
武士には生殺与奪の権力があった。
そのような権力を持つが故に、「武士の仁」、「武士の情け」には正義が必要であり、盲目的な愛以上の重みが備わっていた。
伊達政宗は盲目的な愛に溺れること、厳格なる正義に固執する事を戒め、「仁に過ぐれば弱くなる、義に過ぐれば固くなる」という遺訓を残している。
経営者もこのあたりのバランス感覚を身につけなければならない。
「義」に従い、「勇」をもって挑戦し、「仁」によって治める。
かつて士農工商という身分制度の頂点にあった彼らの武士道を考察してみると、現代の経営者や人の上に立つ者のあるべき姿が見えてくる。
【PV TODAY 増永】

【編集後記】
おまけとして、伊達政宗の遺訓をご紹介しましょう。
仁に過ぐれば、弱くなる
義に過ぐれば、固くなる
礼に過ぐれば、諂(へつら)いとなる
智に過ぐれば、嘘をつく
信に過ぐれば、損をする
気長く心穏やかにて、萬に倹約を用い、金銀を蓄えるべし
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり
此の世に客に来たと思わば、何の苦もなし
朝夕の食事は美味からずとも誉めて食うべし
元来、客の身なれば、好き嫌いは申されまじ
今日行くをおくり、子孫兄弟に能く挨拶して、娑婆(しやば)の御暇(おいとま)申すべし
私達はまず生まれてきたことに感謝するべきだと思いました。

【2004年のスローガン】
『ヤリキリ』
【目標】
2004年6月末までに読者数5万人を超える。
2004年6月末までによりクオリティーの高いデザインに変更する
【ミッション】
プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。
【お願い】
これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!
【配信日】
祭日を除いた月・水・金曜日


プレジデントビジョンに登場した社長へのご質問があれば下記から投稿してください。
発行者が読者の皆様にかわって登場社長に質問いたします。
なお、非常にお忙しい方々だと思いますのでご質問に対しての回答は保障しかねます。
ご了承ください。
なお、質問に対する応えは、メルマガ上か「ご意見・ご感想」による紹介という形でさせていただきます。
(社長への質問とご意見・ご感想を下記から投稿できます)

PRESIDENT VISION [ プレジデントビジョン ]
無断転載を禁じます。
Live Revolution Co.,Ltd. Copyright 2003
プレジデントビジョンは自由にリンクしていただけます。
サイト内のどのページを直接リンクしてもかまいません。
また、リンクする際のご連絡も必要ありません。
とってもお得なポイントプログラムもご利用いただけます。
|