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社長の決断とは、やってみなければ分からないことをやる前に決めること
経営者も人間ですから、間違った決断を下してしまうことがあります。
ですから、間違ったと思ってから如何に方向転換するか、軌道修正するか、最善の策を講じる事ができるかが鍵になります。
私も今まで事業撤退などを経験してきましたが、損切りをする勇気は大事だなとつくづく感じます。
自分のプライドや過去の投資にとらわれず、常にそのとき最善と思われる決断をしたいものです。
謝って済むことは、ちゃんと謝れるほうが仲間の信頼も得られると思いますね。

■『
プレジデントライブ in 大阪 』 開催決定!(参加申込を締め切りました)
日時:4月26日(月曜日)20時より
場所:未定(新大阪駅周辺)
参加資格:プレビ読者
参加費:5000円以内
●プレビが『ファン(継続読者)が増えるメルマガ
消えるメルマガ』(高橋浩子著:明日香出版社:1500円+税)で紹介されました。
●プレビに関する記事が日刊工業新聞朝刊に掲載されました(2003年11月19日)
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●本編の発行は祝日を除く月・水・金。
PR号(全面広告)の発行は火・木となります。
●2003年9月7日読者数が3万人を超えました。

■これまでの松井社長へのインタヴューはこちら
vol.132

【増永】 営業マンの廃止やインターネットトレードへの進出といった改革は時代観を背景に確信を持って取り組まれたのでしょうか?
【松井】 確信は常にありません。
全て試行錯誤です。
軌道修正すればいいんです。
社長にとって一番大事なのは思い込みなんです。
思い込みがなかったら何も行動できないです。
なぜ思い込みが大事なのかと言いますと、世の中がどんどん変わっているにもかかわらず、どちらに変わっているか誰も教えてくれないからなんです。
社長の決断というのはやってみなくちゃ分からない事、やってみても暫く経たないと正しかったかどうか分からない事を、やる前に決めることなんです。
これが社長の決断と言うんですよ。
ですから決断する為には思い込みしかないでしょう。
思い込みが全て正しいかどうかを確認するには、やってみないと分からないんです。
従って、思い込んでやってみたけれども途中で「間違えたかな」と思ったら「じゃあ修正しようか」、これが絶対必要なんです。
この修正するということも思い込みですね。
だから全然確信なんてないんですよ。
走りながら考えていくしかないんです。
● 例えば、途中で間違えた時にはどのようにされますか?
私の場合も間違いだらけなんですが、間違えた時に「けしからん」と言われたって、分からない事をとりあえず思い込んでやったわけですから、それが間違いだったと分かった時点でやることは決まっています。
「ごめんなさい」と謝るしかありません。
「ごめんなさい」で済まされるのかといいますと、済まされないのが当たり前の話ですよね。
間違えたらやっぱり責任を取らなくちゃ駄目なんです。
責任を取らなくて済むような間違いだったらそのままやればいいですし、取り返しのつかない間違いをしたならば、それは辞めなくちゃ駄目ですよ。
責任取らなくちゃ駄目です。
それをモニターする事が必要なんです。
社長というものは期間限定ですけど、ある意味では凄い権限を持っている一種の独裁者です。
もし、これが期間限定でなかったり、モニターする制度がなかった場合、本当に単なる独裁者になってしまいますよね。
いわゆる独裁者を決めて、彼の思い込みに従って組織が動くわけですが、そこにはそれを常にモニターしたり、間違えたらすぐに解雇するといった仕組みが必要です。
こういう仕組みこそがコーポレートガバナンスだと私は思います。
ですから、コーポレートガバナンスがない会社というのは間違いなく世の中とギャップが生じて、どんなに社員が優秀であろうと過去の蓄積があろうと、一瞬にしてその会社は終わってしまうんです。
今はそういう時代ですから、一にも二にも三にも「どういう奴を社長にするか」これで会社が決まるということですね。
● 営業マンを廃止しましたけれども、その後の方が収益が高かったのでしょうか?
そうですね、営業マンは一生懸命やっていたんですけれども、何の為に一生懸命やっているのかが問題だったんです。
おそらくお客さまの為に一生懸命だったわけではないでしょうね。
会社の為に一生懸命やっていたんでしょうね。
お客さま側からすれば、それはなんなんだという話になるでしょう。
夜、家で気持ちよくビールを飲みながらテレビで野球のナイター観戦している時に突如電話かかってきて、「株買いませんか、投信買いませんか」というわけです。
こんなの正直言って不愉快ですよ。
有難いなと思うお客さまも中にはいるかもしれませんが、ほとんどが有難くないんですよ。
業者がそんな迷惑なセールスをするためにかけている膨大なコストを、なんでお客さまが払わなければいけないんですか。
そういう事でしょう。
だから捨てたのです。
営業マン廃止は自由化の前でしたが、これは見事に当たりました。
別に価格を下げなくったって、「セールスをしないなんて証券会社があるのか」と、むしろお客さまは増えました。
ましてや、それに加えて更に自由化で価格を下げるわけですから、お客さまがもっと増えるのは決まっています。
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「ごめんなさい」で済まされるのかといいますと、済まされないのが当たり前の話ですよね。
間違えたらやっぱり責任を取らなくちゃ駄目なんです。
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● インターネットに進出し、大躍進された秘訣はどこにありますか?
インターネットはツールに過ぎませんが、これを使わないというのは馬鹿ですね。
でもインターネットを使えば何でもビジネスが成功するなんて思ったら大間違いです。
例のITバブルが崩壊したのもそれでしょう。
何でもインターネットと結び付けてみた、そして、皆インターネットに気がついていないから、一見事業に成功したような気になっていただけでしょう。
一番大事なのは、インターネットがあろうがなかろうが、事業の本質というのを熟知しているかが一番のポイントですよ。
餅は餅屋ということです。
それを知らない人間がインターネットを使って成功させようたって駄目です。
知恵が出てきません。
お客さんの心理が掴めません。
だからくれぐれも間違えないでいただきたいのは、「インターネットを使いさえすれば何か出来る」と思ったら大間違いだということです。
これからは伝統ある会社だって積極的にインターネットを使い始めるでしょう。
そうしたらそちらの方が遥かに強いということを、これから身にしみて感じることになるでしょうね。
● たくさんインターネット証券がある中で勝ち抜いてきた所以は、そこにあるということでしょうか?
彼らは基本的に我々の真似なんです。
新しいものは、彼らの頭の中からは何も構築されていませんよ。
全部松井証券の真似です。
ですから、彼らが松井証券と競争する為には、松井証券よりも価格をさらに下げるしかなかったんです。
ただ、それは確かにお客さまにとっては価格が下がったという事で嬉しい事ですよね。
でもそれをずっと、採算度外視のまま彼らがやり続けたらどうなるかという話になります。
松井証券はこれからもどんどん新しいサービスを提供していきますから、彼らはそれをまた真似していくことになります。
そうすると、松井証券は利益(プロフィット)が出るんですけど、その他はいくらも利益が出せなくなるでしょうね。
そうは言っても、お客さまを取られてしまったらどうしようもありませんので、今年からは競争しようと思っています。
今まではやらなかった価格引下げにも手を付けます。
これが何を意味するかといいますと、「あんた達、知恵を出さないんだったら潰してやるからね」という事です。
堪忍袋の緒が切れたんですよ。
「真似するのもいい加減にしろよ」ということですね。
【続く:2/4】

礼儀正しさに優る攻撃力はない
vol.97-vol.100におけるプレジデントインタヴューにご登場いただいたグローバルメディアオンライン株式会社(東証2部:9449)の熊谷正寿社長が本を書かれた。
プレビの読者の中には、既に同著を読まれた方も多いだろう。
なぜなら、発売後たちまち重版が決定するほど物凄く売れているからだ。
そんな熊谷社長の著書のタイトルは『一冊の手帳で夢は必ずかなう』である。
21歳のときに「社会人」「学生」「夫」「父親」という一人4役をこなす中、苦しい現状に焦りを感じていた熊谷社長は「人生の夢や目標を決めよう」ということで人生ピラミッドや未来年表を書き始める。
当時の手帳に書き込まれたたくさんの夢の中の一つに「35歳までに自分の会社を設立し、上場させる」というのがあった。
そして月日は流れ、35歳と1ヶ月で上場を果たした。
1ヶ月の誤差はあったものの、一見不可能に思える大きな夢を実現したのである。
同著には、そんな熊谷社長の夢をかなえるための秘訣と具体的な方法論が記されているのだが、夢をかなえる秘訣のみならず、ビジネス書としても読み応えがある。
特に経営者としての生活習慣に関する話は非常に参考になる。
主要なテーマは「夢の実現に向けた手帳の実践的な使い方」であるが、同著には熊谷社長の経営の極意から時間管理&時間創造術、仕事術、勉強術、情報収集&情報整理術に至るまで幅広く内容がとても充実している。
今回は、そんな同著に記されている『「できる」人になるための十の秘訣』の中から『礼儀正しさに優る攻撃力はない』というテーマについてお話しようと思う。
ビジネスをする上で最も重要なものの一つに「人間関係」が挙げられよう。
その「人間関係」をよくするために礼儀正しさを身につけることは、相手に不快感を与えず、自分を受け入れてもらうための基本である。
熊谷社長は同著の中で「いかにすばらしい知識と実力を備えていようが、人から受け入れられなければ、せっかくの能力も発揮できない」と書かれている。
さらには、過去に読んだ『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』という本の中で「礼儀正しさに優る攻撃力はない」という言葉を見つけた際、熊谷社長は衝撃を受けたということも記されている。
礼儀正しさが大切なことは承知していたつもりですが、それを『攻撃力』という視点から見たことがなかったからです。
上記が熊谷社長が衝撃を受けた理由である。
ところが、私自身、そんな熊谷社長の「礼儀正しさ」の攻撃を受け、物凄い衝撃を受けたことがあるので紹介しよう。
あれは確か、私が大和証券一年生であった1999年10月のことだ。
ある監査法人主催の上場セミナーの講師として熊谷社長が演壇に立つという記事を見つけたため申し込みをした。
私がなぜ、当時熊谷社長を知っていたかというと、 日経新聞の朝刊に掲載されていた熊谷社長の記事を読んでいたからである。
その記事には「35歳で上場した青年実業家」と書かれてあったので驚いた。
それ以来彼に注目し、機会があればお会いしたいと思っていたのだ。
というわけで、上場セミナーに参加したわけだが、熊谷社長と名刺交換するチャンスがめぐってきた。
運良く、セミナーの後に食事会が催されたのである。
当然、熊谷社長には名刺交換の長蛇の列である。
じっくりお話しするためには最後尾にならぶのがベストである。
故に最後尾になるよう常に人に順番を譲って最後にアタックした。
第一印象は「若くてかっこいい」である。
また、物腰が柔らかく、 話し方がとても丁寧で紳士的だと思った。
私は当時、ある本を書くことになっていたため「熊谷社長、ぜひインタヴューをさせてください」と申し込んだところ「ぜひよろしくお願いいたします」と快くお引き受けいただいた。
これには非常に感激した。
そしてお別れにお辞儀し、その場を離れて振り返ってみると、
「え!!」
私の中に大きな衝撃が走った。
お辞儀をし終わって、私がその場を離れ、しばらくしてから振り返ってみると、そこには頭を深く下げたままの熊谷社長の姿があったのである。
社会人一年目の、単なる一証券営業マンの私に、上場企業の社長が深く頭を下げられている。
しかも、私は熊谷社長より先に頭を上げたうえに早々と立ち去っているにもかかわらず、熊谷社長は未だにお辞儀の姿勢をくずしていないではないか。
上場企業の社長が私に丁寧なお辞儀をしている、それに比べて、私はなんて礼儀がなっていなかったのだろうと思った。
私など足元にも及ばないくらい人間が出来ていると思った。
こんな人が世の中にいるのかとショックを受けた。
これが熊谷社長と私の出会いであり、この日から私にとっての「憧れの経営者リスト」にその名が永遠に刻まれる事になったのである。
実は、ここでは余談となってしまうが、この会場でもう一つの運命的な出会いがあった。
それは株式会社ネットエイジグループの西川社長(現在、弊社の社外取締役であり株主でもある)との出会いである。
(プレジデントビジョンのトップバッターとして登場していただきました。
)
この時点の私は、まさかこのお二人との出会いが、後の私の人生に大きな影響を及ぼす事になろうとは知るよしもなかった。
同著は、事業で成功し夢をかなえたい人にとって、多くの気づきを得られる本である。
私は熊谷社長の経営哲学を自分の経営哲学に取り込みながらがんばっているので、まさにバイブル的な存在の本ともいえる。
ここで、私が熊谷社長のお話や同著に書かれている内容を快く受け入れることができる大きな理由の一つを挙げておきたい。
それは、熊谷社長の人格が非常に優れていると感じるからである。
私と熊谷社長の出会いのエピソードでも分かるように、彼は誰に対しても礼儀正しく、人を惹きつける魅力がある。
単なるお辞儀一つとっても、それが大きな攻撃力になることを私は身を持って体験した。
同著に書かれていることを日々実践されている熊谷社長はすばらしい。
礼儀正しさに優る攻撃力はない
経営者たるもの、相手を尊重する心から礼儀正しさが生まれ、攻撃力が増すことを忘れてはならない。
PS
熊谷社長から私にもブログをやりませんかというお誘いを受けました。
私は今までブログをやったことがありませんでしたので、これを機会に始めたいと思っています。
熊谷社長のブログにご興味がある方は下記をご覧ください。
日々の熊谷社長をチェックできてしまいます(笑)。
★熊谷社長のブログ
http://www.kumagai.com
★熊谷社長のグループ会社のブログサービス
(熊谷社長はこちらをご利用されているみたいですね。
私もこちらを使います。
)
http://www.jugem.cc/
【PV TODAY 増永】
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【編集後記】
できるだけ多くの方にも読んでいただきたい熊谷社長の本を10名の読者の皆様に「私」からプレゼントいたします(笑)。
もし読んでみたいという方は1.ニックネーム、2.お名前、3.送付先を書いて、メールに返信するか、発行元メールアドレスにメールを送ってください。
締め切りは4月11日(日曜日)23時までとさせていただきます。
当選者の発表は4月14日号を予定しております。
たくさんのご応募をお待ちしております!
【2004年のスローガン】
『ヤリキリ』
【目標】
2004年6月末までに読者数5万人を超える。
2004年6月末までによりクオリティーの高いデザインに変更する
【ミッション】
プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。
【お願い】
これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!
【配信日】
本編の発行は祝日を除く月・水・金。
PR号(全面広告)の発行は火・木となります。


プレジデントビジョンに登場した社長へのご質問があれば下記から投稿してください。
発行者が読者の皆様にかわって登場社長に質問いたします。
なお、非常にお忙しい方々だと思いますのでご質問に対しての回答は保障しかねます。
ご了承ください。
なお、質問に対する応えは、メルマガ上か「ご意見・ご感想」による紹介という形でさせていただきます。
(社長への質問とご意見・ご感想を下記から投稿できます)

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