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2007年11月30日 vol.631  
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株式会社イオンフォレスト
代表取締役社長 岩田 松雄 氏

業界が違っても物事の原理原則は同じ

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プレジデントインタビュー

業界が違っても物事の原理原則は同じ


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【増永】 岩田社長のこれまでの経歴を教えてください。

何度か転職をしているのですが、1982年に大学卒業後、日産自動車に入社しました。 こちらには約13年在籍していまして、その間に社内留学制度に合格をしてカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のビジネススクールへ2年間留学していました。

● 最初の会社では、どのようなことをされていたのでしょうか。

日産では、さまざまな業務に携わらせていただきましたね。 最初は生産管理、その次がサプライヤーさんのTQC(Total Quality Control)活動の指導、それから車のセールスマン、フォークリフト部門での購買を経験しました。

ここまでいろいろと経験させていただいたのですが、もっと経営の専門的な勉強をしたいと思い、社内留学制度に手を挙げて留学したのです。

帰国後は自動車部品の輸入部門の担当になりました。 その部門では、日米貿易摩擦の関係から、主にアメリカから車の部品の輸入を行なっていました。 その後、社内公募制度を使い、財務部門へ異動しました。

● 財務部門ではどのようなことをされていたのですか。

財務では、資金調達や金利スワップ、債権流動化、格付け対応などを担当していました。 UCLAで専攻したファイナンスの内容が、そのまま応用できてすごく楽しかったですね。

それから2年ほど資金調達を担当していました。 仕事はおもしろかったのですが、日産にいると経営に近い仕事をするには、まだ20年近く待たなくてはならないと思うと、気が遠くなっていました。 そんな頃にコンサルティング会社にいる友人から、「一緒にやらないか」というお話をいただきました。

そして外資の戦略系コンサルティング会社であるジェミニ・コンサルティング・ジャパン(2003年にはブーズ・アレン・ハミルトンと経営統合)に入社しました。

入社した当時、ジェミニでは、「トランスフォーメーション」―「企業の変革」というコンセプトがよく使われていたんですね。 入社してみて実際に自分が感じたのは、これは日産でやっていたTQCにかなり近いということでした。 ひょっとして日本のTQC活動を焼き直しているんじゃないかと錯覚するくらいに、かなり近いコンセプトを持った会社だったんです。 ここで私は2年経験を積みました。


 
 
 

自分でリスクを抱えつつも意思決定をする・・・そういうポジションで仕事がしたいという気持ちが強くなっていたんです。




● そちらでの経験で、どのような気付きを得られましたか。

物事を論理的に考えること、人を説得するプレゼンのスキル等とても勉強になりました。

2年やってみてはっきり分かったのが、コンサルティングはあくまで主体ではないということでした。 やはり自分でリスクを抱えつつも意思決定をする・・・そういうポジションで仕事がしたいという気持ちが強くなっていたんです。

その頃、良いお話をいただきまして、日本コカ・コーラに移りました。

4年間の勤務のうち、最初の2年は資材購買を中心とした業務を行っていました。 たとえば飲料缶やダンボールの調達などでは、アメリカ本社からも注目されるぐらいコストを大幅に低下させるという実績を出しました。

これには日産の購買での交渉スキルと、ジェミニでのコンサルとしての分析スキルを活かせました。 やはり業界が違っても物事の原理原則は同じという印象を受けましたね。

● そのほかには、どのようなことをされていたのですか。

後半の2年は調達の効率化を目指し、集中購買を目的とした会社を作りました。 そもそも各ボトラー(たとえば東京コカ・コーラ、近畿コカ・コーラなど)が、それぞれ別々に缶などを調達していたんです。 私自身はコカ・コーラの本社にいたので、もしこれらのボリュームを一つにまとめていけば、大幅なコスト低下につながるはず―つまり、「ボリュームディスカウント」―と考え、集中購買を徹底していったのです。

● いつ頃から経営に関心を持つようになられたのですか。

もともと日産に入社したときに「私は、日産自動車の社長を目指して頑張ります」と宣言していたんです(笑)。

だから経営に対しては非常に興味があり、経営面をもっと勉強していきたいとずっと思っていました。

コカ・コーラに勤めることは、ブランド的にも認知度は高いですし、それなりに満足のいく待遇でもありました。 しかし、待遇が良いからといってこのままコカ・コーラに勤続していては、アトランタ本社主導のコカ・コーラでは経営については学べないと感じました。

そんなとき、またしてもタイミング良く、ヘッドハンティング会社から話をいただいたんです。 それはプリクラで一世風靡したアトラスという会社からで、社長室長いずれは社長へというお話でした。

ただ当時の会社状況はプリクラブームで上場したものの3期連続の赤字続き、創業者が後継者を探しているという状況でした。

この話をいただいて、正直半年ぐらいは迷っていました。 捨てるには惜しい、コカ・コーラというブランド・・・。 しかしその迷っている間ずっと創業者に「白紙のキャンバスに自由に絵を描いてくれ」と口説かれていまして、最後には「そこまで言っていただけるのなら、お願いします」という感じでお引き受けしました。

そのときに考えていたのが、今後この10年ぐらいの間に、専門経営者マーケットが確立するであろうということでした。 つまり、プロの経営者に対するニーズが出てくるのではないかと思っていました。

アトラスに入社して仮に失敗をしたとしても、その経験自体は絶対にプラスになるじゃないですか。 けれども、そのままコカ・コーラにいればそうした経験は積めません。 上場企業でもあり、すでに200億円以上の企業規模でもあったので、思い切ってアトラスに飛び込むことを決意したのです。

【続く:1/10】


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起業家物語


頂戴した感想の紹介



みなさま、いつも起業家物語をお読みいただきまして、誠にありがとうございます。 先々週、ついに起業家物語の第一部が完結しました。 100回とは長かったですよね(笑)。

さまざまな場面でプレジデントビジョンの読者の方にお会いするのですが、「いつも『起業家物語』を楽しみにしています」と声をかけていただくたびに「次週もがんばって書くぞ」とパワーを頂いています。 それらが原動力になってここまで続けてこれたのだなと思います。

最終回を迎えた際に「次は頂いた感想をご紹介して、ちょっと休憩をさせていただきます」といったように書かせていただきました。 そして、「感想をいただければ幸いです」とお願いしたところ、たくさんの感想を頂戴いたしました。 心から感謝しています。

できるだけ、皆様から頂いた感想をご紹介していきたいと思いますので、年内の金曜日は頂いた感想のご紹介と私の感謝の気持ちをお届けします。 そして、来年の金曜日号の一回目から『起業家物語第二部』をスタートさせたいと思います。

 

では、一番最初に頂戴した感想をご紹介いたします!

 

★ ★ ★ ★ ★

 

こんにちは。

初めてメールさせていただきます。 毎号楽しく読ませていただいております。

起業家物語第一部お疲れ様でした。

すごく濃い内容でまた心の葛藤が伝わってきていろいろと考えさせられる内容でした。

 

私は今ドイツに住んでいるのですが、この11月1日にちょうど友人と会社、というかワイナリーを一緒に立ち上げたばかりなのです。

そういった状況を自分なりに置き換えて読ませていただいておりました。

パートナーは日本人初のワイン醸造家資格をドイツで取得した人間で、数年来の付き合いでした。

彼とは、もともとは同じ会社で働いていたのですが、偶然ロールスロイスの誕生秘話(チャールズ・スチュアート・ロールズと技術者のフレデリック・ヘンリー・ロイスの2人がマンチェスターのバーで「世界最高の車を作ろう」というところから始まったという話)を2人で話しているときに、

よし。 我々2人でドイツ人をうならせるドイツワインを造ろうと夢を語りあって、いつか夢を実現しようということで、「R&R」計画と名づけ、彼は醸造家としての資格を目指し、私は実務を勉強するという方面にわかれ、今回ようやくスタートを切れたというわけなのです。

増永さんの苦労に比べればまだまだ全然ですが、やはり一番大事なのは夢を大きく持つことだなとあらためて思っています。

それとより多くの人と喜びを分かち合えればなんとかなるんじゃないかなと思っています。

いつの日か胸を張って、増永さんにお会いできる日を夢見て頑張っていきたいと思っております。

これからも楽しみにしております。

お体に御自愛しながら頑張ってください。 応援しています。

北川 秀臣

 

北川さん、新しい会社のスタートおめでとうございます!!!!!!!!!

『起業家物語第二部』は、ちょうど北川さんのように私も会社を設立したところから始まります。 きっと、私が直面したような困難にも遭遇されると思います。 私は、まさかあんなに大変になるとは思ってもみませんでした(笑)。

でも、考えて考え抜いて行動し続ければ、不思議と突破できるものです。 もう「幸運」以外の何物でもない突破の仕方を何度もしてきました。 ですから、もう二度と起業したくはありません・・・。

会社を設立すると、やはりよく世間でも言われているように「継続することが大変」だと思います。 私は何度も大変な思いを繰り返しています。 しかし、はやりあきらめないことが大切ですよね。 私はこの7年間で「夢」の大切さを身に染みて感じています。

私からしますと、日本で起業した私よりもドイツで起業された北川さんのほうが凄いと思います。 そして「ドイツ人をうならせるドイツワインを造ろう」という夢はとっても輝いています。 ちなみに私が最初に掲げていたのは「世界最強の会社を創ろう」でした。 今から考えると艶がありません(涙)。 ぜひ、北川さんのその夢をかなえていただきたいと思います。 私も宇宙一を目指して続けてゆきます。

私がドイツを訪れる際にはぜひご一緒して、北川さんの作られたドイツワインで乾杯させていただきたいと思います。 プレジデントビジョンの取材もさせてください(笑)。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

★ ★ ★ ★ ★

 

高崎経済大学地域政策学部4年次の高木潔明と申します。
  
今年の2月から増永社長の起業家物語を読ませて頂いておりました。 それから毎週金曜日になるのが楽しみでしょうがなかったです(笑)
  
私は御社と出会う前には将来起業しようと考えておりました。 理由は人を本当の意味で大切にしている企業なんてないと考えていたからです。
  
だったら自分自身でそういった会社を創ってしまえと考えていました。 しかし、御社の説明会に参加したり、この起業家物語を読ませていただくことで増永さんの考えを知ったりするようになり、この考えはなくなりました。
  
いつも感じていたことは、増永さんがかっこいいということです(笑)
  
とても楽しく読ませて頂いておりました。 第2部も楽しみにしております!

 

高木さん、いつも楽しみにしていただきありがとうございます。

高木さんのおっしゃるような「人を本当の意味で大切にしている企業」というのはなかなかないんですよね(汗)。 もちろん、会社は営利組織ですから利益の追求も大事です。 でも、利益を出すことだけが目的になってしまったら、きっとこの社会はよくならないと思うんです。 人間が生物だからといって生きることだけが目的ではないように、やはり自分もまわりも幸せにできる存在でありたいと願います。

私が大好きな言葉があります。

存在するものだけを見て「なぜそうなのか」と考える人もいるが、私は存在しないものを夢見て「なぜそうでないのか」と考える。 チャンスがなかったと言う人は、おそらく一度もチャンスをつかまなかったのだ。
- ジョージ・バーナード・ショー -

私は、世の中で常識になっている会社というものを見ていて「なぜそうでないのか」と考え続けていました。 そして、「どうすればそうなるのか」を考え、実行に移しました。 結果として『宇宙一愛される経営』にまとめたような会社を創ることが出来ました。 この私の本を読んで「そんなことがあるはずはない」とおっしゃられる人がいますが、すべてが実話であり、すべてが実現済みの事実であるにもかかわらず、信じられないようです。 そういう方はせっかくのチャンス(『宇宙一愛される経営』を読み、そこから学べるチャンス)をつかまない人なのでしょう。

ぜひ、高木さんにはチャンスをつかみ取っていただきたいと思います!

 

★ ★ ★ ★ ★

 

ありがとう!いつも読ませて頂いております。
(今の自分への励みに)

再会できる日を楽しみにしています!

追伸:10月より上席次長兼○○○課長となりました。
引き続き熱い会社をサポートしていく所存で。

某先輩

 

某先輩、いつもご指導賜っております。 感謝しております。 若干、メールするのをためらうほどです(笑)。 これからもあたたかく見守ってください!!時価総額100億円にこだわります!

 

★ ★ ★ ★ ★

 

金子です。 お疲れ様です。
いつも起業家物語の執筆、お疲れ様です。
第一部完おめでとうございます!

「ところで、もしよろしければこの長かった『起業家物語』の感想をお寄せください。 」

細かいエピソードではなく、大枠の感想をします。

以前も話したと思いますが、「社長はいろいろと苦労や失敗をして、二度とそれを繰り返さないという努力の中で向上してきたのだ」ということを起業家物語を通じて知りました。

起業家物語を読むまで、僕は社長は生まれた時から天才だと思っていましたので(笑)。

社長と比べると僕はかなりお気楽な人生を歩いてきました。
僕の運命に感謝します(笑)。

いつも思いますが、社長の思考耐性はすごいですよね。 難解な問題は必ずループに陥りますが、社長はループ思考をあきらめることなく、無限ループを繰り返しながら、結論を導かれます。 故に指示を受ける側の僕も常に安心できます。

第二部以降も頑張ってください。

 

金子さん、感想ありがとうございました!

もし、金子さんと一緒に起業していなかったら今のライブレボリューションは存在しません。 いつも、支えてくださり感謝しております。

金子さんと出会ったのが『起業家物語第一部』の終盤でした。

私はよく「増永は変わっている」と同級生たちから言われていました。 独特の思考法を持っていたからだと思います。 そんな変わり者の私と一緒に起業してくださり、私は変わっているだけではなくて、ツイているようです(笑)。

やはり、「何をやるか」も大事だとは思いますが「誰とやるか」はもっともっともっと大事だと思います。

ライブレボリューションという企業はまだまだこれからです。 金子さんの力が必要です。 ぜひ、共にライブレボリューションを「宇宙一の企業」にしましょう。 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

★ ★ ★ ★ ★

 

こうして、年末に向けて皆様から頂戴した感想を紹介していきたいと思います。 もし、「今からでも」という方は感想をお寄せください。 可能な限り掲載していきたいと思います。 既に、感想をお寄せいただいた皆様、年内のうちに掲載させていただきますので楽しみにしていてください♪



●毎週金曜日に連載する増永寛之著『起業家物語』のバックナンバーはこちら



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編集後記

元第一生命、過去4年間に約4000名もの生保レディーや社外のビジネスパーソンに向けて、営業スキルや目標設定に関する講演や研修をされてきた祐川京子さんが書籍:『夢は宣言すると叶う〜自分を動かすアファメーション』を出されました!この本に先立って出されている『ほめ言葉ハンドブック』(本間正人、祐川京子共著)は13万部以上も売れている大ベストセラー!今や本業であるベンチャーキャピタリストの仕事と執筆活動で大忙しです。

そんな祐川さんの『夢は宣言すると叶う〜自分を動かすアファメーション』を読ませていただいたのですが、成功する人たちの成功する秘訣がたくさん書かれていて感動しました。 私自身も意識して夢を宣言してきたこともあり、共感できることばかりでした。

同著の中で書かれているエピソードの中に、元巨人軍の中畑清さんが現役時代に「絶好調」を口癖にしていた理由の話がありました。

たしか、「試合に出場しなければ、ヒットを打つこともできない。 1試合でも1打席でも出番を多くするために、監督から調子はどうだと訊かれたら『絶好調です』と即答して、チャンスをつかむ努力をしていた。 そこで弱気に『まあまあです』と中途半端に答えると、監督に使ってもらえないから・・・」というような話をされていました。

こういうの大事ですね(笑)。 「絶好調」が代名詞になるくらいまで徹底すると「絶好調男」になりますよね!

先日、岡山で中古車屋さんをしているかげさん(ライブレボリューション創業者の一人)とスカイプで電話をしていたとき、「社長が『宇宙一』を宣言しているのは凄いことですよ。 『宇宙一』って、普通の経営者だったら恐れ多くて死ぬまで口に出来ない。 たとえ口にしたくともね。 その点、社長はそれをさらっと口にし続けているから『宇宙一』といえば『増永社長』というようになっていますね。 よくうちのお店にきたお客さんが『宇宙一を目指してがんばってください』っていってますよ」と話してくれました。

さて、あなたの代名詞はなんですか?

同著によると「アファメーション」とは、直訳で「断言」「肯定」とあり、アファメーション関連の文献では「自己宣言」「自己暗示」「前向きな自己宣言」「肯定的自己宣言」などと表記されているそうです。

おそらく、生きているとくじけそうになることもあると思います。 「本当に宇宙一になれるのかなぁ」みたいな(笑)。 でも、敢えて口にすることに意味があるわけです。 ぜひ、どう著を参考にしてアファメーションしてみてください。 文例がなんと700もついていますし!

祐川さん、感動をありがとうございます!

夢は宣言すると叶う〜自分を動かすアファメーション




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株式会社イオンフォレストの岩田社長にお話を伺ってまいりました。 さまざまなキャリアをつまれ、まさにプロの経営者といったオーラを感じました。 しかし、それは威圧的なものではなくて、人を包み込むような印象を受けました。 優れたコンセプトで展開している同社のブランドを更に飛躍させるための取り組みをお伺いすることが出来ました。

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