
ヤリキリ
新年明けましておめでとうございます。
今年もプレジデントビジョンをよろしくお願い申し上げます。
この年末年始にかけて2000名の読者の方が増えました。
はじめまして。
今号は発行者である増永が新年のご挨拶を兼ねてお話させていただきたいと思っております。
次号はJASDAQ株式公開企業であるグローバルメディアオンライン株式会社 代表取締役会長兼社長であられる熊谷正寿氏のインタヴューをお届けいたします。
次号以降も魅力的な社長のインタヴューをご紹介してまいります。
■ グローバルメディアオンライン株式会社 JASDAQ:9449
代表取締役会長兼社長 熊谷 正寿 氏
■ 株式会社ハー・ストーリー
代表取締役 日野 佳恵子 氏
■ エッジ株式会社 東証マザーズ:4753
代表取締役社長兼最高経営責任者 堀江 貴文 氏
■ 株式会社日広
代表取締役社長 加藤 順彦 氏
■ 株式会社モック 東証マザーズ:2363
代表取締役 山田 納生房 氏

●プレビが『ファン(継続読者)が増えるメルマガ
消えるメルマガ』(高橋浩子著:明日香出版社:1500円+税)で紹介されました。
●プレビに関する記事が日刊工業新聞朝刊に掲載されました(2003年11月19日)
●広告に関してはこちらから
●2003年9月7日読者数が3万人を超えました。

今年の私のキーワードは「ヤリキリ」です。
この言葉をスローガンにがんばっていきたいと考えています。
およそ物事を成し遂げ、成功する人たちが持っている習慣は、最優先にやるべきことを決め、そのことだけに専念し、やり遂げるまではほかの事に手を出しません。
その様な時間の使い方が最も生産性が高いからです。
逆に、何かをやりかけの状態で他のことに気を取られ、中途半端なままで次のことに手を出すと、効率が著しく低下します。
結局、あらゆる物事が達成できずに終わってしまい、充実感も得られないのです。
近年「○○断行」という言葉をしばしば目にしますが、ここ数年で「断行」という言葉の価値が著しく低下してしまったような気がします。
「断行」とは「無理や困難を押して物事を行うこと」(三省堂提供「大辞林
第二版」より)ですが、かつてはこの言葉を聞くだけで期待感が持てたのではないでしょうか。
ところが、「断行」したのはいいけれど、「無理や困難を押して物事を行ってみましたが、駄目でした」も含まれてしまいます。
つまり、とにかく半端であろうと達成できなくても行動すればいいわけです。
今、我々に求められているのは、このような生易しいものではありません。
最優先にやるべきことを決め、それをヤリキリ、結果を出さなければならないのです。
求められている人材とは「ハリキリ人間」といったやる気だけでは物足りず、「ヤリキリ人間」なのです。
物事をやりきるために必要なものは「集中力」「行動力」そして「信念」です。
決して揺るがない「信念」を持つためには、どんなことがあっても絶対に譲る事ができない「理由」がなければなりません。
そのような理由があれば、途中で信念を曲げる事はないはずです。
バブル経済崩壊後からこれまでの日本の政治や経済を振り返ってみると、その運営が如何に「ヤリキリ」の本質とかけ離れていたかがよくわかります。
経済対策は小出しで中途半端、不良債権など数多くの問題も先送り、抜本的改革案は反対勢力によって骨抜きにされてしまう。
中途半端にやることがどれだけ非効率であるかは誰にでも容易にわかりますし、やるべきことをやりかけて達成しないのであればやっていないも同じです。
これではいつまでたっても何もよくならないのです。
米プリンストン大学教授で有名な国際経済学者、米大統領経済諮問委員会の上級エコノミストであるポール・クルーグマン氏は2004年1月9日の日経新聞(日刊)で次のように述べていました。
「日本も欧州も優れた処方せんを持つのに、不思議なことに実行されていない」
このような状況ですが、我々は悲観する必要はありません(笑)。
現実的にはよいこともたくさんあるからです。
2004年に希望はあります。
2003年7月〜9月の米国経済の実質成長率は、前期比年率で8.2%の驚くべき水準を記録し、その後も4%前後の成長率になったと見られています。
アメリカの景気は日本の景気と密接な関係があります。
米国経済の活況には危うさもありますが、不景気よりは景気がよいほうがマシです。
俗に言われていることですが、米国の大統領選がある年は景気が上向きます(笑)。
このチャンスは見逃せません。
さまざまな社会不安にもめげず、がんばっていきましょう。
私が今年出社して最初にやった事は、この「ヤリキリ」を社内に徹底させる事でした。
社員の仕事の効率をアップさせる事ができれば、同じ人数で仕事を回していても、より多くの仕事をこなす事ができます。
そこで、朝会において、30分毎に区切られた「タイムマネジメントシート(以下TMS)」に一日の予定と仕事の数値目標を細かく記入してもらい、それを上司がチェックして、TMSどおりのスケジュールで実行するようにしました。
机の上にTMSをのせ、常に確認しながらスケジュールどおりに仕事を終わらせていきます。
多少スケジュールが前後したり、追加の仕事が出てきますが、それらをやりきるまで仕事に集中し、すべてやりきったら「やりきり箱」にTMSを入れて帰ります。
上司は翌朝にTMSをチェックし、朝会で評価します。
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タイムマネジメントシート(エクセルシートとしてダウンロード可能)
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やりきり箱
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とりあえず5日間実施してみましたが、やる前より遥かに効率がよくなりました。
やるべき仕事を時間内にやり遂げるために時間の使い方がシビアになり、だらだらやる事は許されなくなりました。
また、やり残しも先送りもなくなり(あるいは減り)、一つ一つやりきる事によって、達成感を得る事ができました。
これほどまでにやりきる事が楽しい事だったのかとみんな喜んでいます。
デジタル社会にも関わらず、超アナログな手法ですが、これが適応できる職種の人に実施してみるとよいでしょう。
きっと行動や発言が変わるはずです。
小規模な組織に向いていると思います。
人はついつい、さまざまな理由をつけて物事を先延ばしにするものです。
特に嫌いなことや問題に至ってはその傾向にあります。
どうせ避けては通れない事であれば、集中してやりきることが結果的に辛い思いを減らす事ができるはずです。
人生における最悪の意思決定は「あきらめる」ということでしょう。
最後まで決してあきらめることなく、夢に向かってやりきりましょう。
夢を叶えるということは、それ自体が「ヤリキリ」の成果であり、日々の小さな「ヤリキリ」の積み重ねです。
【次号:1/1】
グローバルメディアオンライン株式会社 代表取締役会長兼社長 熊谷 正寿 氏

【編集後記】
2004年を迎えるにあたって、髪をばっさり切り、心機一転です。
年末年始は実家である奈良に帰り、心置きなく読書していました。
弟が結婚したため家族も一人増え、とってもいいお正月を過ごすことができました。
2003年の私の大きな出来事を挙げますと以下になります。
・『プレジデントビジョン』を創刊し、3万人を超える読者の方々との縁が生まれたこと。
・年末に社外取締役を選任し、株式会社ネットエイジの西川社長に社外取締役に就任していただいたこと。
【社外取締役についてはこちら】
・初めて北海道を旅行したこと。
・12月25日のクリスマスにB'zのコンサートに行ったこと。
(東京ドームのアリーナ席で最高でした)
「一年一躍」、2004年の目標は以下です。
・『プレジデントビジョン』読者数7万人突破と更なる改良を行う。
・第三者割当増資を行い、財務基盤を強化する。
・新規事業『EL』を立ち上げ、軌道にのせる。
・本を一冊書き上げる。
とにもかくにもヤリキリます!

【目標】
2004年6月末までに読者数5万人を超える。
2004年6月末までによりクオリティーの高いデザインに変更する
【ミッション】
プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。
【お願い】
これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!


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発行者が読者の皆様にかわって登場社長に質問いたします。
なお、非常にお忙しい方々だと思いますのでご質問に対しての回答は保障しかねます。
ご了承ください。
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