レカム株式会社 代表取締役社長 伊藤 秀博 氏 『 夢に日付を入れろ 』
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レカム株式会社 代表取締役社長 伊藤 秀博 氏
Today's PRESIDENT
2003年11月05日 vol.77

レカム株式会社
代表取締役社長  伊藤 秀博 氏

夢に日付を入れろ

レカム株式会社

【事業紹介】

フランチャイズ事業

当社が創業から培ってきた通信のトータル営業スタイルと少数多店舗化による運営の最適化、それとエンドユーザーが求めている地域密着型パートナーの実現が当社のフランチャイズ事業です。

情報通信機器事業

当社は、中小企業を主要顧客として、ビジネスホン、ファクシミリ、MFP、IP電話等の情報通信機器、OA機器の販売と、それに伴う設置工事や独自メニューによる保守サービスの提供を行っています。
 





夢に日付を入れろ

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夢を現実にするためのスケジュールを立てましょう。 いつまでに何をしなければならないのかを先に決めることができれば、夢は叶ったも同然かもしれません。



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これまでの伊藤社長へのインタヴューはこちら

vol.74 vol.75 vol.76



【増永】 
伊藤社長の好きな言葉があれば、尊敬している経営者の方がいらっしゃれば教えてください。

【伊藤】 
僕の好きな言葉は、「夢に日付を入れろ」です。 よく新卒の人達に会社説明会でも話をするんですが、人間子供の頃から夢があるじゃないですか。 でも子供の頃の夢ってほとんど、たぶん9割以上は実現出来ないで終わると思うんですよ。

なぜ子供の夢は実現できないかというと、「子供の夢には日付がない」からだと。 日付のない夢は何かというと、これは「憧れ」って言うんだと。 憧れであれば別になれなくてもいいわけなんですよね「なれたらいいな」なんだから。

ところが、例えば20歳までに自分はどうなるとか、自分が独立したいという方でしたら30歳までに絶対自分は会社をつくるとか、日付があると夢が何に変わるかというと「目標」という言葉に変わるんだと。

目標というのは人間努力すれば必ず実現できるということです。 この一番典型的な例はイチロー選手じゃないかという話を私はよくするんですよね。

イチロー記念館に行きますとイチローの小学校3年の時の作文が公開されているんです。 イチローの作文の中には「自分は将来一流のプロ野球選手になる」というのがあって、一流のプロ野球選手になる為にはドラフトで指名されなきゃいけない、その為には甲子園に出なきゃいけない、その為には中学ぐらいに活躍していなければいけない、って全部書いてあって、その為には今僕はリトルリーグでこのくらい活躍をしなきゃいけませんと。

ちなみに今年の成績は打率が5割何分でホームラン何本でしたと。 なぜかというと自分は1年間365日中360日は毎日バッティングセンターで球を打っているからだと。 これだけ努力をしている小学生はたぶんいないと思うから僕は絶対なれると思うという作文を書いているんですよね。

これは一番良い例で、「夢に日付を入れろ」が一番好きな言葉ですね。 人間やっぱり夢があって、夢を実現するために僕は生きているんじゃないかと思いますからね。

それから、一番尊敬している方は松下幸之助さんです。 いろんな本を読んで勉強になる事もいっぱいあるんですけれども、他の経営者の方と「やっぱり違うな」と思うところがありまして、それは凄い思想家でもあるということなんです。

「人間とは何だ」とか「世の中とは何だ」とか、賛同できるような考え方がまずあって、それに基づいて会社の経営をされているというのが、素晴らしいな思うところですね。

だから幸之助さんの本だけは何年経って読み返してみても、その度に「確かにそうだそうだ、そうじゃなきゃいけない」みたいに反省させられます(笑)。 一般的な本は一回読むと勉強にはなりますけど、また2回3回読もうとは思わないでしょう。 ところが、幸之助さんの本だけは何十回でも読みたくなるので凄いなって思います。

● 何冊ぐらいお持ちなんですか?

たぶん30冊ぐらいはあると思いますね。 とりあえず松下幸之助って書いてあったらほとんど買いますので。

● 松下幸之助さんを好きな方は多いのですが、特にお勧めがあれば教えてください。


一番読んだのは、心得帖シリーズで、『経営心得帖』などです。


ほとんどの子供が、将来企業で働くようになるわけですから、「商売とはビジネスとは何なのか」という事を子供の頃から学ばせておいた方が絶対に将来の日本の為になります。

● 
伊藤社長の個人的なもの、会社の事も含めたビジョンについてお願いします。

レカムを素晴らしい会社にしていきたいと思います。 当然その為の努力はしておりますが、私は会社のことをよく考えると、やっぱり一人の経営者があまり長くやっているというのは決して良いことではないなと思うんですね。

ですから、出来るだけ早く自分はこの会社を退いて、もっとより優秀な方にバトンタッチをしたいなと思っています。

で、そのあとですが、2、3年前まではプロゴルファーになろうと思っていました(笑)。 私は結構ゴルフが好きだったので、40歳後半で経営者を辞めて、50歳まで猛特訓をして、50歳になったらシニアのプロゴルファーになって、華々しくデビューしようと思っていたんです。 ところが、ちょっと残念なんですが、もうあと2年ぐらいは忙しくてゴルフも出来なくなってしまいそうなので、これはちょっといくらなんでも無謀なのかなと最近は思うようになりました。

そこでもう一つ、いま考えていることがあります。 レカムをある程度成功させることが出来て私がリタイヤすることが出来れば、個人としてそれなりに会社の経営や商売に関して実績ができますよね。 そうやって培った経験を何に活かせばいいのかなという事を考えたら、「子供に商売を教えたい」というのが一つあります。

いくら学校で勉強を教えても実社会において、もっと役に立たなければ意味がないと思うのです。 例えば、なぜアメリカの株式投資というのが、あれだけ個人に広まっているのかというと、アメリカは小学生ぐらいの時から株の売買ゲームとかを小学校でやらせているわけですよ。 そうやって子供の頃から培っているものがあるんです。

ほとんどの子供が、将来企業で働くようになるわけですから、「商売とはビジネスとは何なのか」という事を子供の頃から学ばせておいた方が絶対に将来の日本の為になります。 そのためにどこかの小学校と提携をして、週に何時間か授業の時間を頂いて、子供と一緒になって商売を考えたい。

例えば、「コップを作りましょう」という課題を設けて、皆でその材料を買ってきて、コップを作る。 その作ったコップをいくらで売ったら、いくら儲かるのかということをみんなで考えて、どこで売ったら一番いいのかということをやってみたいなと思っていますね。

● 読者の皆様にメッセージをお願いいたします。

私の大好きな言葉は「夢に日付を入れろ」です。 皆さんも会社を経営していく中で、自分の夢や想いというものに魂を入れて、日々努力をされていることと思います。 今の日本は、非常に景気が悪いという状況ですけれども、我々経営者が、自分達の夢を実現して、企業を活性化させて、成長していくことが、日本の全体をよくすることに少しでもつながると思いますので、是非一緒になって頑張っていきましょう。


【完:4/4】

次号:株式会社インタースコープ 代表取締役会長 平石 郁生 氏





因果関係(causality)


2003年11月5日23時より、映画マトリックスの完結編『マトリックス レボリューションズ』が世界同時公開される。 この映画を心待ちにしているファンも多いことだろう。

この映画は三部作で、一作目(1999)『The Matrix(以下、マトリックス)』は仮想世界「マトリックス」につながれていた人間アンダーソンが、救世主・ネオとして覚醒するまでの話。 二作目(2003)『マトリックス リローデッド』は救世主となったネオが人類を救うためにアーキテクト(設計者)と会うまでのストーリーが主要部分を占めている。

二作目ではアーキテクトに会うために「キー・メーカー」という人物を救出しなければならない。 ネオ達は預言者に言われるがまま、あるビルのレストランでメロヴィンジアンという人物に会いにいく。 その会話の中で交わされる話のテーマが「因果関係(causality)」であったことに興味を持った。

「因果関係」とは「いくつかの事柄の関係において、一方が原因で他方が結果であるというつながりのあること(三省堂提供「大辞林 第二版」より)」であり、仏教では「因果応報」という概念がそれにあたるといわれている。

メロヴィンジアンの言葉を借りればこれは不変の真実であり、全てを支配する唯一絶対の真実であると言う。 行動(action)すればその反応(reaction)があるように、原因(cause)と結果(effect)が存在するのである。

また、同じく登場人物であるモーフィアスが「全ては選択から始まる(everything begins with choice)」と口を挟むと、メロヴィンジアンは明確に否定する。 因果関係においては選択の余地すら存在しないと言うのだ。

確かに、結果には必ず原因がある。 この関係は法則として成り立つ。 では、本当に我々には選択する権利はないのだろうか?

ジェームズ・アレンの『AS A MAN THINKETH』の邦訳『「原因」と「結果」の法則』(坂本貢一訳:サンマーク出版:1200円+税)では「原因と結果の法則は、目に見える物質の世界においても、目に見えない心の世界においても、常に絶対であり、ゆらぐことはない」としながらも「あなたは、あなたがなろうとする人間になる」「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」という。

彼のいう因果関係は「心で考えたこと」が原因で「現在の環境」はその結果であるということができる。 つまり、あなたが過去に考えたことが、今につながっていて、あなたが考えたように現在が形作られているということである。

そのような観点に立ったならば、我々は今すぐ心を改めて、新しい未来を思い描き、自分の理想とする未来を創造する権利があると言えるであろう。 未来を変える原因を、今心の中で描くことによって、理想の結果を得ることができるということである。 ここに、絶対的な因果関係の法則が働くのである。

同著には次のようにも書かれている。

気高い夢を見ることです。
あなたは、あなたが夢見た人間になるでしょう。
あなたの理想は、
あなたの未来を予言するものにほかなりません。


ネオ達が「キー・メーカーを探している」と告げたとき、メロヴィンジアンは「それは手段であって目的ではない。 彼を探し出して何をしたいかだ。 目的を理解していることが重要だ」という。 「キー・メーカー」はアーキテクトに会うための手段に過ぎない。

我々は夢や目標を持つが、中には「目的」と「手段」を間違えている人が少なくない。 手段を目的としている限りは大きな力は発揮できない。

目的、すなわち理由が重要である。 メロヴィンジアンは更にいう。

「理由こそが力の源、それを欠けば無力だ」

会社を経営していると「企業理念や経営理念、ビジョンやミッションを定めなければならない」といわれる。 そこには「存在理由(レゾンデートル)」を記さなければならない。 この存在理由を明確にすることが強い企業を築く鍵を握っている。

それと同時に個人レベルにおいても「理由」は重要だ。 「なぜ働いているのか」「なぜ利益を出さなければならないのか」「なぜ営業の電話をかけているのか」「なぜ事務処理をしているのか」非常に単純な仕事においても、そして高度な仕事においても明確な理由を持っているかどうかでパフォーマンスは変わってくるだろう。 作業自体を仕事であると捉え、作業を目的としてはならない。 あくまでもそれは手段であると捉えなければならない。

もし、あなたが誰かに仕事をしてもらいたいときには「理由(目的)」を明確にし、相手に伝えなければならない。

また、自分自身、なぜ存在し、何のために生きているのかという「理由」を明確にしなければならないだろう。

救世主・ネオには「理由」がありそのために行動している。 その「理由」は「使命」と置き換えることができる。 使命とは「与えられた重大な任務」であるから、彼は自分が好もうと好まざるに関わらず、「愛するものを救う」という任務を遂行しなければならないのかもしれない。

だが、結局のところ、「自分自身の主人が自分の心」であるとするならば、使命を下すのは自分自身である。 ネオの最後の行動は映画(リローデッドのシーン)を見た人ならばわかるであろうが、因果関係の法則になぞらえれば、彼の心に起因するものであったと見ることができよう。

「理由」は確かに力の源になる。 まずは目的を明確にしよう。 そしてあなたがやり遂げたい夢に、力が満ち溢れてくるような崇高な理由を掲げてみてはいかがであろうか。

【PV TODAY 増永



オーダーボックス・ドットコムさんが配信されている『注目のWebマスター』というメールマガジンがあります。
こちらは毎回、伸び盛りのネットショップのオーナーさんを取り上げられているのですが、その裏側を知ることができる貴重な情報源になっています。 月商○十万の小規模ビジネスから、すでに○千万にまで達している大繁盛ビジネスまで、さまざまな事例が取り上げられていて、本当に参考になりますね。

お勧めメルマガですので、よろしければ登録してみてください。 その価値はありますよ!

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【編集後記】

『マトリックス』は娯楽映画として純粋に面白いですが、テーマや中身は、なかなか深いなと思いながら見ていました。 三作目『レボリューションズ』も近々観に行きたいと思っています。



【目標】

2003年11月末までにデザイン・システムのリニューアル。

【ミッション】

プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。

【お願い】

これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!







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