
シンプルに考える
2000年、東証マザーズ(4753)に上場、インターネットをフィールドに幅広く事業展開されている株式会社ライブドア(社名変更前はエッジ株式会社)の堀江社長にインタヴューしてきました。
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【増永】 起業のきっかけはございましたか?
【堀江】 インターネットに出会ったことがきっかけとなりました。
インターネットはコミュニケーションを変え、世界を変えると。
そして、これは商売になると思いました。
● 御社の事業概要を拝見しますと、インターネット上のさまざまなサービスをご提供されているようでした。
初期に手掛けられたビジネスはサイト制作や開発が中心だったようですが。
はじめの頃はそのように見えたと思いますけれども、起業当初からインターネット上のさまざまなビジネスを提供することを考えていました。
私が起業した頃はまだインターネットの普及段階でした。
ですから、まずインターネットを使っていただく事からはじめようと。
当時は、まだ誰の名刺にもメールアドレスが入っていませんでした。
我々も商売ですからお金をもらわなければなりません。
そこでまず企業に対して「パンフレットではなく、ホームページで会社案内を作りませんか?」と売り込みました。
「パンフレットだったら会社案内を変えるのに、年一回しか変えられないかもしれませんが、ホームページならば365日24時間変えられますよ」というのがセールストークになりましたね。
それでみんなお金を払ってくれました。
みんながインターネットを使うようになりますと、その上でビジネスが生まれますよね?我々のビジネスの見え方として、ホームページ制作が最初に見えるかもしれませんが、世の中がまだその段階に過ぎなかったわけです。
最初からイーコマース、IPフォン、金融に関しても視野に入れていました。
ところが、まだインフラも整っていませんでしたので、とりあえず稼げるところをやって、世の中の環境にあわせて事業を立ち上げていったという感じです。
我々の事業は、インターネットのヒト・モノ・カネの仲介をやって、そこから手数料をえる。
シンプルにいうとそうなりますね。
インターネットを使って本当に儲けようと思うと、そこしかないんですよ。
究極的に考えると。
当然、隙間隙間ではそれ以外もあると思いますが、世界一の営業利益を上げようと思うと、そこしかないんですよね。
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知れることは全て知りたい。
世の中には知らなくてもいいことがあるっていわれますけど、私は全てを知りたい。
納得したいですね。
知らないことを知ることって楽しいじゃないですか。
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● 経営理念のようなものはございますか?
特別なものはありませんが、株式会社のあるべき姿は、オーナーに対して最大限のリターンを提供することですから、それが我々の使命です。
● 経営上心掛けていることはございますか?
あるべき姿に持っていくということだけです。
大切な事は「シンプルに考える」ということではないでしょうか。
あるべき論というものがあって、そのために仕組みというものが作られています。
余計な事は考えないほうがいいでしょうね。
例えば会社、会社にはあるべき姿っていうのがあって、特に株主会社のあるべき姿というのは、オーナーのために働く、株主のために働く、オーナーの利益の最大化のために働く。
株式会社というのは、オーナーの利益を最大化するための仕組みですから、そのことだけ考えていればいいわけです。
● 歴史上で特別にモチーフにしている方はございますか?
全くいないわけではありませんが、歴史に学ぶ事は大切で、たくさんの成功と失敗のケースを学ぶようにはしています。
ですから、一人の人に限るという事はありえないですし、過去から最近まで、できるだけ多くの人たちのことを吸収しようとはしていますね。
これまでたくさんの失敗も記録されていますから、それらの失敗を学んでおけば同じ失敗はしないと思います。
● 本は読まれますか?
あまり本は読みません。
累計で100冊くらいじゃないでしょうか。
ただ雑誌はたくさん読みます。
雑誌はコラム形式になっていてエッセンスが凝縮されているんですよね。
そしてたくさんの人たちが書いているじゃないですか。
雑誌ってそれらの集合体なんです。
1ページか2ページの文章にするとなると、その中にエッセンスが凝縮されるんですよ。
本ってページ数を稼ぐために余計な事が一杯書いてあったりしますので、結構内容が散漫になっていることが多いんですよね。
ジャンルとしては幅広く読むようにしています。
● 堀江社長の会社のビジョン、個人的なビジョンをお伺いできますか?
まず、会社としては、「世界一の営業利益を上げる会社にすること」ですね。
個人的には、世の中で知らないことをなくしたいということです。
全てを知りたいということですね。
知れることは全て知りたい。
世の中には知らなくてもいいことがあるっていわれますけど、私は全てを知りたい。
納得したいですね。
知らないことを知ることって楽しいじゃないですか。
● 世界一の営業利益を上げる会社になる目標の時期というのはございますか?
なるはやです(笑)。
【続く:1/2】

四次元の王様 〜 4:人生の密度 〜
「いかに長く生きたかではなく、いかに良く生きたかが問題である」セネカ(古代ローマ帝国の哲学者)
人生はいかに長く生きたかが問題ではないとセネカは言う。
冒頭にあるように「いかに良く生きたか」である。
私は良く生きたいと幼い頃から考えていた。
人にやさしく、人の役に立ち、ワクワクするような夢に向かって、日々情熱的に生きたいと。
すると私はある一つの考えに行き当たった。
「時間を無駄にしてはいけないのではなか」「日々、ぼーっとして時間を浪費してはいけないのではないか」「将来の目標に通じることを今やるべきではないか」と。
このような考えに至ってからというもの、「時間の延長と短縮」というのが私の日々のテーマになっていた。
歴史上の偉人達の伝記を読んでみても、現代の成功者達の記事を読んでみても、多くの人たちが一つの事に多くの時間を費やしている事がわかる。
例えば、信長、秀吉、家康たちは人生を天下取りに費やしているし、世界一の売上高を誇るウォルマートの創業者サムウォルトンも創業してから死ぬまで経営に熱中していた。
一流のピアニストもスーパースターの大リーガー達も幼い頃から修練に時間をかけている。
これらは、偉業を成し遂げる上で「できるだけ早くから取り組む」「できるだけ長く取り組む」「できるだけ最後まで取り組む」ことが、その成功確率を高めることを示している。
と、するならば、やりたいことや、やるべきことにできるだけ長い時間を費やせるようにすることが、一つのコツであるという事がわかる。
私はこれを「時間の延長」と呼んでいる。
簡単な例を挙げてみよう。
24時間で終わる仕事があるとする。
これをAさんとBさんでどちらが早く終わらせる事ができるか競争したとしよう。
Aさんには何の邪魔も入らず一日12時間ずつこなして、2日で終えることができた。
ところがBさんには他の仕事があって、一日6時間しか取り組む時間がとれず、4日かかってしまった。
当然Aさんの勝ちである。
別の例を挙げてみよう。
私は中学時代の中間・期末試験のときに次のように心掛けていた。
私の通っていた中学校では、中間・期末試験のための準備期間が一週間設けられていた。
そのため、一週間前から部活動がなく、授業も午前中だけであった。
私はこの制度を知っていたので、わざと2週間前から試験勉強をしていた。
普通の生徒は勉強があまり好きではないから、大多数がテストの一週間前の準備期間から勉強し始めていた。
彼らは一週間しか勉強しないが私は2週間勉強している。
そうするとテスト勉強に使う総時間は私の方が多くなるから、結果的に私のほうが成績がよくなる。
仕事や勉強の修練において「時間の延長」は非常に効果的である。
純粋に打ち込める時間をいかに確保するかを考えなければならない。
私の場合は2週間前からテレビを見るのをやめたり、テレビゲームをやめたり、問題がなければ部活も休んだ。
どうせ解ける簡単な宿題は母にやってもらっていた。
次に「時間の短縮」について述べよう。
これは成功や目標の達成までの時間をいかに短くするかという話である。
例えば、一人でやると24時間かかる仕事があったとする。
ある人は一人でやるかもしれないが、2人でやれば12時間で終わる場合がある。
そのような仕事をする場合は人数を投入した分だけ時間が短縮できる。
また、機械やコンピューターを利用すればもっと早くできる仕事もあるかもしれない。
現代の建築設計や医薬品開発にはコンピューターが欠かせない。
これも「時間の短縮」を実現する一つの手段である。
人類の発展に最も大きく貢献した概念は「分業」だといわれている。
あなたは土を耕し、作物を育て、収穫したものを日々の食卓にならべているであろうか?あなたの住んでいる家やマンションは、あなたが一人で建てたものであろうか?
私は「これだけは一人でやり遂げました」というような偉業を一つも聞いたことがないし、知らない。
そもそも人は一人では生きていけない。
名選手の陰によき両親や名コーチの支えがあり、偉大な経営者のもとには優秀な仲間や従業員たちがいる。
彼らの偉業を支えた人達の存在が、彼らが物事に集中するための時間を作り出し、分業する事によって、彼一人の場合よりも何倍も早い時間で達成することにつながっているのである。
多くの人たちの共感を得て、多くの人たちに支えられることは「時間の短縮」となる。
壮大な志を持ち、人格に優れ、ひたすら努力する人間が大きな成功を収めるのはこのためでもある。
私は思う、「人生の長さが問題ではない、密度である」と。
仕事に限らず、恋愛や遊びについても同じだ。
あなたが全人格と全人生をかけても悔いはないと思えることに時間と情熱を注ぎ、短くとも濃かったといえるような生き方をしようではないか。
生きた人生の時間当たりの、全身全霊をかけるに値することに取り組んだ時間の割合が、人生の密度だ。
【PV TODAY 増永】
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【編集後記】
"プレジデントライブ in 大阪"を4月26日の夜に開きたいと思います。
詳細は日程が近づいてから再度お伝えいたします。
早速参加の表明をいただいたみなさま、よろしくお願いいたします!

【2004年のスローガン】
『ヤリキリ』
【目標】
2004年6月末までに読者数5万人を超える。
2004年6月末までによりクオリティーの高いデザインに変更する
【ミッション】
プレジデントビジョンのミッションは、一人でも多くの起業家や優れた経営者を生み出すことに貢献し、社会をよりよくしていくことです。
【お願い】
これからがんばろうという人が周りにいたら、このメールを転送していただきたいです!
【配信日】
祭日を除いた月・水・金曜日


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