● それではフリーで3年過ごされて、その後どうされたのでしょうか。
アメリカへ渡りました。
今振り返ってみると、当時渡米した際の目的というのは漠然としていて、むしろ憧れが先行していたように感じます(笑)。
動機は不純であれ、それでも実際に行ってみると、いろいろなことが自分のなかで腑に落ちたというか・・・。
すごく刺激的なことばかりで、それまでインターネットビジネスに大きな関心を寄せていたのは事実なのですが、そうはいってもそれが自分にとって絶対の選択肢だという確信にまでは至っていませんでした。
その再確認ができたということは、自分自身にとって大きかったですね。
あとはアメリカに行ったことで、日本でいかに自分が恵まれた環境にいたかということに気付かされました。
英語もたいして話せないのに、また一から人脈を築いていかなければならない・・・そんな当たり前のことに気付いたり。
● アメリカに渡って、具体的にはなにを始められたのですか。
まず日本料理のカフェを開こうという話があがって、準備をしていました。
結局、良い物件が見つからず話は流れてしまったのですが、このときに再度「インターネットビジネスが好きなんだ」ということと、先ほど申し上げましたように、日本での恵まれた環境に気付かされました。
実際に向こうではリサーチのような仕事をし、そこではいろいろなサービスを見てきました。
ひとつ意外だったのが、アメリカと日本でのサービスを比較してみると、さほど差を感じられなかったことです。
だから、日本でやっているものを海外に持ち込んでもそのまま通用するサービスというのは、きっとたくさんあるだろうなと思ったんですね。
そこで、そういうものを作っていきたいと思うようになったのです。
● アメリカには、どのぐらいの期間行かれていたのですか。
2004年の一年間になります。
2005年には帰国して、会社を立ち上げました。
ここまでくるにはいろいろと経緯はあったものの、最後に出した結論として「もう自分にとってはこれしかない」と思い、会社を作ったのです。
【続く:1/6】