グローバルメディアオンライン株式会社 代表取締役会長兼社長 熊谷 正寿 氏 『 夢のリスト 』
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グローバルメディアオンライン株式会社 代表取締役会長兼社長 熊谷 正寿 氏
Today's PRESIDENT
2004年01月14日 vol.97

グローバルメディアオンライン株式会社
代表取締役会長兼社長  熊谷 正寿 氏

夢のリスト

グローバルメディアオンライン株式会社

【事業紹介】


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夢のリスト

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2004年最初の社長インタヴューは、ジャスダックに株式を公開されているグローバルメディアオンライン株式会社の熊谷社長です。 私が熊谷社長と初めてお会いしたのは1999年の冬、まだ大和証券の一年生の頃でした。 私は当時「ネット界で凄い人は誰だろう?」と考えていて、たまたまある監査法人で熊谷社長が講演されると知り、お話を聞きにいきました。 熊谷社長の経営姿勢にいつも頭が下がる思いです。 読者の皆様にも必ず得るところが多いと思います。



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●プレビに関する記事が日刊工業新聞朝刊に掲載されました(2003年11月19日)
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●2003年9月7日読者数が3万人を超えました。




【増永】 
起業の経緯をお願いいたします。

【熊谷】 
僕は21歳のとき、一人4役やっていました。 父の実家で働く社会人、通信教育で勉強する学生、20歳で結婚して夫、21歳で子供が生まれて父親。 一人4役をこなしていたので実に時間がありませんでした。 友人は皆学生でしたから学生生活は遊びで謳歌しいて、それに引き換え僕は非常に時間がなかったのです。

朝起きると会社に行って、夜22時23時まで働いて、0時を回ることも多く、家に帰るとやっぱり奥さんも不機嫌な時が多くて。 これ言うと怒られますが、奥さんをなだめてから娘と遊んで、その後二人が寝静まってから勉強して、という繰り返しでね、正直肉体的にも精神的にも非常に苦しかったです。

当時実家で働いていましたが給料は凄く安かったので、お金も時間もなく、自分で選んだ道とはいえ、本当に後悔した時期もあるんですよ。

今はもちろんそういった後悔はしていませんが、当時は凄く後悔したんです。 あまりにも苦しかったので、ある日、手帳にやりたい事、将来やりたい事、なりたい自分、を書き連ねました。 そしたら非常に胸がスッと楽になったんですよ。 今はこうだけど将来こうしてやるって。 それをどんどん習慣化していくうちに結局自分が手帳に書いていたことって、僕が将来やりたいことの「夢のリスト」だったわけですね。

まず僕が二十歳の前半の頃に1番最初にやった事は、その手帳に夢を書き連ねるという事でした。 それから2番目にやった事は、たくさん書き連ねた夢を整理したくなったので、その夢をピラミッド上にジャンル分けして、そのピラミッドの中に書き写していったのです。 。



下段の真中が「健康」、その左右に「精神・心」と「教養・知識」を配し、この3つを「基本レベル」と名づけました。 その土台の上に「社会生活」と「家庭生活」という2つのジャンルを設けて、ここを「実現レベル」にしました。 そして一番上の所を「経済」ということで「結果レベル」にしました。 ここにその夢のリストから書き写すという作業をして整理し、プライオリティーをつけたんですよ。

一番下の基礎レベルという部分をまずやれば、自ずと実現レベルの社会生活とか家庭生活は実現するでしょうし、その実現レベルが上手くいけば、結果として物とかお金とかの経済レベルが後からついて来るであろうというように、人生の優先順位を付けたんですよ。 で、20代の頃というのはこの一番下の健康とか教養とか心のあり方の目標達成に集中しようと考えた訳です。

やっぱり明確に自分の目標とか夢を決めて細分化してアクション(行動)したからだと思うんですよね。


次に「人生年表」というのを作りました。 普通、年表というのは過去のことを言いますが、僕は逆に未来の自分の設計図を作りました。 未来年表に人生ピラミッドの中から、そのやりたい事をどんどん書き写していきました。 人生ピラミッドの中に書いた将来の夢を人生年表の将来の所に書き記して、さらに、正直に今の自分とそのギャップを書いていきました。



それを何歳までに達成するというようにゴールを決めて、このギャップを細分化して書き込んでいくわけです。 つまり毎年やらなければならない事が明確に見えてくるのです。 例えば、当時僕は凄く太っていて体重を落とす場合、現在の体重が何キロで理想体重が何キロだとすると、その差が落とすべき体重ですよね。 その差を10年で埋めようとするならば、毎年その差の10分の1が減量目標となるんですよね。 まあこんな感じですね。 別の例で言うならば、貯金が全くないから貯金をしょう、何歳までにいくら貯める。 その為には今年はいくら貯めなければならないと細分化してというのと同じ事です。

仕事の面でも心のあり方の面でも教養の面でも幾つまでにこういう事をしようと決めて、自分の未来の設計図を作ったというのがこの3番目のアクションでした。 これらがすべて、今の事業のベースになっています。

特に仕事の分野では、当時35歳までに何かの分野でナンバーワンを取って会社を上場させようと決めていたので、それが全ての人生のベースと社会生活のベースになって、コツコツずっとやってきたという感じですね。

当時これは15年計画で、35歳までの年表でした。 なぜ35歳だったかというと、当時の紙のサイズが35歳までしか書けなかったからなんですが(笑)。 結果として僕が上場したのは35歳ではありませんでした。 36歳と1ヶ月だったので目標からするとちょうど一ヶ月遅れでしたね(笑)。

当時は今みたいなヘラクレスとかマザーズという新興市場がなかった時で、ベンチャーはジャスダックに上場するって事になっていました。 当時、会社を創ってから10年以内に上場出来る確率というのは、野村総合研究所の調査でいうと1000万分の17でした。 つまり創業後10年以内に上場できる会社というのは100万社あって1.7社しかなかったわけです。

今は新興市場が出来ましたので短期間で上場できるようになりました。 当時その100万分の1.7の狭き門をくぐれたのはなぜかと言うと、やっぱり明確に自分の目標とか夢を決めて細分化してアクション(行動)したからだと思うんですよね。 それ無くしては短期上場とか自分が決めた事を達成するという事はなかなか出来ないと思います。


【続く:1/4】


 
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武士道 〜日本人の魂〜


この年末年始に映画『ラストサムライ』を見た方も多いのではないだろうか。 ハリウッド映画で主演はトム・クルーズ。 ところがおそらく、観客の共感を全てさらっていったのは、渡辺謙であったことは疑う余地がない。 日本人が共感したのは映画の中で渡辺謙が見せた武士道にあるからだ。

この映画を観て率直に「日本人に生まれてきてよかった」と思えた方にはきっと、今でも「侍魂[サムライ・スピリッツ]」が遺伝子に刻まれている証拠であろう。 武士道は我々が生まれるずっと以前に姿を消したのかもしれないが、今もなお、その精神が日本人の魂の中に受け継がれているからに違いない。

「武士道」とは、武士がその職業と日常生活において守るべき道である。 武士の掟であり、武士の義務である。 その昔、封建制度により武士は主君に忠誠を誓っていた。

武士を特徴付けるものの一つに「名誉」が挙げられる。 武士は生まれながらに武士であり、その身分に伴う義務と特権を持っていた。 彼らはそれらを自覚し、それに恥じないように「名誉」を重んずるようになる。

この「名誉」がどれほど大切であったかは、名誉のためには自らの命を絶つ儀式・「切腹(腹切)」からも想像できよう。 武士の名を汚すものは切腹であり、不名誉をこうむるくらいなら自害する。

子供の頃に言われたことはないだろうか「男のくせに泣くとは恥ずかしくないのか」「そんなことをしていると笑われるぞ」 と。

これらは武士道に通じるものであり、子供に対して「名誉」に訴えて、非を正そうとする行為である。 ちなみに「男のくせに」とつくのは、武士道が元来男性のために設けられた教えだからではないだろうか。

武士は「名誉」を重んじたが、では軽々しく命を捨てたのかといえば、そうではない。 絶対に曲げられないもののためだけ命を絶つことをいとわない。 自分の命を捧げるに値するもののために死す。 封建制度では、彼らは尽くすべき主君のために命をたったのだ。

「武士道」の中心にある重要な教訓を一言で表すならば、「自己犠牲」である。

今でこそ、主君のために命を絶つといった価値観はなくなった。 封建制度では主君が領地を与える代わりに武士は忠誠を誓って戦った。 これに似た制度が近年の日本にもあった。 それは「会社のために働きます」といったサラリーマンシップだ。 企業は終身雇用制度を、従業員は定年退職までの労働を提供した。 ところが、この考え方や制度も終身雇用の崩壊と共に消え去ろうとしている。

そんな時代であっても、映画『ラストサムライ』の最後の戦のシーンに我々は心を打たれる。

それはなぜならば、武士は戦いの中で、鉄砲の弾が飛び交おうとも、刀一本で相手に向かっていくからでる。 その結果がどうなるか、武士達はわからないのではない。 わかっているが、それでも突き進んでいく姿に我々は心を打たれる。

そんな武士達の心境はまさに、吉田松陰が刑に就く前夜に詠じた以下の歌と同じではないだろうか。

かくすればかくなるものと知りながら
やむにやまれぬ大和魂


生命に執着しない武士。 死ぬとわかっていても戦う姿に美意識を感じる現代の日本人。 その心は桜の花に象徴される。 桜の花は風が吹けば、いとも容易く散ってしまうが、その生命に執着しない姿にこそ、心を打たれ、美を感じるのが日本人である。 これは命を捧げるに値するもののためには、儚いほどに己の命を廉くする武士道の精神だ。


武士道と商業についてみてみると、古来武士階級は商業に従事する事を原則禁ぜられていたから、おそらく武士道が日本の商業発展に大きく貢献したとは考えられない。

しかし、武士の魂に少しでも触れると、なぜだか経営においても武士道の通用するところがあるのではないかと感じる。 実際のところ、日常会話の中でも「武士に二言はない」と言いたくなるときもある。

武士道はきっと日本人の魂のどこかに根付いていて、これから先も日本人の美意識のように残ってほしいと願う。

あなたにとって武士道とは?命を捧げるに値するものとは?

【PV TODAY 増永

 
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【編集後記】

武士道には「義」「勇」「仁」という徳があります。 次号はこのあたりのお話をしようかと思います。 ちなみに私にとっての武士道は、大まかに言えば「道徳」であり「教育」なのかなと思います。 そして命を捧げるに値するのは、自分の夢。 全人生と全人格をかけて戦うに値すると思いますから。





【2004年のスローガン】

ヤリキリ

【目標】

2004年6月末までに読者数5万人を超える。
2004年6月末までによりクオリティーの高いデザインに変更する

【ミッション】

プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。

【お願い】

これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!

【配信日】

祭日を除いた月・水・金曜日







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ンに登場した社長へのご質問があれば下記から投稿してください。 発行者が読者の皆様にかわって登場社長に質問いたします。 なお、非常にお忙しい方々だと思いますのでご質問に対しての回答は保障しかねます。 ご了承ください。 なお、質問に対する応えは、メルマガ上か「ご意見・ご感想」による紹介という形でさせていただきます。 (社長への質問とご意見・ご感想を下記から投稿できます)

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